株式会社プランシードのブログ

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その285.この七味、うまし。

2016-08-22 05:31:06 | 制作会社社長の憂い漫遊記
「七味」なんてどれも同じだと思っていた。
うどんや蕎麦に薬味として少しかけるか、
マヨネーズに七味をかけて
スルメを食べるくらいしか使っていない。
清荒神や帝釈天に行くと
オリジナル七味を調合してくれる出店があるが
これまでは全く興味がなかった。
だからもっぱらスーパーで売っている
ハウス食品の七味になるのだが
それも一度買うと賞味期限との格闘になる。
現在オンエアー中の刑事ドラマ「ON異常犯罪捜査官」で
主役の波瑠さんがドラマの中で何にでも七味をかける。
ココアにまでかけるので完全なる味覚障害なのだが
「七味ってそんなに旨いの?」と思ってしまう。

旅先の道の駅で、潜在意識が目を覚まし、
棚にある七味に足が止まり、ついに買ってしまった。
たしか家にもハウスの七味がまだ残っている。
七味が2本もあると賞味期限との格闘に破れる恐れ大。ヤバっ。

買った七味は、その名も「信鷹唐辛子」。
生産者は兵庫県朝来市山東町の木村義昭さん。
もちろん国産品。1瓶15グラム入りで税込320円。
まずは手始めに酒のアテのスルメで味見をする。
マヨネーズに七味をかけて、いざ実食。
「からっ、うまっ」
これは旨い。辛いが身体の芯から食欲が湧いてくる。
まさに薬味だ。
そもそも薬味とは漢方薬における生薬のことで
葛根や甘草など漢方薬をよく知らなくても
一度は耳にしたことがあるはずだ。
唐辛子もまた生薬。ただし原産国は中国ではなく南米。

一口、喉元を過ぎると身体が欲し始め
すぐに二口目となる。
続いてかけたのは青椒牛肉。
パラパラパラとスルメよりもやや多め。
実食。
けっして青椒牛肉本来の旨さを隠すことなく
辛さが旨味となって喉を襲ってくる。癖になる刺激だ。
「私、あなたの役にたってますか?」と七味。
「随分とファンキーな女だ。すっかり君に恋したよ」と青椒牛肉。
良いものに出会った。次は何にかけるかな!?

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