大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

サンキュウー!ぽぽスク青年のつどい

2012年02月27日 | 専攻科・学ぶ作業所
 25日のぽぽろスクエア建設記念式典(約65名))並びに「青年のつどい」には119名(スタッフ含む)の方々にご参加いただきありがとうございました。
 式典には松原市長、市議会議長、天美我堂連合自治会長さんなどご来賓の皆さんやたくさんの地域の関係者、大阪障害者センター・きょうされんの法人の方々にご列席いただきました。この紙面も借りてお礼申し上げます。

 式典は少し堅苦しい行事でしたが、午後の「青年のつどい」は打って変わってヤングが主人公(気持ちはヤングの元ヤングたちも含め)の生き生きとしてぽぽろらしいとりくみとなりました。

 準備を含めて頑張ってくれたヤングの皆さん、支えてくださったスタッフ・退職ボランティアの皆さん、ご苦労様でした。

 私は心地よい余韻と疲れを引きずりながら仕事をしています。
 ぽぽスクに通えるようになった(手帳の再取得と受給者証がいただけるめどが立った)と嬉しい電話もかかってきました。
 さて、私の方は今度は放出のぽぽろ事務所の一時移転や4月からの体制変更にともなう手続きにかからなければなりません。モードを切り替えて頑張りまぁ~す。

 さてさて、25日の様子を知りたい方、まだあの余韻にひたりたい方、呼び戻したい方はこちらのブログ「ぽぽろスクエア」をご覧ください。
 ここでは、「青年のつどい」ではじめのあいさつをしてくれたぽぽろ同窓会副会長・Tiさんと、終わりのあいさつをしてくれたぽぽろ同窓会長・Tさんのあいさつ、会場の雰囲気を少しだけお伝えし、Tさんのあいさつ文を以下に掲載させていただきます。














 ヤングたちの目を見張る成長、一人ひとりの輝いた主張に感激、乾杯!です。


 「初めの挨拶」
先ほど、紹介いただきました、同窓会副会長のTiです。

まず初めに、ぽぽろスクエア開所おめでとうございます。

第一部では、素晴らしい演奏やダンスを披露していただき、ありがとうございました。

さて、第二部では青年の主張が始まります。
この青年の主張は、昨年まで成人の主張と呼ばれていました。

20才の成人になったヤングクラスのメンバーが、自分のことや、ぽぽろとの出来事を振り返り、これからの抱負を発表する場として始まりました。ヤンクラの仲間からも毎年、成人になった仲間へのお祝いの言葉が贈られました。

今年はSiくんが成人になるということです。Siくん成人おめでとうございます!

そして、この成人の主張には、もう一つ重要なことがあります。お祝いの言葉と共に、自分のことを振り返ることを忘れないのがヤンクラメンバーの主張です。毎回、発表される内容は、成人になった仲間へのお祝いよりも重要だったのかも知れません(笑)

私も毎年、主張を繰り返してきました。今年は始まりの挨拶だけということでホッとしています(笑)

そんな成人の主張が今年から青年の主張となりました。

ぽぽろヤンクラの取り組みや、その取り組みを支えてくださった方々のパフォーマンスと青年の主張と盛りだくさんの内容となっています。

ぜひ、最後までお付き合いください。

そして、青年の様々な姿を、お楽しみください。

最後に私にとって、そして何より、ここに集まってくださった皆さんにとって大切な場所である、ぽぽろ。そして、ぽぽろスクエアという素晴らしい場所が開所するという日に同席させていただけるということに感謝し、始まりの挨拶とさせていただきます。



  「終わりの挨拶」
みなさんこんにちは。
ぽぽろヤンボラ・ヤンクラ同窓会会長、Tです。

まずはぽぽろスクエア開所おめでとうございます。
そして青年のつどいの開催、おめでとうございます。
今日はお忙しい中お集まり下さり、皆さんありがとうございました。

約3時間という長丁場でしたが、皆さんどうでしたか?楽しんでもらえたでしょうか?

