大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

今年最後の冬休み学童

2010年12月26日 | 児童デイサービス
 あっと言う間に2010年も残すところ数時間で終わろうとしています。
 ブログを愛読していただいた皆さん、ぽぽろを色んな形でご支援いただいた皆さん、今年も大変お世話になりました。来年も宜しくお願いいたします。

 何と言ってもブログの主人公は子どもたち。寒さにも負けないで毎日公園遊びにつき合いました。今年も元気をいっぱいくれてありがとう。
 今年最後の冬休み学童の様子です。(写真が偏っていてごめんなさい。この写真を見ると安全対策優先で少し集団あそびが減ってきているのかな~…?)
 
 Toくんもぽぽろに来て半年ともなると、砂場遊びも自分で遊び方を考えて楽しんでいるようです。人(特に女性スタッフ)との直接的なやりとり遊びが中心なので、物(玩具や道具や遊具など)を介した遊びを心がけようと話し合ってきました。


 Moくんはこの姿が定番のように見えますが…

 ブランコの近くに行くと自分から乗り出します。この写真は丁度止まっているところですが、かなりの揺れでも楽しんでいます。


 Kaくんは「○○しようか」と誘うと何でも積極的です。公園も大好きです。が、乗り物大好きMaちゃんは乗せてあげている嬉しさが3分の1で、バギー操作の面白さが3分の2で公園内を走る走る!

 Kaくんは中学生ですが公園では砂遊びが大好きです。多分、自分一人で座って素手やシャベルで砂を掘ったりすくったりこぼしたりした経験がほとんどないからなのでしょう、今何でもやらされる中で自ら楽しんでいるように見えます。

ブランコにも毎回一人で乗って(乗せられて)いるのですが、いつでもひっくり返っても安全なように私は構えているので写真を撮る余裕はありませんでした。

 こちらはスタッフのTaさんとブランコを楽しむYoくんとRiくん。この2人は玩具をめぐっては犬猿の仲でしたが、今はお互いに折り合いを浸けながら遊べる仲です。Riくんは土曜日など大勢の日は出足が悪いのですが、冬休みでもお友だちの数が10人を切ると余裕を持って公園遊びも楽しんでいます。


 さすがに泥水の中に座り込むことはしなくなりましたが、冬でも水遊びは欠かしません。風邪引かないように早めに終わらせようとすると、心得たもので甲高い声で泣き叫びながら公園の中を忍者のように逃げ回ります。「虐待」しているように錯覚させられるからどうしても手がゆるみ、最後までつき合うことになります。


 「公園行こう!」と言うとすぐにボールを抱えて靴を履いて待っています。この日も学生スタッフのSiさんを相手に「サッカー少年」になりました。
 家でも所かまわずサッカーに興じるHa少年。益々蹴りも精度が増して身の危険も感じるほどの熱中時代を迎えている様子。流行らした責任はぽぽろに?「困ったもの」ですが、ずっと続くわけではないのでしばらく我慢を!実はぽぽろではバスケットボールやパスのしあいっこも楽しんでいるんですよ。大切なのは「やりとり」です。彼のお相手頑張ってくださいね。


 向こうではヤンボラのIくんがクリスマス特別企画でギター片手に一緒に歌ってくれました。「ロックンロールにあこがれて」はじめ楽しく聞くことが出来ました。ありがとう。
 星条旗を持って雰囲気を「盛り上げて」くれているのはヤンボラ中学生のTaくんです。

 ゲストの真横でわき目もふらずにスマートボール転がしに興じるMaちゃんです。


 ここあらは今年最後の学童。この日も集団遊び(Fuくんリクエストの「ねずみばあさん」で盛り上がったものの、「次は遊園地ごっこ」の子どもの声はかき消されて…)はとばして午前から公園遊び。私は「予定」(つもり)変更に面食らったんですが、子どもたちはどうだったのでしょう?
 公園遊びが終わらない面々=KoちゃんとTaちゃんにつき合って公園から離れられず、私たちはFuくんとHaくんとスタッフのShaと6人で公園でお弁当になってしまい、結局、一日中公園でした。

