もともとそれでよかった♡

すべては自分の中にある

「イナンナが語るニビル星人アヌ一族の物語」(9)~(11)(愛知ソニアさん)

2015-06-24 | 宇宙種族

太陽の架け橋さんより

http://solesoleil.exblog.jp/21538125/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

(9)急増しはじめたルル
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-03.html
2013年03月20日
生命の家:エンキがアブズの自分の領土に建てた「ルル・アメル計画」のための実験所

アダマ:(アダマ一号)粘土という意味。エンキが自らの生命のエッセンスをホモ・エレクトスの雌に与えて生まれた男。原始的労働者ルル・アメルのプロトタイプ第一号

ティ・アマト:生命の母という意味。アダマの生命のエッセンスからクローニングして生まれた女。原始的労働者ルル・アメルのプロトタイプ第二号

エディン:北にはエンリルの城があるレバノン杉に囲まれた森林地帯

me(メ)
:ニビル星人たちがもっているプレアデスのテクノロジーが生んだ魔法のツール。さまざまな種類がある



 「生命の家」の周囲には、 目に見えない me(メ) のドームがはり巡らせられた。ドーム内には、14人のルルたちが快適的な生活できるような環境設定がなされていて、彼らの生態を観察できた。

 ようやく役目を終えて自由になったティ・アマトとアダマは、エンリルの居城近くの「エディン」という場所に送り込まれることになった。が、エディンにも、生命の家と同じように、いやそれよりかは2倍も広い、目に見えないドームのバリケードが張られていた。

 しかしながら、アダマとティ・アマトは、あることを教えられていた。そのエディンの端までいくと、すなわち、バリケードの境界近くまで行くと、恐ろしいことが起きるということを教えられていた。実際には、このドームは彼らを展示するための機能を備えていて、モニターを通してアヌンナキたちが彼らを観察する場所だった。動物園のような役割をした。

 アヌンナキや、またラーム(火星)のイギギまでが、その珍しい生き物のつがいを見学しようと、遠路はるばるやってきた。2匹のルル・アメルを一度見物したいものとエディンに押し寄せてきた。エンキの末っ子のマルドゥクまでもが、わざわざ訪れた。ニビル星でも、ルル・アメル第一号アダマと第二号のティ・アマトは噂の的となった。しかし見学者たちは、高度な学習能力をもつ彼らに、気づかれないようにと、モニターを通して始終彼らの動きを捕らえていた。

 あの目に見えない me(メ) のドームは、単にバリケードの役割を果たすだけではありません。me(メ) が制限する範囲内で、今もあなた方は世界を我が物顔にしているのです。
そろそろその事実に気づくときがきました。そのような巧妙さを備えているのが、我々のテクノロジーです。

イナンナは語る




 ついにエンリルも、妻のニンニルとニヌルタを連れてティ・アマトとアダマの見物にエディンを訪れた。最初は、このプロジェクトに大反対だった彼も、ルル・アメル第一号の見事なできには驚かされた。エンリルは、このプロジェクトを称えて、地球の総司令官として一同に演説した。

 「愛する兄エンキと妹のニンティ、そして、ニンギシュジッダ、生命の家の諸君、よくぞ頑張ってくれた! アヌンナキの女神である君たちの力によって、原始的労働者ルル・アメルプロジェクトは成功したといえよう。皆に私から、栄誉の勲章を与えることにしよう!」

 エンキはこの任務に一息ついたことで自分の屋敷に戻り、家族と一緒に過ごすことにした。ニンティとニンギシュジッダは、さらに研究を続けるために生命の家に戻ることにした。
しかし、案の定、生命の家では、ある問題が浮上していた。me(メ) のドームの中で放し飼いにされていたルル7対が、茂みの中でつがっているのが確認されていたにも関わらず、雌は子を産まず、ルルの数は増えていく様子がないということが明らかになったからである。これを知ったエンキは、生命の家に早速戻ってくることになり、再び彼の指揮の下で対策が練られることになった。

 一方で、金の方はというと、エンリルの尽力でラーマを経由せずに直接ニビルに届けられるようになった。しかし、肝心の労働者は未だにアヌンナキであることには変わりなく、逆に、地球に精製場の建設ラッシュが訪れて以来、アヌンナキの仕事は増え、不満の声はさらに高まっていた。

 常にどこかで暴動や事件が起こり、不安定な状態が続く中、ニビル星からは、大気圏を安定させるために、もっと多量の金が必要だと催促が届いた。エンキたちは、この悪循環を解決するためにも、一刻も早くルルを増やす方法を見出さねばならなかった。エンキは、改めて小さな me(メ) の設定を確認し、アダマとティ・アマトの生命のエッセンス、そしてアヌンナキのものを掛け合わせるという実験をし直すことに決まった。こうして、「ルル・アメル計画」は第二段階を迎えたが、その鍵はといえば、それは、アヌンナキとルルの生命のエッセンスの違いを完璧に理解するしかなかった。

 遺伝子工学の研究においては、ニンティの右に出る者はいない。なんといっても彼女は、地上で最初に螺旋状の二本の紐を操った女神である。

 「この地球上に科学をもたらしたのは女神である」

と、いってもおかしくはない。ニンティが実験に取り入れたのは、ニビルやプレアデスのサイエンスだけでなく、呪術もふんだんに取り入れた。

 満月の夜に、彼女は月の光を浴びながら歌を歌ったり、舞を踊った。これも彼女の「妊娠の儀式」のひとつだった。このようなニンティのユニークな科学者としての側面は、後に魔術や錬金術と呼ばれるようになるが、それでも近代科学のもととして実にニビルの女神ニンティが種を蒔き、いついつまでも科学の知れれざる影の側面として存在し続けることになる。

 魔法とは、実際には、「真法(まほう)」といった方が正しいのであり、それを自由気ままに操ってきたのが、ニビル星人たちなのである。そこには、遠く彼らの祖先にあたるプレアデス星人から受け継がれたものもあれば、アークチュール星人から受け継いだ叡智も含まれている。さらには、クリエーターから意志を直接取り入れる魔法もニンティは知っていた。

 ただし、ニビル星人のすべてが、ニンマーのように魔法が使えるというわけではない。これは、アヌの血を引く純粋なアヌ一族の特権であり、この魔法と彼らが持つパワフルな me(メ) はうまく共鳴し合った。

 さて、「生命の家」では、アヌンナキの生命のエッセンスが、男と女別に皿に振り分けられて、それぞれがティ・アマトとアダマのものと比較された。小さな me(メ) を通して観察すると、絡まった2本のヘビのようなものが見え、それをさらに拡大させると、“生命の木”であるDNAの連なりの染色体の上に、22本の枝がついていた。これが、いわゆる彼らとアヌンナキとの決定的な違いであり、これに気づいたニンギシュジッダは、エンキに言った。

 「これでは、生殖能力は持てない! 男と女を決定的に分ける2本が欠けているのです」

 時を同じくして、ニンティもこのことに気づいていた。そこで、エンキとニンティとニンギシュジッダの三人は、新しい実験を試みた。ニンギシュジッダはエンキ、ニンティ、アダマ、ティ・アマトにトゥルバのエリキシル(特効薬)を飲ませて、深い眠りに誘導し、エンキの肋骨から抽出した生命のエッセンスを、小さなme(メ)にかけてアダマの肋骨に抽入した。同様に、ニンティの肋骨から抽出したものがティ・アマトの肋骨に注入されて手術は完了した。

 「成功しましたよ。彼らの生命の木に枝が2本加わりました!」

 ニンギシュジッダは嬉しそうに、眠りから覚めたエンキとニンティに告げた。その後再び、アダマとティ・アマトはエディンの展示用ドームに戻されたが、それまで裸で無邪気に遊んでいた二人は羞恥心というものを覚えたのか、大きな葉で陰部を隠す姿がモニターに映った。偶然にもそのときエンリルが生命の家を訪れ、モニターの画面に集中しているニンティとエンキに近づいた。その瞬間、モニターにアダマとティ・アマトに映った。彼らはいかにも見られていることを知っているかのように片手で陰部を隠しながら、もう片方の手をつなぎながら森の中に逃げていった。

 「君たちは一体、何をしているんだ! 奴隷を創造するという目的を忘れたのかね? 次は服を着させて楽しむのかい? 我々ニビル星人の大切な生命のエッセンスをどこまで無駄にするつもりだ!」

 エンリルは苛々して大声で怒鳴った。

 「エンリル様、私たちの「寿命の枝」までは与えてはおりません。どうかご安心ください!」

 ニンギシュジッダはオロオロしながら弁解した。しかし、これがさらにエンリルを怒らせてしまった。

 「あの奇妙な獣たちをエディンから追放しろ! エディンの展示ドームはこれで廃止だ。さっさと奴らをアブズの現場に送るんだ!」

 地球総司令官エンリルは、厳しい口調でそう命令してから帰っていった。


(10)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21543796/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

(10)半神半人ジウスドラ
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-05.html
2013年05月11日

マルドゥク:エンキの長男。エンキがニンキと結ばれる以前にヘビ族のラクササスの皇女と結ばれて生まれた。宇宙征服の野心を持ち、エンキテ(エンキ一族)の中で力をつけて、イナンナに対抗する。後にラーの神(光の使者)、アムン(隠れた神)と呼ばれる


 
イナンナは語る、、

 皆さんに、プレアデスの恋についてお話しましょう。私たちプレアデスの存在は、激しく大胆な恋をします。

 エンキにはヘビ族の血が流れていて、純粋なプレアデス系ではないにしても、私には彼のパッションがよくわかるのです。そんなエンキと私は、深い情熱で結ばれた恋人同士です。

 これからお伝えするのは、エンキがルルの娘に恋をした物語です。

  この物語は、美しくもあり、また、私たちの血に秘められた醜い世界も露にすることになります。けれども、こういった刺激はあなた方にとって、中に封じ込まれている扉を開くことになります。秘められたパワーにアクセスできるのです! 
これこそアヌンナキに秘められた秘密です。

 宇宙は、恋をするためにあるのです!



