株式会社プランシードのブログ

株式会社プランシードの社長と社員によるブログです。
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その179.子供はいくつになっても子供

2014-11-10 07:10:30 | 制作会社社長の憂い漫遊記
私の母の名言に、
息子がどんなに立派になっても、
一人で生きられる生計を立てていたとしても、
少しは親を頼ったり、困り事を相談してほしいという想いから発した
「子供はいくつになっても子供」という驚異の名言がある。
しかもその名言の源流にあるのは
自立せよと言いながら、ヤバくなったら親を頼れ。
それでいてムチャな頼り方は、
ダメよ、ダメダメ!とは、あり得ない名言である。
しかしこの驚異の名言を自分が親になるとわからないでもない。
「便りのないのは達者な知らせ」とも言うが、
全く便りのないのも、いかがなものか。
今年4月に長女が家を出て一人暮らしを始めたが、
全くの音信不通。仕方なく先般こちらから呼び出し、
彼女が一人住まい後、初の飯を食った。
予想通り元気ビンビン、相変わらず達者な口だった。
変な話だが、長女の一人暮らしの様子は、
次女や姪っ子、あるいは母の方がよく知っていて、
実の父である私には彼女の情報は全く入ってこない。
私は現役の社長なので、娘ごときに会わずとも
淋しさを感じるほどヒマではない。
まぁ、まだ次女が家にいるからかもしれないが、
それを差し引いたとしても
淋しさを感じて部屋の隅で淋しさに涙することはない。断じてナイ!
それでも数ヶ月振りに長女に会うと
「生きていたんだ」と喜びを感じるから摩可不思議。
親なんですかねぇ・・・
おそらく彼女が結婚して、私が現場を離れて隠居していたら、
母の名言「子供はいくつになっても子供」が
もっと実感を持って身に染みるのかもしれない。


  会社には母の書いた絵が掛けてある
  晩年趣味にしていた油絵だが目が悪くなり今は絵を描かなくなった

母の名言の続きに
「親はいつまでも元気だと思っているのか!」というのもある。
どこかで「あんな達者な親が死ぬはずはない、いつでも会える」と、
親の死を意識していないのだ。
しかし気づけば釣り好きの父も、哲学的な母も、
もう80を越えている。
そう言われると、「もう80歳を越えたよ」と、
どうして教えてくれないんだよ~と言いたくなるほど
親の歳を気にしていない。
きっとこんなことを母に言うと
「存在感薄くない!しまいには怒るわよ」と
激怒されるに違いない。
徘徊するほどの呆け症状があるわけでもなく、
ましてや寝たきりというわけでもない。
好きな処に敬老パスを使っていき、
シケで揺れる荒波の上で釣りをしている。
是非に及ばず、自分のことは自分でできる、
年相応の元気さがあるだけに安心しきっている。
でももう80歳、
「安心しきっているなんてバカにも程がある。」と
また母の声が聞こえる。
まったくもって、ちげぇねぇや。


  母から時折やってくるメール

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