 Hiくんは始めから「公園行かない組」と決めつけられているみたいです。へそ曲がりな私はどうしても納得がいかず、今年最後なので意地でも誘い出してやろうと思っておりました。午後のおやつの前、すなわち午後2時頃にみんなが公園から帰ってきた頃を見計らって「Hiくん!ブランコしよう」と誘いかけると、「Uさん、待っててくれたん?」と返ってきて公園にレッツゴー。

 (ホントに「公園行かない組」でよかったの?反省会ではどのように総括したのかな?また聞かせてね)

 以下はブランコを楽しむKoちゃん、Taちゃん、Moくんです。



 あ~今年最後のブランコ、今年最後の公園遊びは楽しかった!

 丁度、去年の今頃は児童デイサービスがスタートしたばかりで、慣れないインターネット請求に悪戦苦闘していた頃です。児童デイも2年目に入り、請求実務もスタッフのHiさんに交代してスムーズにいっているようです。29日も出勤ご苦労様でした。

 色んな事情が重なって今年の年末年始は大阪で過ごしています。田舎(山陰地方)は大雪です。去年、帰省用にチェーンを買ったものの、この大雪では動かなくて正解です。

 さて、来年は4日(火)が初出で児童デイも早々にスタートします。元気で会えるのを楽しみに待っているよ~。風邪引くなよ~。おもち食べすぎてお腹こわすなよ~。お年玉は大事に使えよ~。宿題は適当に、ほどほどに。
 では、皆さんよいお年を!初夢は「学ぶ作業所」か…?

 (追伸:今年ブログ用に撮っていたり下書きしたりして「日の目を見なかった写真たち」があります。休み中に載せる予定です…)


ブランコデビュー

2010年12月25日 | 児童デイサービス
 23、24日の学童の様子です。

 スマートボールとピン球で遊ぶから公園はイヤと言っていたMaちゃんでしたが、一人取り残されるのはさすがに嫌だったのか、赤いマントをひるがえしみんなを追いかけたのでした。かっこいいよ~!時々ひるがえるマントを振り返ってカッコよさを確かめながら走りました。


 水加減が難しいよ。ちゃんと溝ふたを塗り込めるほどの泥セメントにしなければなりません。これまでの泥水の流し込みから遊び方が発展しています。Koちゃん、ぽぽろの壁塗りも頼むわ!
 (最近、公園の管理人のおじさんは子どもたちにとても優しくなりました。ぽぽろの子どもたちのことを少し理解していただいた様子。甘えてもいかんので時々ふたを開けて溝さらえをしています。)


 満丸笑顔が股の間からのぞいています。誰か分かります?Maくんです。最近一語文がャ塔ン出てくるようになって反省会で「今日は○○言っていた」という報告が相次ぎます。


 砂場で近所の小さい子らと砂山作りの競争になりました。Haくんはすそ野が狭いので山が崩れてしまいます。「頑張れ~!」と声援を飛ばすと「声だけでなくて来て手伝ってよ!」と言ってきます。「もっと下の方を広くしたら?」と言うとちょっとすねてへたり込んでしまいました。そこで、Yu兄ちゃんが登場。二人の共同作業で気をとり直して頑張りだしました。


 ちょうどその時、Geくんは「しめしめ…」とばかりにYu兄ちゃんが隠したつもりの溝の中に潜り込んで、カバンを発見。Yu兄ちゃんの電車の本を失敬して読みふけっていました。
 最近は私の歌う歌を覚えて「やってくれ」とばかりに歌い出します。「こちょこちょマン」は追いかけっこしたいときに挑発的に歌います。今の流行りは「鬼のパンツ」です。動作を教えているところですのでお楽しみに。 