 ヘビ族は宇宙創世期に、あらゆる惑星に地下帝国を築いていた。もちろん地球にも、星の誕生と同時に、彼らは何者よりもいち早く移住してきていた。そんなヘビ族の血を引くエンキは、慎重で、堅実なところがありながらも、父親のアヌに似て、プレアデス特有の浮気者だった。アヌンナキの男神は皆そうといえるのだが、エンキもアヌ同様に、女のためならどんなことでもするような神なのである。

あるときエンキは、またもやルルの娘に恋をした。

ちょうどそのころエディンでは、ル・マルクという名のルルが労働長として働いていた。彼の仕事は、ルルへの配給をなるだけ削減することだった。ル・マルクには、自分の従妹(いとこ)にあたるバタナシュという妻がいて、二人はマルドゥクの管理下にあったエディンに暮らしていた。

ル・マルクの妻、バタナシュの美しさは、その界隈では有名だった。そんな彼女に好奇心を抱いたエンキは、こっそり彼女を見に行くことにした。そして、実際にバタナシュを目の前にした時、その絶世の美しさに釘付けになってしまった。早速自分の屋敷に帰った後、エンキはマルドゥクに、卵型のme(メ)クリスタルにメッセージを込めて送った。

「マルドゥク、ぜひ頼みたいことある。エディンの労働長をしているル・マルクを、お前のところに呼んで、新しい都市計画の指導をしてくれないか?」

マルドゥクは、何の疑いもなく父の頼み事を喜んで受け入れ、ル・マルクとバタナシュをエディンから自分の屋敷まで呼び寄せた。そして、マルドゥクの監督下で必要な訓練がル・マルクに施された。建築や造船、都市計画などの知識を彼は学び、妻であるバタナシュは、アヌンナキの女神たちから医療や織物などの工芸を学んだ。彼らにはアヌンナキのあらゆる知識を授けた。教育を受けた二人は、ニンティ(ニンマー/ニンフルサグ)がいるシュルバク(安息の都)の城に預けられた。

これは、アヌンナキの知識を身につけた貴重なルルたちに危険なことがあったらというエンキの配慮であり、それはバタナシュに近づく口実でもあった。

そんなあるときエンキは、ニンティを訪ねた。しかし、彼女が不在だったので、エンキは勝手に屋敷の奥に入って行った。すると屋上の方から、水が流れている音が聞こえてくるので、彼はこっそり階段を昇り、音がする方に近づいていった。するとなんと、バタナシュが水浴びをしている光景が彼の目の中に飛び込んできた。

「なんと美しいのだろう!」

エンキは、裸のバタナシュにそっと近づいていった。突然エンキが現れたので、バナケシュは驚き、声を上げそうになったが、エンキの巧みな誘惑に、魔法にかかったようになり、まるで操り人形のようにさせられてしまった。バタナシュはクモの糸に絡まった蝶のように抵抗できなくなり、あっという間にエンキの意のままになってしまった。間もなくすると、バタナシュのお腹はみるみるうちに膨らんでいった。少し経過すると、元気な男の子を彼女は出産した。

その子は母親に似て、透き通るような青い目に、羊の毛のように白っぽい金髪をしていた。そればかりか、眩しばかり光り輝いていた。エンキは、その子を見ると、かつてなかったほど喜んだ。バタナシュはやがて、その子を抱いてル・マルクの元へと帰っていった。一方、ル・マルクは、帰りの遅い妻にやきもきしていた。すると赤子を抱え帰ってきたので驚いてしまった。ル・マルクは父親のマツシャルをよんできて、この件について相談した。

「見てください。イギギにも見えないしアヌンナキのようにも見えません。別の惑星からやってきたように私には思えるのですが、どうしたものでしょうか?」

マツシャルはその子を覗き見てからバタナシュに訊いた」。

「バタナシュ、その子は本当に我が息子の子か? それともイギギが父親なのか?」

「いいえ、お父様、この子の父親は、ル・マルクでもないですし、イギギでもありません」

バタナシュはそう返事しながらも、神々しく光る赤子に見とれていた。

「この子は神性さに満ちている! この子はきっとしかるべき運命を持って、この世に生を授かったに違いない・・・時が来ればきっとわかるだろう。それまでこの子を大事に育てるがいい!」

マツシャルは、夫婦に向かってそう念を押してから帰っていった。バタナシュのほうもその子の出生の秘密は誰にも明かさなかった。その子には、「ジウスドラ」(光り輝く人生を永久(とわ)に歩む君)という名がつけられた。この「ジウスドラ」こそ、まさに後に聖書にしるされることになった、ほかならぬ「ノア」のことである。

この光り輝く子(ジウスドラ)の噂は、ニンティの耳にも入った。彼女は自分の手で、ジウスドラを育てて見たいと申し出た。彼女はジウスドラを一族の皇子として育て上げ、エンキも自ら教育を施し、息子たちの中でもジウスドラを特別に可愛がった。半神半人のジウスドラが誕生したのは、地球でアヌンナキたちが、110番目のシャル(40万年)を迎えようとしていた時代だった。 



(11/完)につづく

愛知ソニアさんのブログhttp://sonia.thd-web.jp/
では、この後も、神アヌンナキと奴隷ルル(人間)の物語はつづきますが、抜粋した拙ブログでの紹介はここで終了。残り最後(完)では、イナンナの地球回帰で締めたいと思っています。
 

古代の物語や旧約聖書などと比較しながら、楽しみたい方には、是非、ソニアさんのブログを訪れ、じっくり読まれることをお勧めします。

(*)2013年2月から2013年8月まで、イナンナの物語が綴られています。
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21551272/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」(完)イナンナの帰還

愛知ソニアさんの「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」最後の章です。
地球人とそっくりな二ビル星人たちでしたね。

宇宙空間と宇宙次元、銀河世界がどうなっているのか、想像もつかない私ですが、宗教らしくない、真我の探求(アートマ・ヴィチャーラ)の教えを聴いていますと、昔、どこかで聴いた「我神なり」のマントラが蘇って来ます。
しかし、ニビル人たちが未だに、個人として自己のアイディンティティーを保持していることに驚かされます。
<神>って、個人を超えたものだという認識があるので、「え〜、まだそんなんなの〜?!」って感じになりました。

では、最後のお話(実話ですよ〜)をどうぞ。
愛知ソニアさんにも、合掌!
そして、お付き合いくださった方に感謝を申し上げます。


(完)最終チャプター
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-08.html
2013年08月24日
イナンナは語る

 私は、あなた方のDNAが変化する準備のために戻ってきました。あなた方と地球が共に完全にシフトできるように。それが可能になれば、私たちアヌンナキも自由になれるのです。これも地球がバランスを取り戻すために必要なプロセスであることを知ってください。私自身が、あの頃のように自由で、創造のエネルギーに満たされるために・・・そうなれば、あなた方に対する私の愛も、きっと新たなフェーズを迎えることでしょう。よきコンパニオンとして、いつまでもあなたといっしょに旅することができますように祈っています。



イナンナの帰還

 ゾームの中でイナンナは虚ろな状態になっていた。彼女は夢の中で、マタリとタラに会うと、いっしょにナガの地下帝国を再び訪れていた。イナンナは最後の力をふり絞り、老婆の女神に会おうとしていた。

 「ここから先は、一人で進むように」

 懐かしい声が聞こえてきて、老婆の女神は現れるとイナンナに告げた。そこで一人で、真っ暗な狭いトンネルを這いながら奥に進んでいると、向こうから急に卵型の光る物体が現れた。近づいてみると、イナンナが一人やっと入れるくらいの透明の卵型のカプセルがあり、そこからはゆらゆらと虹色の光が放出されていた。

 「イナンナ、その中に入ってごらん」

 再びナガの女神の声がした。イナンナは思い切ってその虹の波の中心に飛び込んだ。その途端、イナンナはなんともいえない安らぎに包まれていた。それは、まるで母の子宮の中に浮いている胎児のような心地よさだった。

 (本当は最初から何も起きていなかった! これは、わたしが母上の体内で見ていた夢だったのかしら?)

 その瞬間、イナンナはハッと目覚めた。これまでのすべてが、自分の心が創り上げたものであったことに気づいたのだった。彼女は、夢の中でアヌンナキのストーリーを生きていたことを知ったのだった。

 (アヌ一族のことも、このゾームのことさえ、すべてが夢の中の出来事なのね……。実際には、この暖かい母の卵の殻の内側にずっと横たわっていただけ。今私は、母の愛に包まれている……)

 そう思った瞬間、うずくまっている自分の姿があった。両手を突き出して大きなあくびをしてみると、再び、ゾームの中に自分がいる。この二つの世界は、最初のうちはゆっくりと繰り返し交互に現れたが、そのうちスイッチをオンオフするように早く切り替わっていった。イナンナの意識は、まだ夢うつつ状態だったが、突然、ソ・ラーラの声で、叩き起こされるような感覚を覚えた。

 「目覚めるのです、イナンナ!」

 耳元で、ソ・ラーラの声がした。

 「イナンナ。あなたにチャンスが巡ってきました。さあ、お戻りなさい、地球へ。あなたの魂が愛する地球にもう一度戻るのです!そのための肉体候補がすでに見つかっています。移動する準備は、できていますか?」

  「もちろんです、ソ・ラーラさま」

 「ではウォークイン・チェンバーに案内します」

 ついにイナンナは、ゾームから解放された。彼女は再び地上に戻ってきた。かつて地上で羊飼いの神ドゥムジを探して冥界をさ迷い旅したように、今、また地上に甦ったのだ。ゾームから脱出することができたイナンナは、やっと自由になり、天と地の偉大な女王として復活した。女神イナンナは、やり残した女神の使命を達成するために再び地球に戻ってきたのだ。



 私は、松明の火を握りしめ、闇を明るく照らすために戻ってきた真の自由の女神なり。あなた方は、今という大切な時期に生きているということをもっと認識する必要があります。自由な存在であるということを思い出さなくてはなりません! そこからすべてがスタートします。シフトは自発的に訪れるということを信頼してください。それは、シンプルな道(メソッド)で訪れます。チャンスとしてあなたの前に訪れるはずです。私イナンナは闇と戦い、勝ち残った勝利の女神です。個々の解放を求めて叫んだ女神です。そして、あらゆる権利を取り戻すために戦った女神なのです。そして、あなた方と同じように自らの身を以ってあらゆることを学びました。

