大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

28日土曜学童

2009年02月28日 | ノンジャンル
 また、写真の取り込みに失敗して全削除してしまいました。ごめんなさい!携帯で撮った午後の公園遊びの写真が少し残っていました。

 消した写真は本日の午前中の学童と27日の療育・学童、そして相撲の衣装の写真。
 ぽぽろの教材部長Sさんの記念すべき最後の療育教室でした。四月から月一回の土曜日学童のとりくみをお願いしています。Sさんは八尾のH福祉会の日中一時支援事業(放課後学童)のボランティアでもモテモテでお忙しいのです。
 
 相撲の衣装というのは、『うわわ手帳と私のアスペルガー症候群』の著者の高橋さんが、ブログのすもう大会の写真を見て是非作ってみようという事で申し出があった、例のお相撲さんの着ぐるみです。おばあちゃんの手ほどきでほぼ完成に近いところまで出来上がっており、昨日はまわしの位置の確認に親子で来所。それをヤンボラのTさんがこっそり撮ったもの。事務所のスタッフも含めて私の姿に笑い転げました。一つは豊かな黒髪を結い上げたカツラをつけ、首から上が若返ったという私。高橋家ではカツラを回しかぶりして楽しまれたとか。おでこの広い人がお似合いで、ヤンボラTさんも迫力があったよ!
 誤って削除してしまった写真は、マワシをつけていない(つまり、すっぽんぽんの着ぐるみの)枕を入れた私の出っ腹に紗都ちゃんがデベソを置いて笑い転げているもの。この日の紗都ちゃんは「うわわ」が吹っ飛んだくらいによくしゃべり、よく笑いころげ、とてもリラックスしていました。ありがとうね。今度は是非町田先生自作の着ぐるみと一番勝負をしてみたいものです。乞うご期待!!

 最近はメガネに興味を持ち、あっと言う間に指に引っ鰍ッて放り投げるMくん!カツラを飛ばしなや!!真剣勝負がドタバタ劇になりそうや…。

 というわけで、今日の学童の話へ。今日はスタッフだけかと思いきやお子たちも少々疲れ気味か?一人ひとりてんでバラバラな遊びに興じており静かな午前中でした。こう書くと午後は大荒れかと思われそう(我々も「嵐の前の静けさか」なんて言っていた)ですが、張り切っていたのは追っかけのKくんだけ。でっかい高校生のIくんにも背中を押して挑む今日のKくんは浮「もの知らずでした。午後残った彼以外の8人全員が追っかけられました。

 まぁ、とにかく写真が消えたので公園でオシッコを振りまいている(後で慌てて砂をかけた)子とか、水遊びで濡れたズボンやTシャツを脱ぎ始めてすっぽんぽんになってしまった(慌ててコートをかぶせた)子とか、注意事項が書いてある看板めがけて泥を投げて真っ黒にした子とか、…色々ありましたがぜんぶきれいに消え(忘れ)ました。今日も、周りを見るといつの間にか近所の女の子たちが居なくなっていました。

 あまりにもすばらしいショット、構図。お母さんは写真が楽しみでしたということなので…。


 早くブランコつけてほしいなぁ…。完成間近の幼児用ブランコを眺めていましたが3~4人でフェンスをバットで叩いたり足でけり出しました。ゴワ~~ンとスバラシク響き渡る音にオオヨロコビ。ご近所の皆さん、申し訳ありません!


 朝から思い込みが外れたのか少しご機嫌斜めだったHくんのブランコ…。立ちこぎがうまいねぇ。



 Tくんは今日もマイペース。ジャングルジムで遊ぶ姿・笑顔は最高!


 Mちゃんはぽぽろからガラガラこの姿勢で押して公園まで来ました。「そこのけそこのけMちゃんが通る!」 


 Mくんはブランコの後は今日は砂というよりはドロンコあそび。いつもは方角が定まりませんが、今日は看板に命中させていました。(あっ、言っちゃった)
 Mくんのあそびにはだいたい法則的なものがあります。今日は、箱に入ったマジックを放り投げてて拾って箱詰めする、また投げるというあそび。箱に入れて「ハイ、おしまい」と言っても終わりません。隠すと今度は箱入りクレパスです。メガネをはずしてピアノを鏡にしながら自分の顔にかけては飛ばす。ボールを箱めがけて投げ入れては出してまた投げ入れる。…この時にメガネ以外はいつも1人で遊ぶので大人が合いの手を入れながらやりとりが楽しめるように(「定位的調整」)している。勿論、ほんまもんのメガネは元(顔)になおして「おしまい」という風に収めるようにしていますが…。今日は、スタッフのKさんのマスクが気になって仕方がなかったようです。