 さて、ブランコデビューを果たしたのはMoくんです。
 この間、何回か駆け引きを試みていたのでできるという予感がありました。
 1回目は「オイオイ テヲハナスノカヨ!」という感じでかなり緊張気味でしたが、パンダに乗った後の2回目のブランコでは少し余裕が出てきたのか笑顔が見られました。2メートルは揺れていましたよ。
 (お母さんによるととてもとてもお互いが恐くて公園でも無理だそうです。スタッフのUさんも「こわい!」と言ってました。) 



 消えたブログの下書きを思い出しながら書きました。
 今日はクリスマス。朝から雪が舞う寒い一日でしたが、朝入って来るなりクリスマスプレゼントを見せてくれるお友だちもいました。ぽぽろでもサンタさんが登場してプレゼントをもらいました。
 さて、ぽぽろは今年あと一日、28日を残すのみとなりました。28日は思いっきり雪遊びでも楽しめたらいいのになぁ…。おっちゃんは島根の雪深い山の中育ちなので、茶Xキーが毎日楽しみでした。


クリスマスイヴ

2010年12月24日 | 児童デイサービス
 それはわずか1分のスキをついて起きた出来事でした。
 23日の学童の様子を1時間余かけてブログにして、最後のもう一言を書き残してちょっとした立ち話をしている最中でした。
 事務所に無断侵入した誰かがいたずらでパソコンキーを2~3回叩いただけで、あっと言う間にブログの編集画面が消えてしまったのです。
 ブランコデビューをしたMoくんのこと、赤マントをひるがえして公園散歩に出かけたMaちゃんのこと、Haくんのご近所のちびちゃんたちとの砂山作り競争、人や場面に即したコトバがどんどん出てきたMaくんの話し等々…。

 気を取り直して2つだけKe・Tちゃんのことと、Mo・Kさんのことを書きます。


 今日はクリスマスイブなのでケーキ作りが計画されていました。何故だか公園に行き着く前に引き返して子どもたちはケーキ作りに夢中になりました。
 これが出来上がったケーキ。

 これは製作中の写真。写っていないメンバーが2人います。
 Riちゃんはチョコスティックを立ててくれました。(口で言っただけでは応えてくれないときには具体物を示したり渡して話しかけること!分かったかい?)
 Moちゃんはストレートには輪の中に入りません。出来上がった頃に入ってきてみんなと食べました。
 そして、写真のヤングアルバイトのMaくんにピッタリ寄り添って「命令」しているKeちゃんに注目。このアトでKeちゃんはMaくんに「命令」して相談室にこもります。


 トナカイさんはYuくん。サンタさんはNaくんとSuくんの2人。3人で大いに盛り上がりました。しかし鈴が用意されていませんでした。驚いたのはスタッフのHiさんの大胆な行動。ムッチャ恥ずかしがり屋だと思っていたHiさんが先頭に立って大きな声でジングルベルを歌いながら回りだしました。それで雰囲気も渦も出きてきて、子どもたちもついて回りだしたのです。大人が乗ると子どもたちも乗る。楽しそうだと周辺参加の子らも輪の中に入ってくる。この調子で頑張ってください。
 