イナンナは語る


 宇宙連合であるウエストスターには、天使界・霊界の存在たちも含めて、宇宙のさまざまな代表たちが集まっている。ライトブラザーフッド(ホワイトブラザーフッド)をはじめとし、あらゆる高次の存在たちが出入りする機関であり、彼らがクリエーターのサポートの下、自分たちの目的を達成するための機関、それが宇宙連合である。

 イナンナが宇宙連合総司令官ソ・ラーラから受けた、地球人にウォークインするというミッションは、イナンナにとって願ってもないことだった。ウォークインと呼ばれる現象は、現在でもまだきわめて稀であり、宇宙連合の計らいがなければ適わないことなのである。イナンナはソ・ラーラによってこの特別な特権を与えられたのだ。

 「地球2012年12月21日 場所カナダ国、女性 バンクーバー諸島に向かへ!」

 イナンナは、指令を受けると宇宙連合の超新型シェムを与えられて地球へ向かった。ある地球人の女性の肉体に入るという計画を実行するためだった。自分の魂が、地上の肉体の持ち主と完全にすり替わり、その女性として生まれ変わることがイナンナに許された選択だった。ウォークインして新たな肉体を授かった後も、ウォークインのケースでは珍しく以前の記憶は残されることになった。イナンナは、自分の故郷であるニビル星に自由に行き来できるウォークインとして、地球に戻ってくることになった。そしてイナンナは、この時期に地球に戻れることにわくわくした。

 彼女と同じアヌンナキの魂を持つ者は、彼女以外にもこの地球にいるはずだ。イナンナのような宇宙人が、今この地球で、まったく人間と変わらない生活をしているということに、あまり誰も気づいていない。宇宙連合によると、イナンナのような形でウォークインして地球にいるのは、約230名という。地球にウォークインして訪れている者は宇宙人が多いが、ウォークインする肉体の持ち主の祖先の魂だった存在もいたりする。宇宙人も含めて、多種多様の存在たちがウォークインして地球に戻り、人間たちに混じって生活しながら、目まぐるしく変容する今の地球のサポート役を引き受けている。

ウォークイン

 30代のある女性の肉体に融合する許可がイナンナに下りた。その女性は2012年の晩秋、カナダのバンクーバー諸島のある小さな島にやってきて、ニューエイジ系のワークショップを受けている最中だった。その時、イナンナを乗せた小さなシェムが島の南側に着陸した。霧の深い、まだ誰も起きていない早朝に、イナンナはソ・ラーラからの最後の指示を海岸近くで待っていた。

 ヤスミンという名の女性は、そのワークショップに参加する数か月前に、致命的な交通事故に遭遇していた。そして、彼女がER(緊急救命)室に運び込まれた時、自分を幼い頃から守り導いてくれていた彼女のガイダンスから、これからその島で起きることを前もって聞かされていたのである。ベッドに横たわり、こん睡状態が続く中、ヤスミンは別の次元ではっきりと覚醒していて、彼女のガイダンスのささやきに耳を傾けていた。

 「ヤスミン、あなたは無事にあなたのライフパーパスを達成しました。おめでとう! これ以上、ここに留まる必要はありません。次の進化のプロセスに進む時が来ました。あなたもそれをうすうす気づいていたはずです」

 「はい、なんとなく……。この時を私は待っていたような気がします。私のこの肉体を必要とする者に譲り渡すことになるのですね」

 「そうです。では、そのプロセスにかかります。今からあなたの肉体は甦ります。回復して次のサインが届くまで、普通の生活に戻りなさい」

 こうしてヤスミンは、事故から一命を無事に取り戻し、回復に向かった。しばらくすると、彼女のガイダンスは、再びヤスミンにある共時性を通して指示を送ってきた。それに従って彼女は、バンクーバー諸島のある小さな島で開催されるヒーリングのワークショップに参加することになった。そして、海岸沿いのリトリートハウスで講習を何日か受けていたあるとき、再び自分の耳元でガイダンスの声が聞こえた。今度はまるで誰かが真横にいるようにはっきりとした声で聞こえた。

 「誰にも気づかれないように、そっと教室を抜け出しなさい。島の南の岩が連なる辺りを歩いて行きなさい」

 ヤスミンはそこに着くと、ガイダンスはもう一度彼女に念を押した。それは、シェムの中で待機していたイナンナにも総司令官ソ・ラーラが確認した同じ最後の言葉だった。

 「本当にいいのですね」

 イナンナもヤスミンも、同時に深く頷いた。彼女たちの決心に揺らぎがないことが確認されると、ヤスミンのガイダンスは、彼女に岩の上に横たわり、リズミカルな呼吸をするように導き、彼女の光体が肉体を離れる準備を整えた。岩の上でヤスミンが呼吸を続ける間、イナンナはシェムの中で、ソ・ラーラからの次なる指示を待った。ソ・ラーラ以外にもアシュター、トーリン、そしてアラールといったコマンダーたちが、それぞれの乗物に乗ってきて、イナンナが岩場に着陸すると、そのシェムの上空を回旋した。そして、ついにGOサインが出された。

 彼女の意識のすべての側面を、その感覚は包みはじめた。イナンナが乗っていたシェムから飛び出したスパイラル状の光が、岩の上に横たわるヤスミンに入った。一方、ヤスミンの体に一筋の光線が飛び出し、総司令官ソ・ラーラのシェムの方に消えていった。イナンナは、岩の上に横たわるヤスミンの頭から左肩にかけて、まるで服を着替えるように侵入していった。とたんに、それまでのアヌンナキとして肉体の軽さがどんどん抜けていき、代わりにとてつもない重力をその体の中で覚えはじめた。人間の肉体という、今まで知らなかった質量をイナンナは感じていた。イナンナの魂は、次第にその新しい感覚に溶け込み慣れていった。

 その新しい身体は、イナンナにとってコンクリートのように硬い空間であり、体を動かすことも、指一本動かすこともできなかった。そのうち、横たわる岩の上まで海の潮が満ちてきてきた。イナンナは、深いトランス状態の中で、痙攣を起こしたような動きしかできなかったが、ようやく時間をかけて、自分の足を動かすことに成功し、なんとか立ち上がると、ワークショップが行なわれている部屋まで戻って行った。部屋に辿り着くと、参加者たちはヤスミンの変化に気づいたが、幸いにもヒーリングセミナーに集まる人々は皆、親切にヤスミンのことを気遣い、いたわってくれた。

 イナンナにとって、地球人としての肉体を持つことは、頭で考える以上に大変なことだった。自分が元々持っていたエネルギーの波動と同調しないために、肉体的にも精神的にも混乱し、頻繁に痙攣を起こすことになった。さらには、その喉を通して出る無機質でロボットのような声は、今までのヤスミンと違っていた。そのことに周囲の誰もが気づいていた。最初の頃は、肉体がイナンナを拒否しているのか、目の動かし方など身体の各パーツの動きはぎこちなかったが、半年ほど時間をかけると、イナンナは徐々にその体に慣れていった。一方、肉体を去ったヤスミンの魂は、しばらくの間ウエストスターに留まり、最終的に彼女自らの魂の使命を果たすためにグレートスピリット(大霊)の元に戻っていった。

 地球ではヤスミンという名で、イナンナの新しい生活が始まった。総司令官ソ・ラーラはウエストスターに戻る前に彼女にあることを告げた。

 「あなたの使命は、人間と宇宙人のコミュニケーションのギャップを埋めることです。そして、私たちのテクノロジーの紹介や教育プログラムを通して、人間に宇宙との交流が公になる日のためにその準備を進めることです」

 「はい、ソ・ラーラ様、承知しました。でも、あのマルドゥクはどうなったのでしょうか?」

 「まだ、気になるとは・・・やがて、あなたにもきっとわかる日が来るでしょう」



 イナンナは、アヌ一族の物語を話し終えたことによって解放された。これは、ナガの老婆の女神の導きでもあり、宇宙連合総司令官ソ・ラーラの計らいでもあった。こうしてイナンナは、地球年西暦2012年に、ある肉体にウォークインして地球に戻ってきた。人間が再び自由で無邪気な遊び心を取り戻すことができるように、それを願って彼女はこの地球に戻ってきた。

 イナンナは、まさに永遠に人間を進化に導く女神なのである。そして彼女は、彼女自身のこの物語の中に、今の地球人が思い出す必要のある数多くの記憶を象徴として語り残したのだった。


おわり

「イナンナが語るニビル星人アヌ一族の物語」(5)~(8)(愛知ソニアさん)

2015-06-24 | 宇宙種族

太陽の架け橋さんより

http://solesoleil.exblog.jp/21523551/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

(5)ルル・アメル(人間)が誕生するまで
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-02.html
アヌ:アンの第一子 弟神アンシャガル一族をニビルから追放してニビル星を治める王となる
アン王:プレアデス星団からニビル星に移ったプレアデス星人のある一族の皇子
アンツ:アヌの妹であり妃
エンキ:アヌの第一子で、いちばん最初に地球に派遣される「水の神」
エンリル:アヌと女王アンツとの間に生まれた、アヌ一族の王位継承者。後に「ヤハウエ」とよばれるようになる神。エンキについで二番目に地球に降りたった神(風の神)
ニンマー:アヌの娘神。アークチュール星人の血を引くハイブリッド。ニンフルサグやハトホルとよばれている女神
アンシャガル王:アヌによって統一されるまでの南朝のアヌ対する北朝の王
アラル:アンシャガル一族の皇子で、アヌにニビルを追放されるが、地球に最初に辿り着くことになるエンキの義理の父。地球到着後まもなく事故死する


 ニンマーは、異なる細胞を融合させる実験に熱中していた。これは、あえて染色体を融合させるのではなく、細胞同士を融合させて、新しい細胞をつくる試みであり、2つの核と染色体を倍持つ“スーパー細胞”なるものを完成させようとしていた。

