「人間は考える葦である」
たしかパスカルはこう言った。
またこうも言っている。
「すべての人間は幸福を求めている。これには例外がない。その手段がいかに異なっていようとも、みなこの目的に向かっている。意志は、この目的に向かってでなければ、一歩も前へ進まない。これはあらゆる人間の、みずから首をくくろうとする人に致るまでの、あらゆる行為の動機である」
幸福を求めている・・・か。
確かにそうかもしれないな。
めんどくさいと思いながらも。
自分の幸福とは何か。
なんだろうな。
普通の人なら、パートナーを見つけて、結婚して、子どもを授かり、子どもの成長を楽しみにしながら育てて、子どもがやがて結婚して、孫が生まれ、今度は孫の成長を楽しみにしながら、歳を取り、老後を迎え、そして死を得る。
といった一連の流れが幸せなのだろうな。
普通の幸福を望むことすらできない人はどうすればいいんだろうな。
自分が正しいと思った道を歩むことが幸福なんだろうか。
そのためには納得が必要だ。
納得できなけば、先へは進めない。
納得はすべてに優先する。
人生を歩むにおいて、毎日いろんなことを考えている。
友人は「人生を楽しめ」と言うが、楽しむ余裕すらない状況というのも存在する。
なんとなく生きてるようだけど、納得するために行動している。