 Maくんに「ここにも来てよ」と言われて、KeちゃんとRiちゃんが「避難」している相談室にまで乗り込んで行ったサンタさんたちです。


 Keちゃんのことは何度か書きました。彼はこのバイトのMaくんが大好きで最近は来るなり「Maくんいる?」と大きい声で叫びます。地域の学校では2~3語以外はほとんどしゃべれていないようです。ぽぽろでは最初は蚊の鳴くような声でしたが、最近はこのMaくん相手にビックリするぐらい大きい声でしゃべっています。そして、Maくんを基地にして行動範囲と集団参加、おしゃべりを広げていっています。
 昨日はMaくんはお休みすると彼に伝えていましたが、来るなりスタッフに「Maくん、いないよ」と言われて泣き出しお父さんから離れようとしません。さぁ困った!
 でも大丈夫、ピンチヒッターのUさん(私ではありません。女性スタッフです。)がいます。Maくんの次に心を許しているのがUさんだと分かっていたので、彼女を呼びました。泣くのを止めるなんて出来ないし、「泣いたらいいよ」とUさんと事務所に入るとお父さんから離れ、泣きながらでしたが分かれることが出来ました。この日、彼はMaくんがいなくてもUさんやTaさんなどとまずまず楽しく過ごすことが出来ました。大きな声も出ていました。
 泣きやんでしゃべりだしたきっかけが面白いというか、やはり!と思ったわけです。人差し指と中指の先をものすごい早さで曲げたり伸ばしたりするKeちゃんがいました。真似しようとしてもとうてい無理なので、「そんなん、でけへんわ。どうしたらできんの?」というような声かけをしたそうです。そこで切り替わったということです。以前、バイトのMaくんと彼の関係を「お殿様と家来の関係や」と言ったら、Maくんが「ホントにそうですね」と言ったことがあります。かなり自尊感情が弱まり傷つきやすくなっている彼(他の子どもにも当てはまる)と関係をつくるのには徹底的に受容的な態度を続けながら、力関係を逆転させて主導権を彼がとれるようにすることだと思います。指の動きが「すごい!できない!」という一言で力関係が逆転したのでしょう。Maくんの関わり方も徹頭徹尾従属的です。先ずは彼の「発信」を「受信」して行動に移すという関係でいいと思いますが、従属関係から少しずつ次の段階にすすみ、Maくんが「発信」(要求)する番が来るでしょう。それをKeちゃんが「受信」&「発信」し、キャッチボールが出来るまでには時間が必要でしょう。

 しかし、もうすでに時々Maくんの「発信」に対して「イヤ!」という大きな声が「発信」されてきています。今後が楽しみですが、学生のMaくんは就職を前に来年2月でお別れです。
 ですから、この日のUさんやTさんなどとの関係の広がりはとっても大きな一歩だったと思います。
 Maくんも時々ボランティアでのぞいてくれるそうですから、彼の成長を一緒に見守りましょう。今日はKeちゃんはやって来るなりMaくんの姿が目に留まると恋人のような笑顔を送っていました。そして、事務所をのぞき、「朝ご飯」を食べているMaくんが早く出てこないかと背伸びしながらぞいていました。

 Keちゃんは支援学校への転校を希望しています。今年6月に地域校に申し出ていますが、つい最近まで市教委レベルで止まっていたようす。考えられない対応です。近くやっと市教委と支援校のコーディネーターが来て懇談するようです。そのアトで見学させてもらえるようです。考えた末の止むに止まれぬ思いと行動でしょう。ここまでくると、ねがいが早くかなうことを切望するのみです。


 イブに先だって、サンタのプレゼント用にスタッフが作った靴下にお絵描きをしました。
 大人がすべてお膳立てして作って、ただ渡す物は「教材」とは言い難いです。体裁のいい物を何時間も、場合によっては子どもの来ている時間も使って作り、靴下はそのまま渡すという計画に「これでいいの?」と何度も問題提起してきました。学校ではないからお勉強でお絵描きさせるわけではありません。子どもによっては願いを表現したり、お絵描きを楽しんだりしてくれたらそれだけでもいいのです。

 火曜日に子どもたちがつまらなそうにしているのでお菓子の入っていない靴下をごっそり持ってプレールームに行き、マジックを示して「サンタさんがプレゼントを入れてくれる靴下に絵を描こう!」と言うと、真っ先にやってきたのがMo・KさんとMoちゃん。そして次々とやって来て、みんなが描きました。別室でKeちゃんも○を2つ描いたそうですので、全員が描いたようです。

