昨今の映像作品は予算が厳しくて、
流してしまうプロダクションも多いが、私はこだわりを捨てたくない。
ただし、自分のお金で作っているわけではない。
お客さまのお金でお客さまの想いを形にしている。
だから作品ではあるが商品でもある。
その辺の兼ね合いが微妙に難しい。
そのためスポンサーとガッツリ組むことにしている。
ガッツリ組まない限り、わからないことだらけ。
「だってお客さまの意向ですよね」なんて言い訳を
プロがしちゃいけない。言った言わないは恋人の痴話喧嘩、
お金を貰って形にしているのだから言い訳無用、問答無用。
しかし中には「金を払ってるのだから言う通りにしてくれ」と
スポンサーからストレートパンチをかまされることもある。
スペック的にも想い的にも負けたくはありません。
一人の男として映像屋として譲れないものがある。
その想いの声は心の中でのみ。
「クソ野郎にだけはなりたくない」と声には出さないが、
あきらめないし、ましてや途中で匙を投げたりはしない。
あくまでもガッツリ組む。 . . . 本文を読む