 (スーパー細胞が分裂していくと、新しい遺伝子の生物が誕生する。その遺伝子を移植すればいいんだわ……)

 ニンマーは、エンキとはまた違う角度でルル・アメルを完成させようとしていた。エンキとニンマーたちが、ルル・アメルのプロジェクトに費やした時間は、ざらに20シャルを越えていた。それは地球の時間にしておよそ7万2千年という長い期間だった。

 生命のエッセンスを混ぜ合わせる実験によって、奇想天外ともいえる生き物たちが誕生した。それらは、

● 幾つもの目や顔を持つ猿類
● 翼を持つライオン
● 体を背合わせに共有する生き物
● 男女の二つの顔をもつヘルマフロディテ(両性具有)
● 角を持ち、人間の顔の四本足の生き物
● 馬の足を持つ直立人
● 牛の頭を持つ直立人
● 人間の頭をした巨大
● 猫羽のある直立巨人

などであった。

 それらの中には、ラーマ(火星)に送られて飼育されるものもあれば、危険でないものは、生命の家の外の目に見えない檻の中で放し飼いにされたり、逃がされる生物もいた。しかし、実験室で生まれたほとんどが魂を宿しておらず、生き延びる術も知らなかった。

 彼らには、魂という重要なエレメントが欠けていたために、しばらくすると死んでしまう者も多かった。うまく魂を宿し、頭脳をもった者の中には、自らが神であると装い後に誕生するルルたちを操作するよになった生き物もいた。もちろん、中にはアヌンナキやルルに使われる従順な奴隷となる生き物たちもいた。

 やがてやってきた古代エジプト時代には、寿命が長いそういった生き物の中には、崇拝される者たちも現れた。確かに彼らは、アヌンナキの生命のエッセンスが掛け合わされているかぎり、神といえば神なのである。魔力で人を魅了させては操る、悪魔の落とし子とさえいえる生き物が彼らの実験の結果生まれた。

 実験の最中には、エンキもニンマーもルル・アメルを完成させることに熱中していて、これらの副産物まで誕生させていたことにはあまり気にしていなかった。

 ようやく彼らの実験は、最終段階に近づいていった。やっとルル・アメルと呼べるような原始的労働者のプロトタイプが誕生した。実験開始から約20シャル、地球時間で約8万年かかったことになる。50万年前にアヌンナキが地球に到来し、40シャル(地球の時間で14万4千年間)もの間、金の採掘作業はアヌンナキの労働者だけによって続いたが、しかし、エンキがアブズのサバンナ地帯で発見した直立原人(ホモ・エレクトス)の生命エッセンスとアヌンナキのものと掛け合わせた結果、やっとルル・アメルとよばれる原始的労働者が誕生した。実際にこれが今の人類のプロトタイプとして、地球上にいちばん最初に現れたということである。


(6)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21523599/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

(6)近親相姦
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-02.html
2013年02月18日
 これは人間の世界では、当然のように堅く禁じられている行為です。
それは、モラル的にも、
けして許されないというだけでなく、
遺伝的な危険が絡みます・・・


 しかし、ニビル星人にとっては、
地球人がタブーと認めている行為は、
実は、そこに彼らの秘密が隠されているのですね。



 あからさまにも彼らは人間のDNAに、その著明すぎるちがいを残した。
その神々の行為のうちには、アヌの血の濃さを競う、
ときには醜くもみえる神さまたちのエゴがからんでいた。

 「だからその能力を私たちは自然に広めて、地上にルネッサンスを開花させることも、
地球を破壊することもできるのです。

 これが、神と人間との究極的なちがいであり、
それがいつ地球上に現れたか、
神々の神話以外に、
そこにたどりつく急所急所がわかりません。

 そのようなことが、我々神々の業であり、
同時に私たちアヌンナキの、

 人間に対するカルマの解消であり、
ときには両刃の剣のような戦いとなって、
バイナリースターシステムが辿る運命をともにするのです。

 じっさいにこの神々の秘密が、
つまり彼らの特権が、人間たちには譲られなかった
・・・こういうところです。

 こんな遺伝子操作の背景には、やはり、ニンマーが深く関わっていました・・・。

 ニビルから地球にやってきた、私たちのようなアヌ一族(アヌンナキ)の女神も、
やはり、血を分けた男のアヌンナキを地上で産むことが、
アヌに寄って暗黙の了解として課せられていたのです。

というか、アヌンナキの女神たちは、それを地上でいちばん望んでいた、

という事実なのです」

イナンナは語る



 アヌの血を、どれほど濃く受け継いでいるか、どうか、それによってアヌンナキの開拓地である地球にどれだけの領土が分け与えられるか? つまり、アヌ一族に実際に存在するヒエラルキーがはっきりしていた。

 それにしても、いちはやく地球に降り立った彼らは、地球で人間たちと、いずれは結ばれることになる。彼らの血を引く“半神半人”が、たくさんいたという、地球の歴史を思い出さねばならない。


 彼らはアヌンナキに比べて、寿命は短いものの、現在の人間の寿命と比べれば、比較にならないほど長く、その生命力を持続させる力をもっていた。

 人間と比べて、寿命は永遠に近いアヌンナキの、はたして彼らのタイムラインは?

 それは地球とは別の星にあったからだ。つまり、別のタイムラインからやってきた、ということがいえるわけで、聖書に登場するアブラハムやノアにしても何百年間も生きたという不思議な記録が残っている。

 なかば彼ら半神半人は、地球で多くの子孫を産み、どんどん人口を増やしていった。

 当然、人間の寿命だけでなく、肉体や魂のさまざまな可能性を封印してしまったのも彼らなのである。

 しかしながら視点を変えれると、
かりに人間に、イモータリティが許されていたら、地球の資源は、とっくの昔に枯渇していたはずだ。それに人間が、アヌンナキのような、オムニパワー(全能力)をもて遊んだとしたらどうだろう。

 彼らと同じように、エゴにまみれて人間たちは、互いに戦い合い、とうの昔に滅亡していたにちがいない。
そのシナリオもあるということを、彼らは今、人間たちに思い起こしてほしい。

 「すべてアヌンナキの仕業だ!」

 と、こういうこともいえるわけだが、イナンナとしては、ここを、すべてのあなた方といっしょにできる、そして共有できるパラダイスを創造してみたい。なんといってもアヌンナキの女神たちは皆、人類を愛しているからだ。


 「それで、それぞれの神々がもっている計画ということを、
地上のみなさん、ぜひ今、理解してほしいのです。

 それは神さまの計画にゆだねるという意味です。
それが今あなた方に求められていることです。

 このようなことも含めて、
すべてがクリエーターの意に沿って進んでいる、
ということにもっと自信をもってください。

 人間はそれぞれ、自分の道でたどりつく、
ということをここで念をおしておきます。

 さて、アヌ一族に、もめ事が多いというのも、
実は神々の個性の豊かさがゆえに起きたことです。

 結局のところ私たちは、
戦争を地上で、いや銀河のあらゆる場所で繰り広げました。

 私たちアヌンナキは、親子兄妹同士が結婚することによって、
確実に自らのパワーを手に入れてきました。

 特に、アヌの息子たち、兄弟の神々は、つまり、エンリルとエンキは、
ちょうど二手に分かれ互いに対立する運命にありました」

イナンナは語る




 彼らは互いに競い合いながら、出来るだけアヌンナキの血を濃く受け継ぐ女神たちと結ばれようとした。このように、血族関係を巡る醜い争い、というのも彼ら宇宙人が地球に運んできたものである。やがて彼ら神々が起こした戦争によって、彼らの領土である地球のあちこちが、大混乱に落とし入れられた。彼らは事実それを予測できなかった。

 彼らはその感情体においては、その肉体が人間のより、3倍から4倍大柄というだけあって、彼らは時にしては、激しい流星のように大粒の涙を落下させる。彼らの感情体も人間からするとオバケみたいに大きい。

 なにごとにも大げさなのがニビルの神々である。よって、そのいちばんの頭の神さまである、ゼウスのようなアヌと、その妃偉大なるアンツのスケールの大きさは桁外れであるということと、その他大勢のアヌンナキの神々の特徴もやはり多分にアヌと重なり合っている。

 そしてアヌンナキが、いくら性に関して自由奔放であっても、しかし、一つだけ彼らにとって許されないことがある。それは、「殺人(殺神)とレイプである。それだけは許されない。それは宇宙連合ソ・ラーラのもとに決められた、この宇宙全体にいきわたる秩序なのである。

 よって彼らにはそれに関しては、人間以上に厳しい罪が課せられた。



(7)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21530285/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

(7)お産の家「シムティ 」
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-03.html
2013年03月16日

 ニンマーは、その器の中に混ぜ合わされたアヌンナキと地球人のエッセンスを垂らし、さらには直立人の雌から抽出した卵子をそっと入れた。そうしておいたあとニンマーは、 me(メ) の器の温度調節をたしかめた。

 しばらくそのままにして置いた後ニンマーは、受精卵の入ったその容器から液体を取り出し、自分の子宮に注入するというプロセスを何回も繰り返した。残念ながら人間たちには、女神のそんな側面はあまり知らされていない。



 エンキは研究熱心なニンマーのために、「生命の家」に隣接して、「シムティ」とよばれる彼女専用のラボを新しく設けた。シムティとは、「心地よく出産できる家」という意味である。

 ニンマーは、自らの子宮を提供しての実験を繰り返したが、それとはまた別に、受精卵を入れた粘土を小さく捏ねり、、地球のその生き物の雌の子宮に注入するという実験も繰り返した。奇想天外な結果を生みだすことを繰り返しながらもついにそれは成功した。

 女神ニンマーとエンキ、そしてニンギシュジッダが中心となって、ニビルの科学者らも交えた、アヌンナキの神々のルル・アメル(原始的労働者)を誕生させるというその実験から、ようやく、アヌンナキの姿をした、つまり立派な両手両足がある生命体が誕生した。そのときは、実験に関わったアヌンナキ総勢でその誕生を祝った。