 その次の日にスタッフで話し合いました。「別に形にこだわったり、やらせでしたわけではないよ。みんな楽しそうに描いていたでしょ?行事をするのなら学校らしくではなく学童保育らしく楽しくやろうよ」と。そしたら「やろうとしたのですけど、見向きもしませんでした。Uさんなら鶴の一声でできるのが不思議です」「Uさんからは学校みたいなことやお勉強みたいなことはぽぽろではやらないと言われました」と返ってきました。
 最近、スタッフとは「あそびを組織する」ということについて話し合っています。「支援」というコトバにこだわると子どもの後追い・単なる見守りになりやすい。「指導」というコトバは一方的に大人が子どもを導くということと誤解されやすい。
 学校のように「指導」しようとすると子どもたちは確かに反発します。学童に期待する子どもたちの要求ではないからです。「第三の世界」にとっての独自の「支援」「指導」とは何か?そこには専門性はあるのか?そのスタッフの資格や「サービス」内容における専門性とは何か?平成24年4月から新制度「放課後等デイサービス事業」がスタートする。ぽぽろでももう一度スタッフの中で熱い議論をしていきたいと思います。


 これはRiちゃんが描きました。その日に持って帰りたかったけど我慢して、今日帰りにお迎えのお母さんに嬉しそうに「見てみて!」と渡していました。

 
 Mo・Kさんはそのものズバリ「嵐」のCDです。このねがいお母さんに、いやサンタさんに届いたかな?ぽぽろからのプレゼントはお菓子だったようです。「嵐」でなくてゴメンね。

 実は昨日、スタッフが中学校の帰り道でぽぽろの前を通るMo・Kさんにばったり出会ったそうです。数日も立っているのに彼女は招待された「ぽぽろソングス」の黄色の歌集を開いて歩いていたそうです。Moちゃんと声をかけるといつものように彼女はチラッと見てそっぽを向いたそうです。常に「表情一つ変えない」ように見える彼女ですが、歌集を持つ姿の中に私たちが想像する以上に楽しかった彼女の思いを読みとることができたのでした。

 久しぶりに見せてくれたFuくんの絵。1年近くこうした絵からは遠ざかっていた彼。2~3秒でくしゃくしゃっと手も足も出ない顔を描いていた彼。今日の絵には鼻に2つの穴があります。メガネもしっかり描いています。
 最初に右側の絵を描きました。私だというので「髪の毛をいっぱい描いておいてな」(最近遊べなかったりすると「うらべ はげ!」と挑発するので…)と頼むと3本だけ描いてくれました。元気のいい髪の毛やないか!サンキュー。
 左が最後に描いたスタッフのTaさんの顔。でっかい顔がいい。(1年半前にはこれよりは大きい楽しそうに手も足もあって踊る私やスタッフのKoの絵をのびのびと描いていた。)そして初めて表現するでっかい口。「特徴」を上手に表現しています…。


 Maくんものぞき込み「フムフム…」という顔をしていたかと思うとペンを取っていきなりすらすらとサインを書くかのように3枚描きあげました。
 


存続が決まりました!

2010年12月22日 | 児童デイサービス
 「ぽぽろソングス」を報告したブログに、たくさんの方にアクセスして頂きありがとうございます。まだ余韻醒めやらぬ方々もいらっしゃるくらい楽しい一日でしたね。

 さて、インフルエンザによる欠席が出てきています。もうすぐ冬休み、そしてクリスマスやお正月…。皆さん、お風邪などひかれませぬ様にご自愛ください。かく言う私も喉をやられ、今日は鼻にきました。

