株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
会社のこと、仕事のこと、プライベートのこと、あれこれ書いています。

その93.キラキラよりもギラギラしていたい

2013-04-22 21:34:04 | 制作会社社長の憂い漫遊記
忙しさにかまけて2月からお休みしていたブログを再会します。
すでに4月も終盤になるので約3ヵ月お休みいただきました。
その間、実に様々な事柄も起こったのですが、
大好きな座浴をする時間さえなく、帰宅してはバタンQという有様。
30年強も監督をしてきたが、この3ヵ月間の仕事本数と仕事量は
ハンパなくエゲッナイ状況であった。
25年ほど前、フリーに成り立てで
ペースがつかめぬまま仕事を受けすぎ、不眠不休もあったが
この3カ月間のバタバタは処理量からすると段違いの忙しさだった。
にもかかわらず坦々と進められたのは経験に他ならない。
忙しいとは言え時間に追われただけで精神的には余裕があり、
忙しさの中でも工夫や知恵を出そうと
いくつかの試みにもチャレンジした。
本来ならもう少し流しても不具合はなかったが、流さなかった。
どうやらチャレンジするエネルギーは残っていたようだ。
しかし残り少なくなったエネルギーをなおも酷使して
この状況をあと1ヶ月続けねばならない。
パンクラスの45歳・鈴木みのるは、
25歳のレインメーカー・オカダカズチカをチマチマと攻めて続け
最後は天下の宝刀・ゴッチ式のファイルドライバーで広島の地に沈めた。
オカダはピクリともせず、3カウントを記憶の遠く彼方で聞いた。
その勝利インタビューで鈴木は
「オカダは俺が25歳の時よりプロレスがうまくてキラキラしている。
だが俺が25歳の時の方がギラギラしていた」と名言を吐いた。
年齢を超えた気力、パワー、そして海千山千の経験が勝利をもたらした。
危なげない勝利だった。
鈴木よ、今の方がギラギラしてるぜ!
それはさておき、私と呑みたがっている可愛いスタッフや、
私のカラダを思う?家族には申し訳ないが、
もうしばらくお客さまの笑顔の為に鞭打ち頑張りますので
よろしくお願い致します。


岡山の入社案内DVDに続き山内カメラマンを指名

さて本年2月にクランクインした三重に本社を持つT社の
入社案内DVDの久方ぶりの取材が4月21日~22日に行われた。
田植え時期をひたすら待ち続けて今回が第2回目のロケとなる。
この入社案内DVDは約半年かけて撮影するものの、
全撮影日数はわずか5日間の予定で、
これで都合3日間済んだことになる。
完成は本年12月で、使用は来年からになるが、
今年5月の採用説明会でも使いたいとの要望を受け、
一旦3日間のロケ素材で編集する。
ナレーションは監督の私自ら行ない、音楽はナシ。
まぁ巨匠自らのナレーションなので相当高くつきますよ…なんてね。
と言うわけで、私の休みはまたも1ヶ月延長となった。

私がまだ駆け出しの頃はフィルム全盛期で、
20年掛かりで記録を取るなんて作品もあり、
監督やカメラマンの中にはプロデューサーと折り合いが悪くなり
「途中降板」なんてのはザラで、途中で亡くなったなんてこともあり、
結局監督が2~3人変わるという超大作もゴロゴロあった。
撮影日数こそ少ないが1年掛かりとなると
モチベーションを維持するのが大変だ。
しかしそこは私のことだから水面下ではジタバタしつつも、
表情はあくまでもニコニコ。
秘打「白鳥の湖」で快音を響かせることに違いない。
もちろん私は監督兼プロデューサーなので、
途中で折り合いが悪くなるという心配はない。ご安心を(^^)

大阪を朝5時半に出発。
今回も岡山編に続いて山内カメラマンと川村助監督の三人旅。
効率を考え予算を鑑み、一泊二日で
鈴鹿→松阪→四日市と移動しながら撮りまくる。
朝8時、鈴鹿に入った頃には雨は上がったものの
風が強く滅茶苦茶寒い。
震えながら、昼飯はラーメンで温まり、また寒風吹き荒ぶ現場へと。

刻々と撮影項目は消化しているが何だかピリッとしない。
取材物は現場に出てみなければわからない、いわゆる「みずもの」。
いくら用意周到に策を練り、段取りをしても、天候に加え、
被写体のノリやキャラで策をいとも容易にドンデン返ししてくれる。
悪く転べば、良く転ぶこともある。
その日に会ってその日に撮影するので、
カンが悪い監督やカメラマンなら仕上げで地獄を見ることになる。
私も幾多の修羅場をかいくぐってきたので、
ヤバいと感じたらヤバいなりに撮る。また撮れるように仕掛けもする。
まぁ「満足」とまではいかないが今日は70点か?
他の素材次第では十分100点に引き上げることも可能だ。
これほど風が強いと待っても事件は起こらないと判断し、
鈴鹿を後にして松阪に移動することにした。

今日は雨から一転し晴れたにも関わらず強風が吹き、
どちらかというと悪い方にサイが転んだが、
明日にまでズルズルと悪い流れを引きずっておれない。
夜は久方ぶりに仕事をしたら、
知らぬ間に痔持ちになってしまった山内カメラマンを元気づけるため
松阪肉の焼肉を食う。
これで明日は良い方にサイが転ぶハズだ。

翌日、サイは転んだ。どっちに?それはまた明日のブログで。

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