2011年12月10日
日本語ソネット練習です。
一番から描き続けている旅は、早くも
最終目的地に到着します。
ソネットは連詩の形で物語を綴るのに
よく使われたりしています。そこで
自分もそんな様な事をやってみようと思い、
続き物にしてみたのですが、
もともとストーリーを用意していた訳ではないので
この先どうしようか、何番まで続けようか、
まだ決めてはいません。
また、10音が日本語のリズムとしてどうか、
という問題もあり、七五調の12音で脚韻14行の
ソネット形式ではリズム感は大分違うのか、
12音ソネットの試み、として
挑戦してみようとも思います。
そろそろ行番号は卒業します。
四番
たどりつく 目的地
悲しみも 喜びも
苦しみも 幸せも
消え去る安らぎの地
たどりつく抜け殻たち
静けさが 怪しくも
おごそかに迎える でも
そこはすべての終焉の地
生(せい)の穢れを 洗い
清め 記憶をすべて
虚無の中に捨て去る
死の静寂を まとい
着て 本能をすべて
虚無の中に葬る