 嬉しい報告です。
 今日、おおさかパルコープの方との懇談がありました。とりあえず、全面建て替えの計画はなくなり、来年6月までのぽぽろとの賃貸契約を延長していただくことになりました。パルコープさんの計画では今後1階部分を抜本的に改修されて、地域に根ざした福祉のセンターとして出発される構想をお持ちだと伺いました。ぽぽろもその中に加えていただくことになりそうですので、今の場所で一定の長い期間での事業展開が可能となりました。
 パルコープさんの構想が固まりましたら、その時に内装なども含めましてぽぽろのスペースの改修を計画しております。それまでは応急措置で壁や床面等の補強が必要かと思っています。その折にはご協力をお願いします。
 とりあえず、移転の話はなくなり、存続が決まりました。一安心ですね。
 それにしても、おおさかパルコープさんにはホントに感謝しております。私たちも地域の中での存在感を高め、地域の方々のお役にたてるように一緒に頑張っていきたいと思います。
 とりあえずの報告です。よかったよかった!


ありがとう!ぽぽろソングス(解説版)

2010年12月20日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 写真に解説を入れました。 たくさんのコメントありがとう!
 すごいアクセス数にもオドロキです。これもヤングたちの仕業でしょう。

 恒例の年末行事としてすっかり定着した「ぽぽろソングス」。5時半に始まって終わったのが午後9時でした。

 50名を超えるたくさんの方々にご参加いただき、ぽぽろのヤングも元ヤングも幸せでした。たくさんの食べきれない、飲みきれないほどの差し入れもいただきました。
 この紙面をお借りしましてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 いかがでしたでしょうか?

 大いに盛り上がりましたが、やはり困難を抱えながらも前向きに生き方を模索する若者たちのエネルギーはすごいなぁ~と感心しました。

 それは冒頭から見事にデュエットで歌声をしっかり届けたNaさんの姿からすでに感じることができました。去年は泣いたりつまったりして司会が中断したんだったよね。何と言ってもヤンボラ・ヤンクラの仲間の力ですね。
 うっとりと聴くことができた尺八のTaさんの音色だけでなく、堂々と演奏する姿にもそれを感じました。
 ヤンボラ&ヤンクラのギター演奏も今年はとっても落ち着いていましたね。Taくんは作業所のあこがれの指導員さんに来ていただいて終始ご機嫌でした。いきなりでしたが、彼も昨夜はお泊りの仲間入りでした。肩を並べて帰宅できなかった母よ嘆くなかれ!「第三の世界」を持つことができたものの強みです。
 それに、今年は目立たなかったけど縁の下の力持ちとして支えてくれた実行委員長のTuさんや目立ちすぎだったけどしっかりヤングをフォローしてくれたまだまだヤングのTiくん、自慢の音響設備を持ち込みバンドを率いて参加したOくん、大合唱の「ロックンロールにあこがれて」を作詞・作曲してくれた女装人気ナンバーワンだったIくん、ボンゴを弾きながら現代社会を風刺する詩の朗読をして会場をあっと言わせたOくん、「青年の主張」を経て一皮むけた青年になった姿を作業所の仲間やスタッフさんに見ていただいたMeちゃん、適当にクールダウンしながら受付をやってくれた中学生のHaさん…、Oくんは体調不良で参加できなかったけど、来年がまたあるさ。今回はヤングたちだけで企画・運営を頑張ってくれました。

 ゲストのSaさんのギター演奏はさすがでしたね。もうセミプロの域ですよね。Saさんにとってはとてもうるさい環境でしたが、休みながらも最後までいてくれてありがとう。携帯スクラップとしおり、ャXトカードが飛ぶように売れていました。Saさんの少女から青年に変わりつつある表情の中にも自信のようなものを感じることができました。
 Keくんもはじめは「つもり」がはずれたのか、参加することに何やら不満顔でしたが、最後はOoくんだけでなく、ヤングたちに共鳴してすっかり盛り上がり溶け込んでいましたよね。フラダンスの腰の動きや盛り上がり様を見ていると、将来のヤンボラ・ヤンクラの主役を予感させるものがありましたね。
 学童を利用している中学生のMoちゃんとKaさんは特別招待をしました。あこがれが力になり、参加することで少しでも自信につながればという思いからです。どうだったかな?アンパンマンを歌ってくれたMoちゃんは将来のヤンクラ生?