 ニンマーは、

 「ついに成功しました! これからメスのおっぱいに近づけましょう!」

といって、生まれたばかりの直立原人の赤ちゃんをそのメスの乳房に近づけたが、メスは恐怖と警戒から歯をむき出し、野生の本性を露わにした。自分の子に近寄ろうとはしなかった。そこでニンマーは、その子の母親代わりとなって育てることにした。その子は、ニビル星人の新しい命と比べると成長が遅く、言語を発達させる能力がないこともすぐに明らになった。そこで彼らは再び実験をし直した。その実験に対してもニンマーは自分の肉体を提供した。

 「怪物が生まれるかもしれないのに、他に子宮を貸してくれる女神なんていないわ!」

と、彼女はため息いた。

 心配になったエンキはどうにかしようと考えた。

 「もうこれ以上君に苦労をかけたくない。次は、ニンキに生命の家に来てもらうことにしよう!」

 「それはだめよ、エンキ。こんな危険なことを彼女にさせるなんて! この実験は、私たちがスタートしたのだから、私が責任を持って果たすわ!」

と、ニンマーはエンキに返した。エンキは、心の優しい妹を自分に引き寄せた。そして彼女の耳元で申し訳なさそうにうなずいてみせた。

 このようにして、エンキとニンマー、神女神の献身的な努力の末、今の人類のプロトタイプが誕生した。ついに彼らの実験である体外受精は成功した。

 地球の雌の卵をニンマーに注入することで、ようやく彼らが「ルル・アメル」とよべる、男の新生児が生まれた。地球のメスの生命のエッセンスと、選り抜かれたアヌンナキの男神の生命のエッセンスが掛け合わせることに成功して生まれた作品、それが「ルル・アメル第一号」」である。

 しかしながら、そのメスの生き物の妊娠期間はどれくらいだっただろうか。ニビル星の女神たちのように9日間なのか、それとも地球の人間のように9カ月間なのだろうか?

 それは地球の9カ月よりも短く、ニビルの9日間よりも長かった。しかし、結果としてニンマーは健康な男の子を出産した。そして、その子を最初に腕に抱きかかえたのは、他の誰でもなくエンキだった。実はそのメスの卵に受精させたのは、当の自ら自身の生命のエッセンスであることを、エンキはしばらくたってからニンマーにうち明けた。それを聞かされたとたんにニンマーは怒りがこみ上がってきたけれど、エンキが元気に泣き叫ぶ男の子を満面の笑みで抱く姿を見たときに、彼女の怒りもどこかへ飛んでいった。嬉しい気持ちでニンマーは満たされた。

 「エンキ、私があなたのために、初めて産んであげた男の子よ!」

 「ニンマー、きみは勇気な女神だ。これからは君のことを尊敬の意を込めて、“ニンティ(人類誕生の母)”と呼ぶことにしよう!」

 それ以来、女神ニンマーは、「ニンティ」(偉大なる人類の母)とよばれるようになった。ニンティはアヌンナキたちが地上での使命を達成するために、なくてはならない存在としてさらなる尊敬を得るようになった。


(8)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21537976/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

(8)ルル・アメル誕生の物語
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-03.html
2013年03月19日
アダマ第一号

シュルバク:第四の都市。エディンの近くで、エンリルが自分の城近くに建てたニンマーの病院周辺をいう。大洪水後そこはニンフルサグによってアダブと改名される

シムティの家
:エンキのラボ「生命の家」に隣接したニンティ(ニンマー)のお産の家

ニンギシュジッダ
:エンキの息子の一人で、マルドゥクとネルガルの弟。「生命の家」の所長を務める。双子山の設計士。南米ではケツァコアトル、エジプト時代には、トート(朱鷺の神)と呼ばれる

エディン :北にエンリルの城があるレバノン杉に囲まれた森林地帯

ニンマー:俗に、「ニンフルサグ」とよばれる、プレアデス、ニビル、シリウスのヒーラー
アークチュール星人とアヌとの間に生まれた(ハトホルとも呼ばれる)

エンキ
:アヌの第一子で、いちばん最初に地球に派遣される「水の神」、
アヌが妃アンツ(妹)を娶る以前に、ニビルからヘビ族が支配する惑星を探検したとき出会ったヘビ族帝国のプリンセス「イド」との間に生まれる。

me(メ):ニビル星人たちがもっているプレアデスのテクノロジーが生んだ魔法のツール。さまざまな種類がある



 

 生まれてきた男の子は、生命の家の学者らによって注意深く毎日観察された。その子の姿は、直立原人のように毛むくじゃらではなく、皮膚もアヌンナキのようにブルー系統ではなかった。アブズの粘土のように茶褐色だった。また、彼の血液も同様にアヌンナキのブルーブラッドとも、ヘビ族の深緑色ともちがっていて、赤色をしていた。さらにいえることとして、その男の子の陰茎部の包皮は、胴体と区別がつかなかった。

 これをデザインしたのはエンキであり、わざとそうしておいた。ここにルル・アメルとアヌンナキの相違点を明らかにさせたかったからである。エンキはルル・アメルに生じる可能性のある諸々の問題点を避けるために、あえて肉体労働以外の機能を発達させないように苦心した。



 さて、ニンマーの腹を借りて生まれてきた乳児は、ラボの研究者が毎日行なう身体検査に疲れてしまい、つい泣きじゃくった。するとニンティは、その子を抱きかかえて自分の乳首を含ませてやり、なだめた。

 それを見てほっとしたニンギシュジッダは、ラボの全員を集めて労(ねぎら)の言葉をかけた。

 「皆さん、ご苦労様でした! 長らく頑張ってくれましたね。でも、これからが本番です!」

 エンキは息子のスピーチが続く間、じっとニンティを見つめていた。彼の目が捉えたニンティは、科学者というのではなく、やさしい母親の笑顔だった。

 「ニンティ、その子に名前をつけてはくれないか?」

 「そうね、粘土から生まれた地球の子どもだから、“アダマ(粘土)”とでも呼びましょうか」

 生命の家の研究員一同の視線が集まる中、ニンティは赤ん坊の頭をなでながらそう述べた。

 エンキはアダマを原始的労働者、ルル・アメルのプロトタイプ(ひな型)第一号と呼んだ。そして、第一号の生命のエッセンスは、アヌンナキの科学を誇る貴重なサンプルとして大切に保管された。

 ちなみにその「人類第一号」ともいうべきアダマは、幸いにも肉体労働を課されることはなく、シムティの家のニンティのもとで可愛がられて育った。

 一方、ニンギシュジッダはというと、父エンキがいつアダマの大量生産に入るか、気がかりに待っていた。なぜならば、金採掘の労働をめぐってアヌンナキの反乱が抑えられなくなっていたからである。

 そこでその、「ルル・アメル計画」の次のステップを彼らは検討する運びとなった。

 あらゆる地域からアヌンナキの代表たちが集まり、またもや会議に召集された。そして、ニンティはその場をかりて素晴らしい提案を発表した。

 「シュルバク」の病院から看護婦に来てもらうことにしましょう。代理母に相応しい候補者を何名か推薦しましょう!」

と、いうことで、ニンティのすばらしい提案が受け入れられた。早速、ニンティはシュルバクから「シムティの家」に若い看護婦たちを送った。

 それにしてもやさしいニンティは、彼女たちに代理母の役をけして強要はしなかった。そんな次元の低い強制をニビルの女神たちは受け入れないことをよく知っていた。そんなことよりも、だだ、自分がアダマを抱き上げて、かわいがっている姿を、彼女たちに見せただけだった。ニンティのその姿を見て、彼女たちは感動し、代理母を自分たちから申し出た。

 「まあ、なんて可愛いの、私もアダマのような子を抱きたいわ!」

と、口々に女神たちはそうつぶやいた。そしてシムティの家にやってきた女神たち七名全員が代理母候補と決まった。

 このようにして、その7名の女神たちから、7名の原始労働者ルル・アメルが誕生した。そのプロセスは3回繰り返された。合計で21名のルルが誕生し、元気に育った。

 彼らは皆、金鉱で働けるほど元気だったが、しかし、それでもアヌンナキ全員解放される数にはまだまだ程遠かった。

 また別にも問題があった。それは、代理母を務める女神たちも、出産を永遠に続ける事の辛さを不服になってきていた。そこでエンキはまたしても新しいアイデアに挑戦することになった。

 「ルルだけで子どもが産めるようにしないとこれは解決できない。オートメーションで複製を造るにしても、
まずは、雄を改良すべきなのだ!」

と、エンキはニンギシュジッダにいった。

 「それも大事だけれど、父上、アダマのつがいとなるメスを誕生させることも考えてください!」

 ニンギシュジッダが、肝心なポイントを指摘すると、エンキはそれに納得して頷いた。

 そこでエンキは、アダマが成熟したら小さな me(メ) の力を借りて機能する生殖器(ペニス)をアダマに与えてやることにした。またそれとは別のプロセスとして、アダマの肋骨から抽出された「生命のエッセンス」から、女のプロトタイプをクローニングさせる、という実験してみた。エンキは、妻のニンキにアダマの生命のエッセンスと直立人のメスの受精卵を混ぜたものを粘土の皿の上に垂らし、それを彼女の子宮に挿入して試してみた。するとニンキは元気な女の子を出産した。その子の肌は毛で覆われてはいなく、肌の色もアヌンナキような透き通るブルーに近かった。



 「「ティ・アマト」(生命の母)”という名前にしましょうよ、あなた」

 「アダマ第二号にぴったりの名前じゃないか!」

 うれしそうにそういう妻にエンキはそう応えた。

 こうして、「ティ・アマト」は、母なる地球のエレメントである粘土と、アヌンナキの「生命のエッセンス」、そして、直立人のメスの卵子から誕生したのである。

 さらにいうと、血液とアブズの国の地の粘土が混じり合ったことによって、しっかりと魂も宿すことができた。アダマはアヌンナキの学者たちから教育を受けて育ち、また、アヌンナキと同じように神にほぼ等しい長寿を授かっていた。やがて彼は、130才を迎えたとき自分よりもあとから生まれたティ・アマトと結ばれた。そして、アダマとティ・アマトから生まれたのが、「セツ」という息子である。

