9月の終わりに10年ぶりにローマに行きました。夫の学会なので、私の時間はたっぷり。10年前はたった2日間だけで、心残りがたくさんあったので、今回は一人でゆっくりとローマを楽しみました。ローマの街は動いてみると、結構歩いて回ることができます。憧れのベルニーニの彫刻をじっくりと味わって来ました。
ナボナ広場の、三つのベルニーニの噴水の一つ『四大河」、前回来た時は修復中で、何も見えませんでした。今回はこの「四大河」は見られましたが、残りの二つ、「ムーア人」と「ネプチューン」が修復中で網の中でした。でも一応見られたからね。
上が「ムーア人」、下が「ネプチューン」水がありません。
トリトーネの噴水
蜂の噴水。ガイドブックにはこの水は飲めると書いてあったけど_。
ベルニーニの作品ではないけれど、前回、なぜか見逃しちゃった、かの有名な「トレビの泉」すごい人でした。
サンタンジェロ橋に立つ「とげの花冠を持つ天使」のレプリカ。本物は「キージ家礼拝堂」にあるらしい。
その他にもサンタ・マリア・デッラヴィットリア教会の「聖テレーザの法悦」も見ることができましたが、教会内で、お祈りをしている方もいらしたので写真を撮ることは控えました。
そして、ボルゲーゼ美術館。ここにはベルニーニの彫刻がたくさん収められています。
美術館の庭
"Aeneas, Anchises, and Ascanius"
"The Rape of Proserpina"
本当に彫刻なのよね?と思うほど、石とは思えないやわらかそうな肌。神プルートによって略奪されつつある姿のなんて生き生きしていること!頰には涙が伝い、指が食い込んでいる肌が痛々しい…
"Apollo and Daphne"
Daphineに恋したApolloが逃げるDaphneに追いついて、何とか彼女に触れた瞬間に彼女は木に姿を変えてしまったという… その一瞬…
今回の旅でようやくベルニーニを堪能しました。