 ヤンボラ&ヤンクラ担当スタッフの皆さんお疲れさん、ありがとう。陰に陽にヤングたちを見守っていただき、ありがとうございます。参加していただけなったですが、ず~っとヤンクラのパソコン教室を続けていただいている校長の「おりチュー」さん、おかげでこんな素敵な「ぽぽろソングス」になりました。日頃は忙しさにかまけてぞんざいな扱い方をしている私をお許しください。来年はぜひともご挨拶をお願い致します!退職スタッフやぽぽろ大東の皆さんにも参加していただきました。二代目「おばセブン」は「てっぱん」踊りでした。
 

 今回はぽぽろのスタッフたちもたくさん参加しました。法人本部のあるセンター職員も「おやじバンド」(「美女と野獣バンド」という声もあった)で参加してくれました。いかがでしたでしょうか?ぽぽろスタッフと関係者たちの文化水準の高さは???
 ここまでお読みいただいた方は一言「コメント」(書き込みが滅多にない)をおよせください。

 改めて、ご参加いただいた皆さんにお礼申し上げます。
 最後のあいさつの中でOくんが語った来年度に向けての抱負。「来年は学ぶ作業所をみんなで作っていきましょう」!そうです、夢を形に!

 今、やっとヤングたちが目覚めたようです。目覚まし時計が20分くらい鳴り続けていました。私は昨夜はOくんと近くの銭湯・ワイン風呂につかり、ぽぽろに帰ってからヤングたちと遅くまで二次会をしました。(と、日記に書いておこう)



 さて、一日遅れの写真の解説です。 

 オープニングはヤンクラ(毎木曜午後のギター教室。午前はパソコン教室)によるギター演奏です。本当は「指揮者」がいるのです。スタッフでギター教室担当のHiさんです。この日、ヤンボラ&ヤンクラ主催の奈良散策のスライド報告をしてくれました。彼女は堺(松原)に「学ぶ作業所」をつくる会の重鎮で事務局長をしていただいているので超多忙ですが、その合間にギター教室の先生として頑張っていただきました。


 尺八のTaくんです。初めてのホームコンサートはとっても素敵だったそうです。来年は更に上達して彼の尺八の世界を奏でてくれるのを楽しみにしています。


 Moちゃんにはヤンボラ・ヤンクラの世界がただの憧れではなく、一つひとつのハードルを乗り越えた先に待っている世界だということを今から理解して欲しくて敢えて招待したのでした。ヤングたちも一緒に考えてくれるでしょう。


 我が法人・センターのスタッフたちです。ありがとう。
 女性のボーカルは成年後見共済会を担当するYaさん。益々必要とされる分野ですので活躍を期待しています。時々ぽぽろにボランティアでピアノを弾きに来てください!
 真ん中の人はセンターの事務局長Siさんですが、ヤンボラたちからは「あの方がバイトしてた(モテモテの)Siくんのお父さんですか?」というささやき声が聞こえていました。センター職員で「第三の世界」を死守しているのは彼だけでしょうか?楽器演奏では多種多才ですが、普段は暇を見つけては地域の太鼓サークルで汗を流しています。
 一番向こうは「きょうされん大阪支部」事務局長でもあるAさん。ギター片手に成人の通所施設=現場を歩いてきた人です。久しぶりの「現場」を感じノリノリでした。経験を生かして「学ぶ作業所」づくりにも貢献してくれると思います。彼のブログをのぞいたら何と「ぽぽろソングス」の「おやじバンド」演奏の様子がYouTubeにアップされているではありませんか!