 そのあともニンティの実験は続いた。ティ・アマトの生命のエッセンス+アブズの粘土で、7名の出産の女神に代理母をさせた。別の7名の女神には、ティ・アマトの「生命のエッセンス」だけを自らの受精卵と掛け合わせて女神たちに産ませた。それで男女計14名のルル・アメルが誕生し。ニンティは、アヌンナキの遺伝子を強く引いたルルを創造するために、特別にアダマ第一号と第二号はすべて女神自身で産むという工夫を凝らした。


(9)につづく

「イナンナが語るニビル星人アヌ一族の物語」(1)~(4)(愛知ソニアさん)

2015-06-24 | 宇宙種族

太陽の架け橋さんより

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」(1)宇宙連合

これから愛知ソニアさんのブログ連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から、抜粋して物語を紹介します。

地上にいる私たち人間の3次元視点からだけでは、とても理解不可能な、宇宙、惑星、太陽系、惑星間の銀河関係、そして創造主などからの思い、願い、思考、思考を超越した愛。この高次元、根源のふるさとにたどり着くことは不可能です。巨大な空間へ飛翔し、想像力を最大限に発揮し、多次元レベルにシフトアップするチャンス、あるいはサポート、そんな援助が、今の私たちは必要とされています。

ロマンか、ドキュメントか分からないような語り口で、私たち人間(ルル)に向かって、ニビル王のひ孫姫イナンナが謙虚に真実を伝えます。それによって私たちは一挙に宇宙空間に出て、私たち自身の歴史を紐解くことが可能となるのです。初めて納得できる人類史であると。

もう、私たちは今までの無知な人間でいてはいけないのです。
この物語(実話)によって、神の視点、銀河連合の司令官の視点をかいま見る挑戦をしてみましょう。
それにしても、愛と叡智に進化した生命体(銀河連合)が存在してくれることに、これほど感謝が湧いたことはありません。彼ら無くしては、私たちは何も見えず、何も聞こえず、宇宙の暗黒に消えて行く悲しい運命でしかなかったということに気づきます。

宇宙で活躍して下さっている方々、本当にありがとうございます。

そして、愛知ソニアさま、ありがとうございます。


(1)宇宙連合
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/
2013年08月17日
宇宙連合総司令官ソ・ラーラの声が身動き一つできない彼女たちの耳元に囁かれた。

 「直ちに出頭せよ!」

というメッセージがはっきりと彼女たちには聞こえた。シュルバクの神殿に集まっていた他の女神たちには、誰もこの声が聞こえず、巨大スキャナーさえ彼女たちは気づかなかった。

 出頭せよという命令を受けた瞬間から、凄まじいスピードでスパイラルが回転する中にイナンナは巻き込まれ、タイムトラベルが始まっていた。強烈な衝撃で頭が割れそうになりながらも彼女は、次の瞬間には宇宙連合の母船「ウエストスター」に辿り着いていた。

 イナンナは、光体になって母船(ウエストスター)内部に現れると再び元の体に物質化した。ウエストスターは、銀河の西に位置する星というよりも、その名には関係なく、球形の巨大母船である。いわゆる異次元に存在する巨大UFOであった。ウエストスターでは、すべてが視覚の限界を超越していて、形や色を持たなかった。

 イナンナは、ヒーリングチェンバーにエスコートされると、ウエストスターのユニフォームである新しいローブが与えられた。銀とブルーの液体光で覆われていているそのローブは、着用すると自らの周波数を高めることになり、母船内で必要な周波数を維持することができる波動調整衣だった。ウエストスターでは、そのユニフォームの種類によって、任務や地位が異なっている。

 新しいローブに着替えたイナンナは、ウエストスターの中心部にあるアトリウム(大広間)に案内された。そこは壁も天井もなくただ透明なスペースだったが、イナンナは自身のセンサーを通してそのスペースを感じとることができた。アトリウムは、何百もの階層から成る、とてつもなく壮大な空間で、それぞれのスペースは、me(メ)のバブルのようなシールドで仕切られており、いろんな惑星からやってきた生き物たちが共同生活を営んでいた。

 イナンナは、アトリウムの中央にある司令官のチェンバーへ案内された。そこは、例外がないかぎり、総司令官ソ・ラーラ、アシュター、ヴァイアーレス、トーリン、アラールといった最高位のコマンダーたちしか入ることが許されていない空間だった。

 部屋に入った瞬間、イナンナは、ニンフルサグをはじめアヌ、エンリル、エンキ、ニヌルタ、ネルガル、ウツがそこにいるのを知って驚いた。全部で八名のニビル星人が、ソ・ラーラ総司令官の呼び出しを受けた、ということに彼女は気づいた。静まり返ったその空間で、ニビル星人8名が透明の円卓を囲み、ラ・ソーラが現れるのをただ待っていた。

 (マルドゥクは、どうしてここにいないのだろう? 彼はスキャニングを免れたというわけか?)

 各人が心の中で同じことを考えながら緊張の面持ちをしていた。不安を感じるイナンナにとってせめてもの慰めは、隣にアヌがいてくれることだった。

http://sonia.thd-web.jp/d2013-08.html


(2)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21499074/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から

http://sonia.thd-web.jp/
2013年08月21日
(2)移動する星ウエストスター


 宇宙連合は、宇宙の代表たちによって形成されている機関であり、今の地球における国連のようなものであるが、そのスケールとパワーは比較には及ばない。宇宙連合には、多くの銀河系や他次元からやってきた存在たちがいて、彼らは皆、クリエーターの下、ウエストスターで守られながら暮らしている。それらの多種多様のエンティティたちこそ、宇宙連合そのものであり、その代表を担う総司令官のソ・ラーラは、クリエーターの意図をそのまま受け継いでいるので、クリエーターの分身だといえよう。

 ウエストスターのヒエラルキーでは、イナンナのようなプレアデス星系、あるいは、ニンフルサグのアークトゥルス星系のハイブリッドたちは、優秀な能力と進化した魂を受け継いでいることから、宇宙連合でも多くの特権が認められている。そして、彼らのようなハイブリッドたちによって、実にニビル星文明は支えられてきたのである。いずれは、ニンフルサグもイナンナも、宇宙連合のメンバーに加わるはずであるものの、突然の出頭命令によって彼女たちの運命がどうなるのか、それはクリエーターとソ・ラーラ以外誰も知る由はなかった。

 いかなる宇宙の存在も、いずれは宇宙連合と関わることになるように最初から仕組まれている。それぞれが進化のプロセスに従い、宇宙連合に関わるようにプログラムされているのである。しかし、今回、ソ・ラーラに重く問われたのは、彼らネフェル(アヌンナキ)の地球における行為だった。あの恐ろしい武器ガンディバを使用したことによって、彼らの運命は大きく変わってしまった。

 「ニビル星人は地球に移り住んで、果たして進化したのか、それどころか、退化したのか?」

 ソ・ラーラはこのことを、出頭命令を受けたネフェルたち全員に問い詰めた。

 ウエストスターでは思考が即現実となるので、乗組員たちは皆、特に明晰さにこだわった。その明晰さが故に、ウエストスターのあらゆる目的が達成されるのである。さらには、上下の幅を含む周波数のスペクトルの質によってすべての秩序が保たれていた。それにしてもウエストスターは、地球と同じような有機的な機能を備えた星の如くメカニズムを備えた、ユニークな巨大宇宙船なのである。

 乗組員たちは皆、さまざま異なる周波数の光を放つユニフォームを着ていて、同じユニフォームで周波数を共有する者たちは、集合体としてのグループマインドを保持していた。彼らはマインドパワーで光のスピードよりも速く、母船であるウエストスターを移動させることができる。その星の住民たちは、宇宙のあらゆる場所から集められたエリートたちであり、彼らは高い周波数を維持し続けた末、自然の成り行きでウエストスターに引き寄せられ、その星の住民となった者たちばかりである。

 ウエストスターは、小惑星と変わらないほど巨大なマザーシップであり、住民たちが共有するマインドパワーによって移動し続けることができた。ウエストスターが、宇宙のバキュームというわれている、スターゲート(ワームホールやブラックホール)を通過する際には、住民一人のマインドフォーカスが少しでも狂うと、マザーシップはたちまちバラバラにされてしまうほど高度で精密な計算のもとに運航を可能にしている。よって、そんな失敗がないように、ウエストスターの乗組員たちは皆、宇宙中で最も進化した者たちだけが集まっていた。そして彼らは皆、宇宙連合総司令官ソ・ラーラの下で、クリエーターの意に従って巨大母船をナビゲートしている。

ライフパーパス

 宇宙連合総司令官ソ・ラーラは、シリウス系の宇宙人であることだけはたしかだが、それ以外のことは謎に包まれている。ソ・ラーラは、ニビル星人や地球人のように男女の性の領域を超越した存在で、それ以上に、どの次元の存在なのかも、ほとんど誰にも明かされていない。ソ・ラーラは、時空や性別といった概念さえ存在しない次元に所属するエンティティであり、ただたしかなこととしていえるのは、クリエーターの意図を直接受けて、宇宙の秩序を守るという任務を果たしていることだった。

 宇宙連合には、ソ・ラーラ以外にもアシュター、ヴァイアーレス、トーリン、アラールといった最高位のコマンダーたちがいて、、この宇宙の秩序を守る役割が彼らにはあり、特にソ・ラーラは、プレアデス次元、ニビル次元、そして地球次元の三つの惑星を受け持つ最高位のコマンダーであることから、アヌンナキ(ネフェル)も含めて、三つの惑星のあらゆる生命体を見守っていた。