 バンザァーイ!今日のKくんはすぐに降りようとせずにしばらく膝の上でしたが両手で持ってかなりの揺れを楽しみました。いい笑顔です。この分だと1人乗りできる様になるのも早いかも。


 今日は公園から帰ってくると見学のお客さんがいらっしゃってました。以前に療育の見学に来られたお婆ちゃん付きの母子がありました。手帳のない幼児さんです。学童のZくんが泣き叫ぶパニックを見られて引いてしまわれ、それ以来利用申込みがありません。今日は上品にお座りになった母子(子どもさんは中1男子)に冷や冷やでしたが散らかり放題のプレールームと子どもたちの喧騒の中で、結構落ち着いて見ていらっしゃいました。彼を野球に誘うと嬉しそうに張り切ってバッティングを楽しみました。それもそのはず支援学校の子でした。ホッとしました。ご近所の方で金曜日に来れたらいいなっておっしゃってました。Yちゃんと同じ学校なので楽しみです。

 来週の4日(水)も10人を超えていますが、7日(土)はすでに20人です。定例では町田先生最後の音楽あそび(3月28日はおわかれスペシャル)です。
 春休みの利用申込みもかなり埋まってきました。申込みはお早めに!

 さて、明日は大阪障害児放課後ネットワークの総会です。ドンドン広がれネットワークの輪。私は明日、議長をすることになっています。議長しながら眠ってしまわないように早く帰って寝よう。
 ぽぽろがお休みのあさっては、保育所から小学校への引継ぎとアフターケアのためのケース会議です。青木所長と二人で参加するのも異例です。特別支援教育がはじまって2年が経過しようとしていますが全校ぐるみの受け入れはまだまだです。


一気掲載!学童と療育

2009年02月26日 | 児童デイサービス
 先週土曜日の学童は「明日にします」とか書いたんですよねぇ…。お待たせしました。Rちゃんのお母さんから「写真が楽しみでした!」と言っていただきました。後姿から感じ取ってくださいね。

 さぁー、ボールプールの行方はどうなったでしょうか?
 予想通り、子どもたちにとっては「居場所」にもなり、また「すべり台」も楽しんでくれましたが、何よりもオオヨロコビ、大騒ぎになったのが「ボールの滝」です。私も本日試しにやってみたのですが、何とキモチイイ頭のマッサージだこと。これを見ていたスタッフHさんが「髪の毛がドンドン生えてくるんだって!」…毎日やろうかな?

 隠れている子らは前日の学童で来たYくんとYちゃんの二人。見えるかな?

 土曜日に一番喜んだのはRくんでしょうか。いつもは部屋の隅っこでダンボールに積み木などを並べて1人悦に入っているのですが、自分の領分(ダンボール)が少しでも侵されるとパニックになり大泣きして終わります。この日は友だちと仲良くプールに入り、満面の笑みでした。しまいにホレ、私のマネをしてャ潟oケツに入った牛乳パックを放り込みました。

 さて、この日の主役はKくんにしましょうか?何故なら先日も書いたように、人を追っかけるだけでなく何とかして他の友だちのように遊具や物で遊んでほしいからです。前回は追っかけ好きな或いは興味のある友だちがしているから彼が興味を向けるのですと書きました。プールからはすぐに脱出。

 この日のお弁当はボランティアのお姉さん・Cちゃんと一緒。いつもは私があの手この手で「こだわりがきついからとか何とか言って、食べ物の順番に気を使ったり、すくって入れておいたりするのにホレ、何だ?これは!パクパク食べるではありませんか!あほくさいやら、あきれるやら…。Cちゃんがホンワカしてええ感じやなぁ。心は緊張しているんか知れんけど、きっと全然押し付けがましいところがないのがいいんやなぁ。もう、立派なボランティアやで!
 (二人の背景に衝立があって、中で隠れて食べているKくんのことはまた書きますわ。このお兄ちゃんは、学校でもショートでも頑張っているからなじみのぽぽろスタッフに甘えたいし、独占したいのです。でも、周りから異口同音に「かしこくなったわ!」といわれるお兄ちゃんになったので、なかなか「こっち向いて」と大暴れも出来ない、恥しがり屋だから、こうして衝立を立ててあげると友だちの中に入れたんですわ。お父さん、この間のんびりできたんかなぁ…。)

