ミュンヘンから、今回の目的、ベルリンフィルの本拠地のベルリンへ。2年前に訪れて以来、2度目になります。前回聴いたのはグリエールのホルンコンチェルト。ほんっとにすばらしい演奏で、なぜあの翌日ももう一度聴きに行かなかったのかと今でも悔やまれます。なので、今回は大好きなR.シュトラウスの「ドンキホーテ」のことですし、二日連続でチケットを取りました。一日目はちょっと後ろの方でオーケストラ全体が見渡せる席。二日目は、前から3番目の左よりの席。
一日目の座席から見たホールの中
先に出てきて音あわせをしているダブルベース奏者たち(2日目の席から)
今回のコンサートはシュトラウスの「ドンキホーテ」とエルガーのシンフォニーNo.1だったのですが、エルガーの曲はほとんど聴いたことがありませんでした。ただ、映画「オーストラリア」のバックに流れていた雄大な美しい曲が何か調べたら、エルガーの「エニグマ」だったり、ラジオでよく聴く「愛のあいさつ」など、調べてみるとエルガーの曲は知らないうちにけっこう私たちの耳に入っています。でもこのシンフォニーは、初めてでした。なので、旅行前に夫がさっそくCDを買ってきて、何度か聴かせてくれました。この曲はきっと演奏者にとってはとても難しい曲なのだろうと思われました。とにかく弦楽器がものすごく早いテンポで流れるように演奏されるのです。でもさすがにベルリンフィルは素晴らしい演奏をしてくれました。ラッキーなことにコンサートマスターはまたしても樫本大進さん。この天才の集合体のようなスゴイオーケストラを引っ張って見事な演奏を聞かせてくれました。エルガーのシンフォニーはあまり知らなかっただけに、期待もしていなかったのですが、聴けば聴くほど美しい曲で、エルガーという作曲家を再発見したような気持ちです。席を替えて2日にわたって聴けたのは、オーケストラと曲の違う顔を見られたようで、これまたとても面白かったです。今、帰ってきて、車の中、家の中でもエルガーのシンフォニーNo.1をかけて、あの余韻を楽しんでいます。
ベルリンの街は、前回エジプトの帰りに寄ったのでけっこう疲れていたせいなのか、観光バスでベルリンの歴史を見て回ったせいなのか、けっこう暗いイメージがありました。今回はもうちょっと違うベルリンの顔を見たくて、クリスマスマーケットや、デパートなどを歩いてみました。私、知らない街のスーパーマーケットや、デパートを見て歩くのが大好きなのです。特に食料品、そこの文化がわかるような気がして、時間があると、よく見て歩きます。ミュンヘンでも、寒いのでいくつかのデパートをブラブラしましたが、なんだか日本のデパートに似ていました。でもココ、ベルリンのKaDeWeというデパート、とてもうつくしぃ~いデパートでした。
そしてとくに食料品売り場がものすごく充実していました。日本と違って売り場は地下ではなくて最上階のすぐ下、レストラン街の下にあるのですが、あんなに大きなチーズの売り場はみたことがありません。おまけにシーフードのバーカウンターなどがあって、朝からシャンペンを飲みながら牡蠣などをつまんでいるヒトなんかがいて、オシャレです。そして最上階のレストラン。ビュッフェ形式で、トレーを持って好きなものをのせていって、最後に重さで会計をしてもらうやり方のレストランですが、その種類の豊富なこと!!そしてディスプレーがとても美しいし、食事の席も斬新なデザインでオシャレ。こ~んなデパートがうちの近くに欲しい!!!
今回のドイツの旅。寒くて天候にもあまり恵まれたとは言えませんが、おもいっきりステキな旅だったと思います。クリスマスマーケットはどこもきれいで、雨なんか気にならなかったし、12月のドイツはとても魅力的でした。
ためいき!がでます。
お城も夢のようだし、ホテルも素敵・・
でもでもやはり眼がいくのは、クリスマスマーケットです。私も!
ミュンヘンのマーケットで売っている、ハートの形はチョコレートなのかな?
デパートも行ってみたい・・
ああーたくさん食べてみたい!
食いしん坊のみ・・もちろん音楽も聞きたい・・
写真が上手に撮れていて、楽しめました。