漢詩にも諷喩というジャンルがあり、当世の政治や世相を批判する内容を謳い上げました。時には詩人が失脚したり命を落とした点も似ています。日本にも落首があって、面白おかしく御政道を皮肉ったりしました。こういう文化は洋の東西を問わず育つもののようです。
それにしてもローマの諷刺詩は過激で長いですね。
毒舌は当たり前なので、こういうのを沢山読むと相当性格が悪くなりそうですが、既に相当ひん曲がっている私のような人間は大丈夫でしょう。古いので研究書も沢山出ていて優秀な訳を読む事も出来、語学と詩の勉強の題材としては極めて優秀だと思います。
では、こんな詩が書けるか、あるいは書きたいと思うか、というと、それはちょっと。。。内容的には自分なら散文で書くところです。実際似たようなものを書いてますが。詩文に乗せる主題はもう少し違ったものを選びたいです。