 ホラ、追っかけ友だちのHくんに誘われてすべり台に登りました。

 「Kちゃんのためならエンヤコラ」と毎回抱っこしてブランコに乗るのですが、数秒で降りてしまいます。いつか1人でブランコを楽しめるときが来るのを楽しみにしています。


 「ゆうえんちごっこ」の「観覧車」からの飛び降り。Rくんの後からRちゃんが続きます。Rくんは「いつかはオレだって!」と思いながら通過。Rちゃんはジャ~ンプを繰り返しました。


 ハイこれは25日の水曜学童。私は法人の理事会で不在でしたが、最後の「ゴムの輪」は誰のアイデアだったのか、ぐむホースの輪投げの輪を2個くくりつけてやったのが大受けで盛り上がり、引っ込み思案のYちゃんが何度も何度もやって楽しんだとか。お迎えのお父さんにもしっかり見てもらいました。
 

 というわけで本日の療育にも取り入れました。金曜日のドレミファではいつも中に入りゴムを引っ張ったことのないKくんが2回もやって離すとビヨ~ンと飛んでいく「ゴムの輪」を楽しみました。写真が取れなかったのが残念。
 こっちのKくんも友だちの中に入ると「自信のなさ」が顔を出し、少しふざけたり、中心から離れたり、持ってる力が発揮されにくいようです。先日は幼稚園の発表会だったようです?「おむすびコロリン」で「ねずみさん」と「いじわるじいさん」の二役をしたそうです。もうこれだけで「すごいなぁ」です。ただセリフはしっかりしている女の子たちが言ったようです。この会話を彼は知らんふりをしながら聞いていたようです。「おむすびコロリンしたんやてねぇ、すごいなぁ、どうやった?」と聞くと触れて欲しくなかったのでしょう、彼は怒ってしまい蹴る格好をしました。
 私たちはいつも話しています。親子療育教室に来ている子たちも保育所や幼稚園に行っている子らがほとんどです。彼らも学童の子らのように、園ではとっても頑張っているのです。ストレスもためているのです。また、園でも最近は楽しいだけではあかんようで、常に「できる・できない」の評価にさらされ、周りと比較し「やりたいなぁ。できるかなぁ。」という葛藤や不全感も持ってぽぽろに来ているようです。
 だから、園と同じようにしたり、訓練的に迫ったりしないで、思い切り気持ちを開放してあげ、リラックスできるようにしようと話し合っています。そのためには、得意なことやできることでうんと楽しむ時間をつくったり、得意なことで少し挑戦的な課題を設定したりすることが大切。

 「通園地につれてって」で彼が選んだのは、「ぶらんこ」「ボールプールとすべり台」そして「観覧車」。
 ボールプールであそんで「ぶらんこ」になると、「ごっこ」ではなくて本物のブランコへ。私とスタッフKさんとでKくんの両手を持とうとして「おいでおいで」をすると、彼は何をするか予測がつかなくて浮ェって今度はブランコに逃げ込みました。この写真は無理をしないで、ボールを持ってブランコまで出張。「ゴロゴロ…」と音だけのカミナリさんに登場してもらい、「サァ大雨が降るぞー!」とボールを上からこぼすと弟のNくんとオオヨロコビ。これで何回もくりかえし、もう大丈夫です。気持ちも開放され、普段はなかなかやらないボールの片付けも一生懸命にしてくれました。そして、本日のハイライトはねらいを定めた「観覧車」。彼は運動神経抜群です。でも引っ込み思案ですから、弟君から先に肩車。すると弟を意識してすぐに飛び出してきて肩車えおしました。ここまでくるとしめたもの。浮「もの知らずの弟や浮ェるおっちゃんに触発されて、気持ちが前へ前と出てきて高い高い飛び込み台(橋)から思い切りよく飛んでいました。さすがに自分から橋をもっと長くしてと言ったわいいものの、1回目は渡るのが浮ュて這い這いしました。躊躇しながらも葛藤を乗り越えて2回目の挑戦でジャンプした姿に大きな拍手をもらいました。まだ一回目ですもんね、期待した飛んだ後のやった~メ[ズはお預けです。学童のチャンピオン=Hくん顔負けの高さと距離でした。 


 よく遊んだ後は、「おやつ」への切り替えも早い!さっさとおしっこをして手を洗いました。まだまだ遊びたい、遊び足りないKくんに「やりたいことをしっかり言いや!」と言うと大きい声で「やきゅう!」。「誰とやるの?」に「おっちゃん!」と言えました。もっと遊びたかったけどおしまい。続きはお父さんとやってもらいな。


