1月12日からの3連休も休めそうにはないことを見越して
「えべっさん」に行ってきた。
関西人には恒例の1月9日~11日は「えべっさん」。
西宮戎、今宮戎、堀川戎がメジャーだ。
神戸に住んでいた頃は西宮戎に行っていたが、
大阪に転居してからは、JR野田駅近くにある野田戎に行っている。
ちょっとマイナーだが、狭い参道に露店が並び風情がある。
例年は笹を買うのだが、今年は熊手を買った。
熊手は福をゴッソリ掻き集めるとのことなので、
当社のV字回復を願い、今年は熊手にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/37/c8cacfad204c8fe66a192622698bb162.jpg)
(熊手2千円ナリ)
参拝の帰り道にJR野田にある「京都王将」に入った。
おせちに七草粥とアッサリ系で過ごしたせいか、
無性に餃子が喰いたくなった。
餃子の宇都宮などとテレビのバラエティーでは取り上げるが、
関西人はやっぱり餃子の王将だ。
入店すると参拝客で込んでいたので、カウンターに座る。
調理場、配膳場と客席はカウンターで仕切られている構造なので、
カウンターに座れば従業員の動きが丸見えだ。
超ベテランのA料理長?が、ほぼ全ての料理を
2つのガスコンロを駆使して作っている。
ラーメンを一度に4つほど湯がくことができる器具を挟んで、
揚げ物と餃子を作る中堅のB副料理長?がいる。
あとは配膳 兼 盛付け 兼 接客係として中堅のCとDと、
大学生かと見えるほどの若手E、洗い場の若手F、
そしてボーとしているだけのホールアルバイトG嬢。
動きも表情もアルバイトと一目瞭然のG嬢をなぜ雇わねばならないのか、
働きぶりを見るだけでは皆目わからないが、
紅一点=ヒロインというポジションで
男どものやる気の源と位置付けておこう。
素晴らしいのは、配膳 兼 盛付け 兼 接客係として動く
中堅C・Dの動きである。
2人はとにかく休むことがない。かなり広い視野で店全体を見ている。
言うまでもなく「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と
客に対しても見えている。
こういう人は、繁盛店にはたいてい1人はいるものだが、
この店には2人いることになる。
一応、それぞれの役割は分担しているのだろうが、
2人は調理場、ホールに加え、洗い場まで守備範囲を広げているので
一目見ただけでは誰がどの役割なのかわからない。
それほどC・Dの守備範囲は広い。
例えば…Dは配膳が済み、ふと気になったのか
守備外のラーメンスープ用の大鍋からガラを取り出し、
明日の仕込みのために洗剤をつけたタワシで中を洗い始めた。
しかし横目でA料理長が手一杯と見るや、
お客さまを待たせてはならじと、大鍋洗いを中断し、
2つあるA料理長の中華鍋のひとつに、
油を敷き、材料までぶち込んでいる。
もちろん味付けや仕上げはA料理長にバトンタッチするが
「そこまでするか!」という動き振り。
ふと見るとCが洗いかけの大鍋をDが洗っているではないか。
それを確認したCは、A料理長の汚したステンレス台に水を掛け洗っている。
本来はA料理長の守備範囲をCがこなすので、
年配のA料理長も気分よく、休むことなく、
ブーたれて不機嫌な表情もなく、ひたすら料理を作り続ける。
このC・Dを見て育てば、若手E・Fもボーとはしておれない。
確かに若手と侮れない動きをしている。
しかも「それは俺に任せて」とばかり時折アイコンタクトをC・Dに送り、
実に楽しそうに働いている。
A料理長もB副料理長もE・Fの動きを見て、
時折声掛けもするし、笑顔も見て取れる。
全てはC・Dの視野が広く、守備範囲が広いことに起因している。
わずか30分の観察なので細部まではわからないが、
強いていうならA料理長の仕事が荒く不衛生なこと、
G嬢の笑顔がなく可愛げがないことが挙げられるが、
中堅C・Dとそれにつられるように働く若手E・Fの動きや表情は、
一見の価値がある。
会社がこんな風に回れば絶対に業績は上がる。
チームワークというか、中堅が組織に成すべき有り様を感じた。
ゆえに若手E・Fもチームの一員として高速回転し、
結果的には「ワン フォー オール、オール フォー ワン」の体を
見事に成し得ている。
次回当社の打ち上げはこの王将で行い、
C・D・E・Fの動きをぜひ観察させたいと、社長の私は思う。
今日は野田のえべっさんで、思わぬ福を頂いた。
商売繁盛で笹持って来い♪
商売繁盛で笹持って来い♪
「えべっさん」に行ってきた。
