ぴよくん谷のクラフト仲間

粘土大好きぴよくんです。
季節感のある暮らしを楽しんでいます。

安達太良山への思い

2013年11月20日 | 雑談
先日の日曜日が珍しくお休みでした。

なにげに テレビをつけたら 安達太良山を歩く番組でした。
懐かしい風景に 見入っていました。

『あれが阿多多羅山(あたたらやま)
あの光るのが阿武隈川(あぶくまがわ)』

ではじまる千恵子抄。
紹介された一節も私の大好きなフレーズです。

『智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。』

私の見てきた安達太良山の上に広がる澄み切った青空です。

安達太良山には、3回登りました。

1回目は、中学校の遠足で。
2回目は、高校生の頃、中学時代のクラス会で。
3回目は、職場の同僚と。

3回目の安達太良が一番印象的です。
まだ、20代のころの 6月28日。

梅雨時で、放射線科の技師さんたちと一緒に登る予定でした。
前日まで、土砂降りの雨で 中止とのお知らせ!

え~、楽しみにしていたのになぁ
とりあえず 行くだけ言ってみましょうよ。
と、せがんで 朝6時に集合しました。
雨は、降っていませんでしたが、集まったのは、私のほかに二人だけ。

でも、登山口まで行ってみると、どんどん晴れあがってきます。
塩沢登山口から渓流の横をのぼって、
途中のコースがうろ覚えですが、鎖のある急な坂や
滑りやすい 道をようやっと登ると
急に視界が開け、しゃくなげが一面に咲く
美しい風景と出会えたのです。

福島県の花、ヤエハクサンしゃくなげかな?
みあげると 抜けるような 青空。

そのシャクナゲ平を抜けると 頂上は 間もなくでした。
昨日までの 雨のせいか 私たち以外は ほんの少数しか
登っていないようでした。

頂上で、お湯を沸かし チャルメララーメンを作って食べました。
ネギも具のない、素ラーメンです。
最高においしいラーメンでした。

今でも、私にとって忘れられない味です。