私は残念ながら途中からの参加になってしまいましたが、それでもヤングたちの主張が聞けたので、無理してでも来てよかったなって思います。

ぽぽろのヤングたちは、いつでも『本気』です。
『本気』で生き、『本気』で困難に立ち向かい、『本気』で考えて、『本気』で発言してます。
そんな『本気』の気持ちが伝わったのではないかと思います。

後が浮「ので、聞いている内に私も主張したくなったぁ、とは口が裂けても言いません(笑)
とにもかくにも、私も色々振り返ることが出来ました。

ヤングたちしかり、ぽぽろの魅力は、嬉しい時は一緒に喜んでくれ、困っている時は一緒になって悩み、何かあればとことん話し合いをし解決する人達がいる、ここにあるように思います。
こんなことが普通に出来る、素敵な人達と出会えてホントにホントによかったと思います。

さて、ぽぽろのヤング部門はまた新しい一歩を踏み出そうとしています。
とても喜ばしいことです。
これから先、色々な出来事があると思いますが、きっと大丈夫!
みんなで考え、みんなで乗り越えていくことでしょう。それこそ『本気』に…。

この姿を楽しみにして、私の心の支えにして、これからもお互いやれるだけやっていけたらと思います。

最後になりましたが、これからのぽぽろの発展と、スクエアの発展をお祈りして、終わりの挨拶とさせていただきます。


卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい

2012年02月06日 | 専攻科・学ぶ作業所
 今日は松原の「ぽぽろスクエア」で第10回目の「卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい」を行いました。
 北河内からの参加がなかったのが残念でしたが、泉南と東大阪に加えて、堺から来ていただいた方もあり、スタッフを入れて13人の参加でした。


 見学は建物も畑も含めて皆さん我がことのように喜んでいただき、嬉しかったです。
 聖母の家学園・専攻科の見学会報告とぽぽろスク絵のカリキュラム・授業内容はぽぽろ大東スタッフのShaさんにしてもらいました。
 3月24日(土)に行う「堺(松原)に学ぶ作業所をつくる会」総会で「つどい」から発展させて「「卒後の学ぶ場・専攻科を実現させる会」(仮称)の結成を呼びかけることも提起しました。
 今後は大阪府や国に対して希望すればだれでも通える専攻科のある特別支援学校の建設を求めて運動を強めることになります。また、有力な地域から「実現させる会」(仮称)を立ち上げ、学びの場を拡大していく取り組みを進めていけたらいいねと確認しました。
 事務局はぽぽろスクエアにおいて、実践の発信と合わせて運動の拠点にしていきたいと思います。

 ご参加いただいた皆さん、お疲れ様でした。一緒に頑張りましょうね。


卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい案内

2012年02月04日 | 専攻科・学ぶ作業所
【卒後の学ぶ場・「専攻科」を考えるつどい】のご案内

 卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどいを以下の要領で開催します。どなたでもご参加いただけます。
 
 日時:2月6日(月)10時30分~12時

 場所:『ぽぽろスクエア』

 内容:①『ぽぽろスクエア』の見学

    ②「聖母の家学園」見学会の報告

    ③『ぽぽろスクエア』建設後の【つどい】の運動の今後の進め方について


<ぽぽろスクエア・住所等> 

〒580-0026松原市天美我堂2丁目339≠P

℡072-349-3958 fax072-349-3959

<ぽぽろスクエアまでの交通機関>

最寄駅
 地下鉄御堂筋線・北花田駅下車 徒歩17分~20分
 南海バス布忍線「南花田町」、河内天美線「西我堂」バス停から徒歩約500m・5分

お車の方は駐車スペースが6台分しかありませんので、ご利用の方はご連絡ください。
なお、建物の前がスーパーですので、お昼ごはんなどお買い物ついでに駐車場のご利用は可能かと思います。


第4回ぽぽろスクエア体験会

2012年01月28日 | 専攻科・学ぶ作業所
 第4回ぽぽろスクエア体験会がありました。
 今回は一番多い参加者と見学者でした。
 第1日目のリアルな様子はブログ「ぽぽろスクエア」を是非ご覧ください。


 第2日目のダンスは大盛り上がりだったとか。私は市内の作業所に出張のため参加できず、残念でたまりませんでした。きっと、明日あたりにアップされるでしょう。

 今日は午後11時半~11時45分の「KBS京都」の専攻科・学ぶ作業所特集でぽぽろスクエアに看板をかける様子がちょこっと放映されたとか…。京都を中心に紹介されたようです。

 相変わらず忙しい日々を送っています。

 今日は午前中は11年前まで25年間勤めていた茨木支援学校に行ってきました。PTAと「ぶらんこの会」共催の卒後の諸制度(特に年金)についての学習会でした。先日の守る会ぽぽろ支部の年金学習会がとても役に立ちました。しかし、一方で質問されて答えられないものもあり、学習意欲がモリモリと湧きあがってきました。お世話になりました。