 ソ・ラーラは、ニビル星から地球に降り立ったアヌ一族のことを、ウエストスターから常に観察していた。ソ・ラーラは、地球でアヌンナキのする一部始終をお見通しだった、というわけである。それは皮肉にも、アヌンナキらが“me”(メ)の中に閉じ込めた文明化したルルたちを観察していたのと同じだった。ソ・ラーラがとりわけ関心を抱いて、特によく観察していたのは、アヌでもエンリルでもエンキでもなく、ニンフルサグとイナンナのふたりだった。彼女たちのライフパーパスにソ・ラーラは注目していた。というのも、彼女たちは、広い宇宙の中でもきわめてユニークなハイブリッドだったからである。彼女たちの進化ぶりをソ・ラーラは常に観察してきた。彼女たちがちゃんと自らのライフパーパスを全うしているかどうかを、遠くから見守ってきたのである。


(3)につづく

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http://solesoleil.exblog.jp/21499472/

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」

連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/
2013年08月23日
(3)ゾーム(壁)

 ソ・ラーラがアヌたちに下した介入罪も非常に重い罪だった。この判決が下された途端、出頭命令を受けた者たちの姿はあっという間にアトリウムから姿を消されてしまった。

 ネフェル(アヌンナキ)によって地球は破壊寸前にされ、ついに宇宙連合が介入した。宇宙連合からすれば、ニビル星人は地球を遊び場にしたという判断だった。もともと地球は、それまでもいろんなな惑星からの侵入者たちに支配されてきたわけだが、もはやニビル星人が、地球を巡って争う自由は無くなった。たしかなことは、彼らは宇宙の創造主であるクリエーターの意に背いたという事実だった。彼らは、取り返しのつかない間違いを犯してしまったのである。あの恐怖の武器を使用したことは完全たる間違いだった。さらに、人間の能力を高めるために、プロトタイプの人類のままでほっておかずに、彼らの遺伝子を操作した介入罪も重かった。宇宙連合とニビル星との惑星間の条約は、あくまでもニビルが必要とする金を得るためだけで、それ以外、地球に関わることは許されてはいなかったのだ。つまり、本来ならば、人類の祖先は進化することさえも許されてはいなかったことになる。

    ☆

 「ゾーム」と呼ばれる壁は、目に見えない壁で、その中に閉じ込められたイナンナは、肉体的な苦痛は無かったにしても、二次元に閉じ込められたような感覚を覚えた。自分がうすい紙のようになり、額縁の中に封じ込められたようだった。それは、牢獄に閉じ込められた感覚どころか、今まで味わったことのない不自由さがあった。ゾームの中では身動き一つ取れないという不自由な差ではないが、ある一定の周波数によって目に見えない、触れられない壁でイナンナは包囲されていた。

 鉛のように重いゾームの中でしばらくそうしているイナンナの心の目には、ニビル星人として地球で過ごした記憶がぼんやりと映し出された。そのあと、地球でのルル(人間)たちがゾンビーのような姿に変わり、さ迷っている光景も現れた。今までの自信や喜びがすべて消滅していく感覚をイナンナは夢うつつ状態で感じていた。

 (このまま、これが永遠に続くのか……)


イナンナは語る‥‥

 「あれからというものアヌンナキとしての進化も、プレアデスのハイブリッドとしての進化もストップしてしまいました。私たちがあなた方に関与しすぎたことが原因だったのです。しかし私があなた方を愛していることには変わりません。あなた方、人間のことをほんとうに理解しているのは、宇宙中でアヌンナキだけなのです。

しかし、行き過ぎてしまったことは反省しています。すべては、あなた方のためを思ってのことだったということを分かってください。今、この時期にこうしてあなた方にアヌンナキの物語を語るのは、あなた方に私たちと同じようなミスを繰り返して欲しくないからです。

だからこそ、私たちの秘密を語っているのです。ニビル星は、地球のバイナリスター(伴星)である褐色矮星群です。あなた方とは兄妹の星です。互いに存在しているかぎり、相互作用し続けるのです。私が今いるこの次元からあなた方に分かち合うエネルギーが融合すると、そこから新たなスタートがはじまります。その新しいエネルギーがフリクエンシー(周波数)となって宇宙全体に広がり、あなた方はもっと明瞭かつシンプルな次元へとシフトすることができます。新しい扉が開かれるようにぱっとすべてが変化します。

そのようにして新しい地球が訪れるのです。その地球においては、もっと平和でもっと深い理解があるでしょう。

まずは、私たちとの間に過去への理解が生まれなければなりません。もうすぐ互いに愛のエネルギーを分かち合い、ユートピアを共有できるようになるということを信じてください。そうでないかぎり、私たちがいるこの壁も消えることはないのです。総司令官ソ・ラーラによると、ゾームは私たち自身がクリエートしたということらしいです。なぜこうなったのか、ようやく私は今理解できるようになったところです。


 私たちは、あなた方の祖先たちから神・女神と呼ばれ崇められてきました。私たちは、地球を我がもの顔にして争い合った醜い一族であることは確かですが、これもすべてルルたちへの愛がためでした。私たちは、ルルを愛しています。いや、愛しすぎたのです。でも私たちが原因で、すべてが無になりました。あなた方は、自分たちの祖先が奴隷として生まれ、あっけなくこの地上から消えていくという運命を嘆かれるかもしれませんが、私たちはただ遊び呆ける子どもたちのようでした。時間軸のことなど忘れて、モノポリゲームに夢中になってしまったのです。そして、その結果、ゾーム(壁)の中に封じ込められました。ゾーム(壁)の中に封じ込められる瞬間までは、宇宙連合がこれほどまでに私たちのことを重く受け止めているとは思いませんでした。


(4)につづく
 
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http://solesoleil.exblog.jp/21519537/(太陽の架け橋さんより)

【抜粋】「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」(4)アヌンナキの誕生

「物語を語るのをやめなさい」とスピの先生方の教えを披露したばかりで、
再び、偉大なる『物語』を始めるのは、ちょっと気が引けますが、
どうぞ、お付き合い下さいませ。もしよろしければ、、ですが。

ニビル星人の物語です。
あまりに 偉大 な物語なので、
どこをどのように紹介したら良いか、ビビってしまいます。
でも、始めたからには、ひるまずに最後まで(どのくらいになるのか分かりませんが)やり抜こうと思います。

偉大な物語でありますが、私たちは彼らの物語にずっぷり引き込まれないようにすることをお勧めします。
というのは、ガンガジさんも言っていますが、「静寂の中に大変素晴らしいものが潜んでいる」ということです。
日本人であれば何となくぴーんと来るものがありますね。静寂の美、静寂の音、観音、、、などなど。

管理人の私自身、その静けさを失わないように、物語のつづきを紐解いて行きたいと思いっています。

ニビル星人たちに、この教えが伝わっていなかったということは、仏教に親しんだ日本人として本当に驚くべきことです。プレアデス星人たちは、ブッダの悟りの次元は体験がなかったということなのでしょうか?

その辺のことは、また、次のテーマとしてメモしておくことにして、、、

そもそも、ニビル星人アヌ一族の物語の初めに、王アヌと妃が紹介されていますが、この一文を見ただけで、何をか言わんや、という気がしますね。

アヌ:アンの第一子 弟神アンシャガル一族をニビルから追放してニビル星を治める王となる。
アンツ:アヌの妹であり妃




(4)アヌンナキの誕生
連載「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」から
http://sonia.thd-web.jp/d2013-02.html
2013年02月12日
地球に現在生きている私たちの祖先を辿っていくと皆アヌンナキです。


世界最古の古代シュメール文明では、遥か遠い星から神々は地球に降り立ったと記録されている。そして、その星こそがニビルであると言われている。古代シュメールに関する研究は、ゼカリア・シッチン博士他、宇宙考古学の専門家によって研究が進んでいるが、ニビル星人に関しては、ほんの少ししか解き明かされていない。

シッチンが12番目の惑星と呼んだ星はニビル星のことであり、別名“惑星X”とも呼ばれているが、その星が3600年毎に太陽系に接近すると、地球を含む太陽系に大災害が引き起こされるということがわかっている。そして地球は、破壊と再生を繰り返すことになるが、これがニビルと地球というバイナリースター(伴星)であることも記されている。また、ニビル星にイナンナが生まれたのは、約4000年前(古代バビロニア時代)に書かれた『エヌマ・エリッシュ叙事詩』や『ギルガメッシュ叙事詩』といった古代文献に見ることができる。

「神々は、ニビル星をプラットホームにして地球に降りたった」

という表現がある。古代シュメールではニビルのことを「アヌンナキ(天から地上に降りてきた者たち)」と呼んでいたが、ヘブライ語でアヌンナキは、「エロヒム」と訳され、特にアヌの息子のエンリルのことを指すようになった。

イナンナは、古代シュメールの時代に叙事詩にも登場している。古代シュメールとは、チグリス川とユーフラテス川を挟んだ地域で誕生した地球最古の文明であるが、その時代の女神がイナンナであったとされている。その地域は、古代から異次元の秘密のポータルが存在するという、“地球のへそ”にあたる場所であるが、そのエリアの所有権を巡り、アヌンナキ同士の戦いが太古の昔から絶えなかった。そしてイナンナは、その地から人類のすべてが始まり、その地ですべてが終わるということを知っていた。

粘土板や銅板にくさび形文字で残されている数少ないイナンナの記録の中は、彼女に捧げられた叙事詩や、彼女の官能的な恋愛物語についてがほとんどだ。けれども、彼女はすでに開拓計画が進んでいた地球で生まれていたということは明記されている。

人間はイナンナのことを「戦争の女神」として畏れ敬った。ギリシャ時代になると、イナンナは女神アテナとなり、鎧姿で両手にヘビを握る逞しい女神のスネークゴデスとして知られるようになった。また、恐ろしい「メドューサ」のような魔女として扱われることもあったが、どちらにしても、人間たちから恐れられた荒神であることは確かだ。しかし、そんな彼女でも、ある大切なメッセージを人間たちに伝えいと思っていた。


イナンナは語る、、
今こうして、あなた方と繋がるチャンスが巡ってきました。今の地球には、私のような異次元の存在が沢山集まってきています。さあ、いよいよ、クライマックスを迎える地球は、これからどう変身するのでしょう? まるで地球というステージで行なわれるショーを見る観客のように、あらゆる存在たちが集合しているのです。