営業活動

2009年02月24日 | ノンジャンル
 なぜか二回目の訪問なのに、行きしなに地図を見て「泉南市は和歌山の隣だったんだ」と改めて位置を確認したのでした。北摂に住んでいるのでこんなことでもない限り行くことはない地です。向こうの方が北摂といっても、その中の各市の位置が分からないのと同じですね。

 さて、決意して臨んだ講演会。講演時間は1時間50分で目標よりは5分延長。しかし、始まりが遅れた分、しゃべり終わったのは12時。喉がヒリヒリ。
 感想をたくさんいただきました。たまたまでしょうが、一番上に置いてあったのに「具体例が多くてとても分かりやすかったです」。(他の方もその点は異口同音でしたが、この方には続きがありました。)「話があちこち飛んでわかりにくい面もありましたので、一人の子どもさんの例を成人になるまで追いかけて取り上げて欲しかった。」とありました。ガーン!やっぱり?鋭い指摘!この方は昨日の私のブログを見たんではと思うぐらい…まいった!その一枚だけでしたが、反省!

 さて、今晩は営業活動で堺市のある法人へ来年度の事業を売り込みに行ってきました。相談と療育と学童保育を共同の事業としてつくりだすために、ぽぽろから人を派遣して地域子育て支援相談事業と施設実践支援事業をセットで年間契約で行うというもの。そうなれば月2回ぽぽろスタッフを派遣するということになります。人を派遣する事業の契約(出稼ぎ)がどんどん増えています。スタッフの数が足りなくなってきました。自分で自分の首をしめているような気がします。
 本体の日中一時支援事業の赤字分をどうして補うのか、しばらく営業活動が続きます。スタッフの中には公務職場で仕事をしてきたものが多いので、この「営業」だとか「経営」という言葉を毛嫌いする方もいらっしゃる。学校も民間手法を取り入れ、民間に学べとばかりに「運営」という言葉が消え、「学校経営」「学級経営」と今では呼ばせられる。もうけを目的とする民間企業と子どもたちの学習・発達を助けることを目的にする学校とを同じように比べたり、何でもかんでも手法を真似すればいいというものではない。しかし、現実問題として事業をおこして営業活動をしないと何一つ成り立たないのが現実。

 
「経営」といっても、学校はお客さんを募集することもしなくていいし、分業が進んでいるので業者との契約や支払いなどの業務や電話の応対まで事務所がやるし、バックには教育委員会があって大もとで管理を行っていて事務は必死だが赤字や不始末への対応もしてくれるし、基本的には子どもたちの授業=本務に集中すればよかった。教育活動や学校運営に必要な仕事は「校務分掌」と呼ばれますが、これも一人一役ないし二役で分担されている。
 ぽぽろはそうはいかない。「営業活動」は「実務」(特にお金の管理)に続いて私のもっとも苦手とするところです。何もかもしなければならないので、修行修行の毎日でした(です)。頭が薄くなったのは間違いなくそのストレスのせいだと確信している。髪をかきあげ振り乱して??かけずり回る毎日です。

 それにしても、私たちのやっていることって本来なら公的責任でやるべき課題ではないか?「営業」と言ってももうけがあるわけではないし、もともとNPOつまり非営利活動をやるところなのですし、営業活動などしなくてもすむように行政がしっかりバックアップして欲しいものだ。
 グチになってしまった!


性格なのか傾向なのか障がいなのか…

2009年02月23日 | ノンジャンル
 今日はたっぷりと国連の障害者権利条約とすすんだ世界の障がい者の教育の様子を聞くことが出来ました。参加者は約40名と空席が少し目立ちました。この種のテーマは重いのかなぁ…。でも、参加した方々で、特に講師の玉村先生とお弁当食べながらざっくばらんにした話も質問がいっぱい出て深まりましたね。



 明日は泉南市で子育ての学習会です。今日仕入れた話もさっそく織り交ぜて話をさせてもらいたいと思います。先日は高石市では2時間きっちりしゃべってしまいました。今回も同じテーマです。
 私は時々話があちこち飛びます。話していると、何かのはずみに本筋と違うことばや情景がピッと浮かんで、そこに入り込んで横道にそれることがあります。どこかのお母ちゃんたちが私のことを「少し、AD/HDの傾向があるんではないか…」とウワサされたように、講演でも注意があっちこっちへととんでしまう傾向があるようです。(今頃気づいたのかと言われそうですが…昨年やっと、年が分かりますが、生まれて57年経ってから気づきました。)

