Potter's Diary

私の生活諸々と陶芸作品の紹介(ヒューストンより)

アムステルダム 

2013-08-16 | 旅行


ダム広場に面したホテルの窓から見える宮殿(早朝だからだれもいません)

今回で3度目になるアムステルダム。前回来たのは2010年でした。この街は外国人にとても優しくて、大好きです。学会で忙しい夫がいなくても、一人であちらこちらを見て歩くのがとても楽なのです。今回もさっそくアムステルダム国立美術館に行ってみました。2012年にリニューアルされたと聞いていましたが、行ってみてビックリ。全く違う、新しいすばらしい美術館に変わっていました。以前の美術館も重厚でよかったのですが、狭くて、暗い感じで、どこに何があるのかとてもわかりにくい美術館でした。


アムステルダム国立美術館 正面

 
裏側 -以前はかなり荒れたカンジでミュージアム・ショップがポツンとあるだけでした。


入ってすぐが大きなホールになっていて、キャフェテリアもあり、その下がミュージアム・ショップになってました。


とても広々していて、しかもわかりやすい...


レンブラントの「夜警」の前はいつも人だかり_

  
この美術館所蔵のフェルメールの3枚、これを全部一緒にに見たのは3度目にしてはじめてでした。


この図書館、古い建物の時には、どこにあったのかわかりませんでしたが、まるでハリー・ポッターに出てきた図書館みたいです。


街の中は相変わらず花でいっぱい...

 
「5匹の蝿」という妙な名前のレストラン。17世紀からの建物をそのまま使っていて、そのころのデルフトタイルも残っているという歴史あるレストランなのだそうです。

  


ウィーンのグスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、そしてベートーベン

2013-08-16 | 旅行

黄金のドームがのった、分離派のシンボルと言われている"セセッシオン"の建物

ウィーンの街には、世紀末に活躍したアーティストたち、クリムト、エゴン・シーレ、ココシュカらの作品がたくさんあります。初日に行ったレオポルト美術館には、エゴン・シーレのコレクションがありました。

   

 
エゴン・シーレの作品は、自画像や、人物画が多いのですが、私はこういう景色の作品がとても好きです。この写真ではうまく出ていなくてとても残念なのですが、なんとも言えない色づかい、しぶさがとてもいいのです。

撮影禁止だったのか、それとも圧倒されちゃったせいなのか、よくわかりませんが、結局クリムトの写真は一枚もないことにあとで気がつきました。彼の作品は、ほとんどがとても大きくて、展示室に入っただけで圧倒されるような迫力があります。色使いといい、細やかな模様といい、どこをとっても美しいものが壁一面で迫ってくるのです。

どっぷりとクリムトの世界に浸りきることができました。

そして、上のセセッシオンの建物の中には、クリムトの「ベートーベンフリース」というベートーベンの交響曲第9番をテーマにした壁画が展示されていました。部屋全体を覆うクリムトの世界は、流れるように美しくて、その世界の中に酔って溶け込んでしまいそうです。

たった3泊のウィーンの旅、たくさんのことができるわけもなく、なんとかベートーベンゆかりの地、現在では高級住宅地になっているウィーン郊外のハイリゲンシュタットに行ってきました。ベートーベンは、かなりあちこちに住まいを変えたらしく、ベートーベンの家、というのが何軒か残されています。


ここには、「エロイカ」の直筆の楽譜もありましたが、「皇帝ナポレオンに捧ぐ」という部分が黒く塗りつぶされていました。

 
ベートーベンの散歩道とエロイカ通りの交差点

 
ベートーベンが散歩をしながら田園の構想を練ったという小川の流れる小道

この散歩道を歩いてみましたが、今ではすぐそばまで住宅が迫っているし、かつてはウィーンの森の中だったのかもしれませんが、これといってとくに特別っていうカンジの小道ではないのです。この道を歩きながら、あんなすごい曲ができちゃうんだ...と、そちらにカンシン。

 
ここにもベートーベンは住んでいたのだとか... 現在は酒場になっています。

 
中に入ってみると、ブドウのつるがつたう、とても素敵なレストラン。


巨大なシュニツェルをワインと一緒にいただきました。おいしかった!!

ベートーベンってとても遠い世界の偉大な作曲家だと思っていましたが、こうして彼の住んでいた家を訪ね、彼が歩いたであろう道を歩いてみると、「あぁ~意外とフツーの世界に生きていたヒトなんだ...」なんて思えて、「田園」のメロディーを口ずさみながら散歩をしているベートーベンさんに会えそうな気さえしてきてきました。


ウィーンへ 2 

2013-08-16 | 旅行


ドナウ川

2日目は乗り降り自由なツアーバスに乗って、ウィーンの郊外にあるハプスブルグ家のもう一つの宮殿、シェーンブルン宮殿に行きました。


宮殿正面


宮殿裏の広大な庭園

宮殿の中は撮影禁止なので、写真を撮ることはできませんでしたが、贅の限りを尽くした美しい部屋がいくつも続いていました。驚いたのは、エリザベト王妃が、エジソンを呼んで、電気を王宮に取り入れたというハナシ。エジソンはここまで来てたんですねぇ。彼女は今風のバスタブのあるバスルームを作らせり、エクセサイズの道具を取り入れたりと、かなり活発な新しいタイプの女性だったようです。

帰りはまたツアーバスに乗ってベルヴェデーレ宮殿で降り、クリムトの「接吻」を見にいきました。


宮殿からウィーン市内を見下ろすことができる緩やかな斜面の庭園

クリムトの「接吻」は、ほんとうにゴージャスなものでした。ほのぐらい部屋の中に、ふわっと浮かび上がるようにその絵はありました。な~ぁんて表現してよいのかわからない、不思議な、圧倒的な迫力がありました。やはり、「ホンモノ」は見るべし!!