 Saさんのギター演奏です。ホントに素敵でした!
 この日もぽぽろの図書の中から借りて『うわわ手帳と私のアスペルガー症候群』を読まれた方が私に「ありがとうございました。この本はもう扱っていないのですか?」という問い合わせがあり、お母さんを紹介させていただきました。(それからお二人は1時間以上学校や教育の問題を語り合っておられたとか…。出会いがあってよかった!)返していただいた本をアトで見るとSatoちゃんの「うらべさんへ」という第1号のサインが裏表紙に書いてありました。アーティストとして彼女が羽ばたいていくのを夢見ているのは私一人ではないようです…。その時までサインは大事にとっておきます。


 熱唱するNaさんです。コメントを書いてくれたTiくんと歌っている姿に感動して涙が出そうになりました。


 彼女を誘ってくれたTiくんの熱唱。この時は君が主役。


 特別ゲストのKeくんのフラダンス。ウクレレは予定通りのOoくんです。「コードはGですよね」とピアノ演奏をしていただいたKe母に確かめてちゃんと練習して来ました。以外だったのはKeくんのお父さんが彼の横で踊ってくださったこと!素晴らしい家族ですね。私も大ファンですがかわいい妹のSaちゃんのことがKeくんには心配の種のご様子。来春から一緒に遠くの学校に二人で通うのですが、かわいい彼女(彼にとっては世界が注目する大スター)が誘拐されたりはしないかと心配なのです。確か一年少し前も同じことを言っていたような…。


 パートで来ていただいているスタッフのTaさんは沖縄出身です。三線を弾いてくださいました。差し入れの沖縄のソバもおいしかったです。横で島歌を歌うのはSiさん。飲まないでもしっかり盛り上がれる人を私は心底尊敬します。


 Oくんの弾き語り?いつもながら彼の詩作には感心します。にもかかわらず「詩人」というニックネームがつかないのは何故だろう?

 ちゃんちゃんこを着て横に座り込んだ「後見人」のこの方にかかると彼もシュン太郎です。ボンゴを取り上げられ、いつまでも終わりそうにない朗読に「はいはい、この続きはまた来年」とまとめてくれました。


 “太郎バンド”のイケ面々。ありがとうね。


 「未ヤング」「ヤング」「元ヤング」入り乱れてロックに合わせて踊りまくりました。最後までセーラー服を拒否し続けたスタッフのHiさんも後方では踊れるようです。


 彼の声にはうっとりしました。みんな静かに聞きました。
 今の彼の心情を歌ったのでしょうか?作詞作曲の「ロックンロールにあこがれて」とはまた違った雰囲気でした。後悔して二度とやらないと誓っているようですが、女装姿で歌った彼も本当の彼??


 飛び入りのスタッフTaさんの歌。誰かカラオケに連れていってやってください。ぽぽろではカラオケに行くことはまずないので可哀想です。


 おばセブンの「てっぱん」。さすがだね、Baさんと並んで最年長の一人=ナガチャンは太極拳をやっているだけのことはあって、しっかり片足立ちができていますねぇ。来年も健在ぶりを見せてくださいね。


 お化粧してタイツをはいてセーラー服を着て…AKB??おっちゃんは今日本屋さんで初めてAKB写真集を見たわいな。ご苦労さん。人目につかないようにぽぽろ大東で密かに練習したんやてな。スタッフのShaくんもすっかりただのヤングでした。て言うか主役だったね。Taくんの趣味の世界も見せて欲しかったね。


 それにしても主役の顔で真ん中に写っているOくんは一人学生服?えっ?セーラー服忘れた?自分のコーナーではあれほど念入りに準備していたのに…。Keくんも何故かよく写っているねぇ。


 閉会あいさつをする事務局長のOくん。


 ♪ロックンロールにあこがれて♪を全員合唱。めでたく本日の集いはこれにて終了です。



 これは親子療育教室に時々妹のYuiちゃんと来てくれる大学生のお姉ちゃんの卒業作品です。「かわいい」「おもし~い」「うまいわねぇ!」と言いながら見ていただきました。「ぽぽろだより」に連載予定です。お姉ちゃんありがとう。



 お疲れさんでした。終わってくつろぐヤングたち。