株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
会社のこと、仕事のこと、プライベートのこと、あれこれ書いています。

その89.高齢化社会

2013-01-27 07:41:45 | 制作会社社長の憂い漫遊記
我が社は創業から20年経らずの会社でる。
1996年に個人事務所から(有)プランニングオフィス多田に会社化。
2009年、(株)プランシードに社名変更し、森田取締役を後継指名した。
とはいえ、まだまだ若い会社で先行きは不透明だ。
そんな中、思うところがあり、1月25日にハローワークに行き、
60~64歳の高齢者の採用募集を出した。
当社の相談役 兼 営業補佐 兼 経営指導を狙いとしている。


(ハローワークの募集要項書)

年初恒例のイベントが終わり(その85参照)
1月26日の土曜日は完全休養日となった。
快晴ではあったがこの冬一番の寒さで、夕方自宅近くの銭湯に行った。
ホッコリ温まった脱衣場で、ふとアンケート用紙が目に入った。


(A4の5項目からなるアンケート用紙)

大阪市では70歳以上の方を対象に、
月2回410円の入浴料を240円にしており、
内80円を大阪市は補助金として出ている。
つまり税金で補助しているのだ。
このアンケートの目的は定かではないが、
70歳以上の利用者に対するもので、
そのアンケートの項目の3番目に目が止まる。

3.公衆浴場の利用目的は?(複数回答可)
 ア.近所の知り合いが集まり、コミュニケーションが取れるため
 イ.外出するきっかけとなるため
 ウ.1人での入浴が不安(心配)なため

 エ.広くて気持ちが良く心身のリフレッシュとなるため
 オ.利用料金が割引されていて使いやすいため
 カ.特に目的はない(自宅にお風呂がないため等)

この回答のア~ウが特に気になった。
私達の年齢なら回答はズバリ!「エ」なのだが、
私の住む街にはUR(公団)住宅や、
自宅に風呂のない古い府営・市営住宅もあり、高齢者も多い。
このアンケートを見るまで気づかなかったが
高齢者にとって公衆浴場は、コミュニケーションの場であったり、
入浴が外出の動機であったり、
あるいは自宅での一人の入浴への不安の解消になるのだ。
今後、高齢化社会が進んでいくと、
ア~ウのニーズに応えるビジネスこそが伸びると思う。
特に我が社はコミュニケーションを商売にしているが、
高齢者ニーズが、私達のビジネスにも求められ、
それに応えることが新たなビジネスモデルを生むような気がしてならない。
言い換えれば
①自宅に閉じこもるのではなく、
 自宅を出て他の人とコミュニケーションを取るきっかけ作り
②寝たきりにならないよう体を動かすきっかけ作り
③一人で動くことの不安を解消する
この三点を見つめていけば、必ず新たなビジネスモデルが生まれる(ハズだ)。
私もじきに60歳になる。
フットワークを武器にしてこれまで商売をしてきたが、
高齢者として間近に迫る己の人生もそろそろ考えねばならない。

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