関西人には恒例の1月9日~11日は「えべっさん」。
西宮戎、今宮戎、堀川戎がメジャーだ。
神戸に住んでいた頃は西宮戎に行っていたが、
大阪に転居してからは、JR野田駅近くにある野田戎に行っている。
ちょっとマイナーだが、狭い参道に露店が並び風情がある。
例年は笹を買うのだが、今年は熊手を買った。
熊手は福をゴッソリ掻き集めるとのことなので、
当社のV字回復を願い、今年は熊手にした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/37/c8cacfad204c8fe66a192622698bb162.jpg)
(熊手2千円ナリ)
参拝の帰り道にJR野田にある「京都王将」に入った。
おせちに七草粥とアッサリ系で過ごしたせいか、
無性に餃子が喰いたくなった。
餃子の宇都宮などとテレビのバラエティーでは取り上げるが、
関西人はやっぱり餃子の王将だ。
入店すると参拝客で込んでいたので、カウンターに座る。
調理場、配膳場と客席はカウンターで仕切られている構造なので、
カウンターに座れば従業員の動きが丸見えだ。
超ベテランのA料理長?が、ほぼ全ての料理を
2つのガスコンロを駆使して作っている。
ラーメンを一度に4つほど湯がくことができる器具を挟んで、
揚げ物と餃子を作る中堅のB副料理長?がいる。
あとは配膳 兼 盛付け 兼 接客係として中堅のCとDと、
大学生かと見えるほどの若手E、洗い場の若手F、
そしてボーとしているだけのホールアルバイトG嬢。
動きも表情もアルバイトと一目瞭然のG嬢をなぜ雇わねばならないのか、
働きぶりを見るだけでは皆目わからないが、
紅一点=ヒロインというポジションで
男どものやる気の源と位置付けておこう。
素晴らしいのは、配膳 兼 盛付け 兼 接客係として動く
中堅C・Dの動きである。
2人はとにかく休むことがない。かなり広い視野で店全体を見ている。
言うまでもなく「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と
客に対しても見えている。
こういう人は、繁盛店にはたいてい1人はいるものだが、
この店には2人いることになる。
一応、それぞれの役割は分担しているのだろうが、
2人は調理場、ホールに加え、洗い場まで守備範囲を広げているので
一目見ただけでは誰がどの役割なのかわからない。
それほどC・Dの守備範囲は広い。
例えば…Dは配膳が済み、ふと気になったのか
守備外のラーメンスープ用の大鍋からガラを取り出し、
明日の仕込みのために洗剤をつけたタワシで中を洗い始めた。
しかし横目でA料理長が手一杯と見るや、
お客さまを待たせてはならじと、大鍋洗いを中断し、
2つあるA料理長の中華鍋のひとつに、
油を敷き、材料までぶち込んでいる。
もちろん味付けや仕上げはA料理長にバトンタッチするが
「そこまでするか!」という動き振り。
ふと見るとCが洗いかけの大鍋をDが洗っているではないか。
それを確認したCは、A料理長の汚したステンレス台に水を掛け洗っている。
本来はA料理長の守備範囲をCがこなすので、
年配のA料理長も気分よく、休むことなく、
ブーたれて不機嫌な表情もなく、ひたすら料理を作り続ける。
このC・Dを見て育てば、若手E・Fもボーとはしておれない。
確かに若手と侮れない動きをしている。
しかも「それは俺に任せて」とばかり時折アイコンタクトをC・Dに送り、
実に楽しそうに働いている。
A料理長もB副料理長もE・Fの動きを見て、
時折声掛けもするし、笑顔も見て取れる。
全てはC・Dの視野が広く、守備範囲が広いことに起因している。
わずか30分の観察なので細部まではわからないが、
強いていうならA料理長の仕事が荒く不衛生なこと、
G嬢の笑顔がなく可愛げがないことが挙げられるが、
中堅C・Dとそれにつられるように働く若手E・Fの動きや表情は、
一見の価値がある。
会社がこんな風に回れば絶対に業績は上がる。
チームワークというか、中堅が組織に成すべき有り様を感じた。
ゆえに若手E・Fもチームの一員として高速回転し、
結果的には「ワン フォー オール、オール フォー ワン」の体を
見事に成し得ている。
次回当社の打ち上げはこの王将で行い、
C・D・E・Fの動きをぜひ観察させたいと、社長の私は思う。
今日は野田のえべっさんで、思わぬ福を頂いた。
商売繁盛で笹持って来い♪
商売繁盛で笹持って来い♪
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