御茶壺橋横の「御感の藤」が見ごろを迎えている。
お城のつつじはまだ咲き始め
日に日に緑が濃くなる菖蒲園。
色によってはかなり咲いてる
今週は雨の予報が多いので
貴重な快晴日だった昨日(4月25日)は花見客が多かった。
この藤は江戸時代末期に市内板橋に住む森元市藏氏
が藩主大久保侯から拝領し、
明治になり浜町の西村元吉氏に譲られた。
皇太子時代の大正天皇が小田原御用邸に来られた折に、西村邸前で馬上から満開の藤を鑑賞しお褒めになり、以来「御感の藤」と呼ばれるようになった。
大正11年に小田原保勝会により御茶壺橋横に移植された。
その際、元々2株だったのをもう1株増やして現在に至る。
だから樹齢は150〜200年ということになる。
私は祖父から
浜町から御茶壺橋への「御感の藤」大移動騒動の話を聞いたことがある。
祖父自身が目撃したのか、誰かから聞いたのか思い出せないのだけど
新道(祖父のいう国道)の車やら馬やらを全部通行止めにして大変な騒ぎだったそうだ。
お城のつつじはまだ咲き始め
日に日に緑が濃くなる菖蒲園。
手前は紫蘭。
色によってはかなり咲いてる
2年続けて中止となってる北条五代祭りは今年は規模を縮小して5月3日に
「北條五代 歴史と文化の祝典」
というネーミングで開催するそうだ。
パレードは観覧はできずオンライン配信のみ、ということでちょっと寂しいけど
小田原の街も徐々に通常に戻りつつある様子でホッとしている。