 さて、ぽぽろの一時(今年4月~8月予定)引っ越し先もやっと決まりそうです。
 今日は消防署に出す「防火対象物使用開始届出書」というのができあがり、これさえ通ればすぐに大阪府に変更申請をします。
 利用者の皆さんへの説明会は2月20日(月)の午前10時半~12時のぽぽろを会場に行う予定です。決まり次第お知らせします。この場で、今お借りしている「おおさかパルコープ鶴見集会所」の建て替え後のプランや子育て支援教室・講座・学習会などの計画や様々な「会」のご報告と今後に向けての調整、そして「ぽぽろスクエア」(開所記念「青年のつどい」など)についてもご報告し、皆さんのご意見もお聞きしたいと思っています。ご予定いただければ幸いです。


ぽぽスク体験会

2011年12月08日 | 専攻科・学ぶ作業所
 一昨日、昨日とぽぽろスクエア体験会がありました。

 また、初めての退職教員の皆さんによるぽぽスク・スタッフ会議も開催し、数学以外の教科経験のある退職教員の方々10人が参集してくださいました。
 印象的だったのは体験会を見学された体育担当の方がいきいきした「生徒」たちの姿を見てこれならできる!面白い!と思って。いただいたこと。もう一つは理科の先生が「科学」の特別授業を引き受けてくださったこと。知的障害のある生徒への理科学習は一部を除いてあまりに貧困(理科教室などは真っ先に普通教室に転用されている?)で、教科学習軽視(か不要)の最先端をいっていると思われるのが自然科学ではないでしょうか?英語も楽しくやりたいな!

 この日は「つくる会」の事務局会議や、合間をぬって堺教職員組合の書記局を訪ねて協力の申し入れと懇談もさせていただき、超忙しい一日となりました。ました。


 夕方5時には常夜灯のテストでぽぽろスクエアの玄関上のステンドグラスに灯がともりました。Hさんによると1870年頃のイギリスで考案されたデザインの物だとか…。
 (スタッフ会議で退職教員の中にステンドグラスをされる方がいらっしゃるという話が出ました。特別授業で是非やっていただき、少しだけかじった経験のある私が助手をさせていただきたいと申しておきました。)


 さて、この体験会、詳しくは「みみずく」さんがブログ「ぽぽろスクエア」に書いてくれると思います。

 私はさわりの部分を皆さんにお知らせして、子どもたちの今と将来について一緒に考えていただけたらと思っています。

 ぽぽろ大東のSさんが得意の書道の授業を受け持ってくれました。3回目の体験会でだんだん自信がついて来ているように見えました。年齢が近いというのはお互いが親しみを感じあえて、気軽に相談できたり、「あこがれ」の存在としての役割が果たせるのでいいなって改めて思いました。彼はこれから10年ぐらいは青年でしょう。私も「青年のような」気持ちをどっかに持ち続けたいものだと思いました。

 「授業」であっても、高校や高等部と違うところはどこでしょう?できる限り「見守り的な指導」「生徒同士が教え合い・学び合い、参加する授業づくり」に心がけることでしょうか。私たちの探求は始まったばかりです。


 今日の作品の一つです。今日はこの作品を飾る額縁を作っています。

 ひときわ大きく書かれた「雪」の文字。のびのびと丁寧に書いた書をバックに午後の牛上の「すきな人ができたら」の授業の中の「お出かけやデートのときのみだしなみ」のNくんの発表でしょうか。今日は特に二度も高校に行けなくなって「引きこもり」状態にある彼の話を聞いてほしいなと思って書いています。

 説明会の席上で語られたお母さんのことばに少しホロッときました。
 「私は今朝久しぶりにお弁当を作りました。(生活リズムが乱れがちのNくんが)早起きして二人分のお弁当を作る私の後ろ姿を見ていました。彼は今日の体験会のために昨日、散髪に行きました。夕べ11時には寝ました。私はホントに久しぶりに彼に母性を感じました。自分でも変わりたい!今がそのチャンスだという決意が感じられたのです。」と。お母さんの背中を押してくださったネットおおさかのMさんに感謝されていました。そのMさん、二日目にわざわざ見学にも来ていただいて感謝しています。1日だけでもいいかと思っていらしたようです。二日目も彼を引き寄せてくれたものは、勿論彼の変わりたい!という意思と「優しい人たちばかりでよかった」といわせた安心感だったのでしょう。
 彼は電車が苦手。「回りの人が自分を見ているようでこわい!」のです。でも、ちょっとずつちょっとずつでいいから通学できるようになるといいよね。帰る時の彼の背筋はピンと伸びていたそうです。


今日はここまで。また、明日の朝に書きますね。