 仕事中に自分の仕事を放ってまで周りの会話に介入したり、相槌を打ったり、頼まれてもいないのに世話をやいたりすることがしばしばで、ちっとも集中できない悩みがあります。一人にならないと自分の仕事に集中できないのです。机の上も、大事な物も捨てる物もうず高く積まれて、ちっとも整理が出来ないのです。いつか、バッサリとほかすことになります。カバンもそうです。思いつきで(ええかっこして)つい口をすべらせて出来もしないのに口約束をして、「○○市にぽぽろの出先をつくりたい」と言いましたでしょう?!とか、「そんな約束はどこで決ったの?私たちスタッフは聞いていない!」などと詰められることもしばしばです。

 勿論、このような性格なのか傾向なのか(私はかなりAD/HDに近いと疑っている)分かりませんが、これからは「だから、あっちから頼まれればホイホイ、こっちから相談がくればフンフンと一肌も二肌も脱ぎたがるいい性格です」とか「思いつきがとんでもなくすばらしいヒラメキになることだってあるのです」と自画自賛で言うようにしよう。

 講演のはじめにそれを言って話が長くなることの言い訳にしています。
 明日は同じ反省をくり返さなくてもいいように1時間40分を目標に頑張ります。


全国放課後連会議

2009年02月22日 | 児童デイサービス
 今日は午後からキャンパスプラザ京都というすごくアカデミックな場所で、障害のある子どもの放課後保障全国連絡会(全国放課後連)の都道府県連絡会議という会合に参加させていただきました。

 「難しい話しやなぁ!」「めどくさいなぁ、任せます。」と考えないで読んでいただけたら幸いです。皆さんの切実なねがいに関わることですから。
 こんなところへ行くと私などは全くの新米です。もう20年、30年もこの運動をやってきている方々もいらっしゃいます。また、この分野について専門とする大学の研究者も3名いらっしゃいました。とても、心強く勉強になりました。

 議題の一つは、先般みなさんの協力でとりくんできた国会請願(衆参で全会一致採択)運動の成果と自立支援法見直しに向けての動向や放課後保障の制度化めぐる状況の交流、今後のとりくみをどうすすめるかということ。
 もう一つは、子どもたちの放課後活動へのニーズと場の多様化を踏まえながら、「親の就労保障とレスパイト保障」「子どもたちの発達保障」という放課後保障実践の役割とあるべき制度について意見交流するものであったと思います。
 そして当面、国による新たな枠組み(つまり新しい制度をめざす)としての「放課後型児童デイサービス」にたいする私たちの要求と運動について。

 問題意識として強く持ったのはこの間痛感してきたことでもありますが、子どもたちにとって、放課後保障のベースとなる活動の場が必要ではないかということです。つまり、放課後に子どもたちは訓練や塾、クラブなどを含めて多様な場を持っています。親のニーズも多様です。そういう場も当然あっていいし、自立に向けて力をつけていく上でも多様な場を持っていることはとても大切なこと。しかし、その前提として、希望すれば放課後(長期休みも含め)に毎日でも行ける、子どもも親も安心して頼れる、長い目で成長を見守っていける場が必要だということ。そのような基本方向をめざそう、そして当面は「放課後型のデイサービス」が一歩でも二歩でも私たちのねがいに近づくように引き続き運動していこうという確認でした。

 そして、何よりも当事者・家族のねがいと運動なくして前進はあり得ないということでした。これはぽぽろのスタンスですし、子どもたちを中心に親が強いねがいを持ち、一緒にやりましょうと呼びかけていただけるところには積極的に参加していこうと考えています。近隣市でそのような動きが出てきていることに注目しています。

 3月16日(月)に「放課後型のデイサービス」問題を中心とした厚生労働省との懇談会があります。とっても大事な局面です。この日、ぽぽろの日中一時支援事業・ドレミファクラブはお休みだから私も上京しようと思っています。


 ついでに、昨日も書きましたが、明日は大阪障害児・者を守る会の公開学習会です。私は今日のテーマに関わっていえば障がいのある子の放課後活動や寄宿舎の問題は国連の新しい障害者の権利条約にはどこにどのように位置づいているのか、世界の進んだ国の実態はどうなっているのかということも解明して欲しい点です。
 奈良教育大学の玉村先生に「私的な」関心事を伝えたらちゃんとレジュメや資料にそれが入っていました。その他の関心事といえば「インクルーシブ教育」「合理的配慮」「インクルーシブな環境とくらし(自立)の問題」それも楽しみです。みなさんも、どうぞ遠慮なくいらしてください。