けれども、はっきりいっておきます。余計なシナリオを考える必要はありません。なぜならば、その行く末を知っているのはクリエーターだけなのですから。そして、あなた方は、自分たちからコンタクトをとっていると勘違いされているようですが、実際には、私たちがあなた方にコンタクトを求めているのです。今まで、私たちのことは、オープンにされないように仕組まれてきました。

私は、「ゾーム」という壁の中に、閉じ込められてきました。ときどき、あなた方のことが恋しくてたまらなくなります。私がこうしてあなた方に語りかけられること自体が奇跡なのです。それは、私にかかっている魔法が、溶け始めているということなのです。つまり、この壁も溶けていくということなのです。今はまだゾームに囲まれて不自由な私ですが、もうそれもあとわずかです


(5)につづく

地底都市アガルサ(アガルタ)(愛知ソニアさん)

2015-06-24 | 宇宙種族

太陽の架け橋さんより

http://solesoleil.exblog.jp/21485504/

愛知ソニアさんによる情報:地底世界アガルサ(タ)

アヌンナキについて、爬虫類人=アヌンナキという説がまかり通っている観がありますが、実は、アヌンナキはプレアデス星人の系統に属す高次元存在なのですね。驚きました。
しかし、他の異星人や、蛇族などと混血をしています。王であるアヌは、自分たちの種を守るために、混血した子供たちを差別したことから、子供達の間に不和を広げてしまったのです。

愛知ソニアさんのブログから、悲しいアヌンナキの物語を始める前にもう一つ、大変ポジティブな情報をお伝えしたいと思います。地底世界アガルタとして、スノーデン氏からも発信されましたが、ソニアさんのアカシック情報の一番輝く部分をメモしました。


永遠のアガルサ
http://sonia.thd-web.jp/d2013-07.html

 「あなたに一つ、知ってほしいことがあります。それは、ユートピア「アガルサ」が実在するということです。アガルサには、死を超越した高次元の存在たちが住んでいて、彼らは平和に暮らしています。そんな愛と調和に満ちているアガルサは、クリエーターが宇宙を創造する前に、最初に理想郷として夢見た場所なのです。その後、この宇宙が誕生しました。

 夢は音となり周波数を放ち、現象化するということを知っていますか? 夢は消えて無くならないのです。私、ナガの女神は、今ではアガルサの住民となりました。それでもこうして、あなた方にたまに会いに来るのです。

 ニビルと地球、そしてアガルサ。この三つが三位一体となり、この宇宙の秩序は保たれているのです。これがクリエーターの意図であり、どれ一つとして欠けてはならないのです」


 クローン(叡智ある偉大な女神)がイナンナをアガルサに案内してくれることになった。クリエーターが最初に夢に見たというアガルサに行くには、クローンが現れた地下帝国の洞窟を探し当てなければならない。そこに、地球の中心軸に近いその場所に通じるポータルがある。まさにそれがもうひとつの虹のはしごであることにイナンナは気づいた。

 (・・・ということは、ナガの女神様もアンツ様と同じように次元間を繋ぐゲートキーパーなにちがいない)

 イナンナは、クローンの手を握り締めて、そのポータルに滑り込んだ。二人は、ポータルの中を勢いよくくるくる回転しながら、アガルサに到着した。意外にもそこには、別の惑星の光景ではなく地球に似た景色が広がっていた。

 (ここには調和がある。地球に似ているけれど、地球よりも輝いていて明るい。これがまさに、クリエーターが最初に夢見た世界!? 太陽の輝きも違っている……)

 空を見上げながらそう思った途端、イナンナは、今まで経験したことのないような強い愛のエネルギーに包まれた。

 「ようこそアガルサへ! ここは平和な地球です」

 ナガの女神はにっこりと微笑んだ。目の前にあるのは、まるでおとぎ話に出てくるような世界でありながら、不思議なほどリアルだった。イナンナは、美と愛と調和が隅々にまで行きわたっているのを感じとっていた。鮮やかでありながらも自然美を保ち、あらゆる景色が混在しながらもすっきりシンプルにまとまっている。今、見ているものが束の間の幻覚だったとしても、イナンナは平和な地球のエネルギーに触れることができた。

 クリエーターが最初に夢見た地球は、完璧な惑星(ユートピア)であり、それがアガルサだった。二人は、アガルサの中心部に向った。そこにも、ニビルや地球と同じような美しい神殿があり、巨大なクリスタルのオベリスクが、神殿の中庭に聳え立っていた。神殿に足を踏み入れるとクローンが言った。

 「このクリスタルが放つエネルギーによって、ここでは苦も犯罪も一切存在しません。愛と平和のエネルギーだけが満ちているので、住民たちは、永遠に至福状態でいられるのです。ここの住民は平和とやさしさしか知らないのですよ」

 高次元の意識を持つアガルサの住民は、皆、クローンのような高度な知性を持ち、地上の者たちを導き救済することに関心があった。彼らはニビル星人よりはるかに長命を生きる文字通り、不死身の存在であり、超能力、予知能力も持ち合わせていた。当然、アヌンナキたちにできて彼らにできないことはない。彼らもまた、クリエーターからの仕事を担い、さらには独自の科学テクノロジーを発展させていた。


 アガルサでは、アヌンナキのシェムよりも進化した、*「ヴィマナ」と呼ばれている、まるでてんとう虫のように高速で飛び回れる乗り物があった。物質次元をマスターしている彼らは、ヴィマナでポータルの虹のはしごを通過して、自由自在に外に旅することもできる。大小さまざまのヴィマナが、地下の空洞から離発着する様子は、地上の住民に目撃されることも累代の昔からしばしばあった。



(*注)
「ヴィマナ」は、アヌンナキの乗り物のように解釈していましたが、アガルタ人の乗り物だったということが分かりました。

アカシックレコードとは(愛知ソニアさん)

2015-06-24 | 覚書

太陽の架け橋さんより

http://solesoleil.exblog.jp/21484985/

アカシックレコードとは? 愛知ソニアさん

愛知ソニアさんのブログに連載されている「イナンナが語る ニビル星人アヌ一族の物語」を先ほど読み終えました。
強烈な衝撃を受けています。
それは、私がかねてから疑問に思っていたことの多くに答えが見つかったからです。
文明の謎、宗教の謎、神々と人間の関係の謎、そして人類が生まれた真実、、、

ニビルの王、アヌの孫にあたるイナンナという女神の目からみた、アヌ一族の物語が語られます。
そのアヌンナキたちはどのように人類を作ったのか?
そして人類とどのように関わって来たのか?
そして、今、彼らはどのようなったのか?

ソニアさんのブログから、私自身の理解を深めるために、数回にわたって投稿したいと思っています。

その前に、まず、アカシックレコードにアクセスして情報を得ている愛知ソニアさんの<アカシックレコード>についての説明を転載させて頂くことにしました。

このような重要な地球と宇宙の歴史を紐解くことに成功したソニアさんに、心から感謝を申し上げます。


アカシックレコードとは?
2013年07月27日
http://sonia.thd-web.jp/c29.html

 アカシックレコードとは、一言でいうと宇宙スケールの「集合意識」です。別のいい方をすると「神の心」であり、ここでは「アカシック次元」という言葉で表現しますが、それはどこか別の場所に存在するという意味ではありません。「次元」に関する概念は、これも脳が創りだすものにすぎないのであり、魂レベルの理解ではないにしても、私たちの脳が満足するためにも、「アカシック次元」と多次元について少し説明いたしましょう。


 次元とは、バイブレーションのちがいによって分けられるものであり、この三次元以外は空間ではないということをまず念頭に入れておきましょう。ただ脳は時間空間をもってしか理解できないという特徴があることから、「次元」を、時空をもって表現すると、「次元」は、今以外のところに存在しているといえます。また、各々の次元は重なり合うようにして存在しているということができます。したがってあなたはどの次元にも存在しているということになります。「アカシック次元」も当然、ひとつの次元として存在していません。よって、ひとつの情報が単一の次元にしか存在しないということもありえないのです。ここで大きな図書館を想像してみましょう。いくつものフロアがあって、フロアによって情報の内容が異なると想像してみてください。下のフロアより上のフロアに行くほど拡大した情報が得られます。このようにあえて「次元」というコンセプトを用いるならば、
「アカシック次元」は、5次元に存在していると考えることができます。


 アカシック次元には、すべての思考のエネルギーのバイブレーションが存在し、どの宇宙であれ、いちばん最初のソース、つまり、ワンネスから始まり、今という今に至るまで、存在するすべての思考がバイブレーションとして記録されています。たとえば、宇宙の歴史、星々の歴史、地球の歴史、人類の歴史、それから、個々の歴史など、さまざまなことがらに対する事細かな情報が、バイブレーションの記録として存在します。人間も含めて宇宙のあらゆる存在たちの集合意識も記録されています。いわゆる宇宙のスーパーコンピューターのデータベースのようなもので、まるで図書館に並ぶ本のように情報が収集されています。それを「アカシックレコード」とよびます。その巨大図書館は何層にも分かれていて、私たちはいちばん量の少ない層の記録も、また壮大な量が存在する層の記録からも情報を引き出すことができます。どの層にあなたがタップインできるかは、あなた自身のバイブレーションに大いに関係します。


 いちばん量の少ない層は、「4次元的情報」ともよぶことができ、そこにはあなたの今生についてや、あなたの思考パターンに関する情報が記録されています。それにしても、アカシック次元においては、情報がリニア的に記録されているのではなく、3次元に運んでくるときにリニア的な順が生じたり、イメージやシンボルに変換されたりします。さらにいうと、アカシック次元においては、過去、現在、未来という分離は存在しなく、それは多次元性に富んだフィールドであるということができるのです。私たちも実際にはこの三次元に縛られているようでありながら、いたって多次元的な存在であるということを忘れてはなりません。


 5次元的情報とは、たとえば、あなたには、この今という瞬間においても二つ以上の可能性が存在します。さらに6次元においては、時空の束縛はなくなり、宇宙のすべてを含む一点として存在します。それを「無限」ということばで表現したり、「ゼロポイント」ということばで表現したりすることもできます。よって6次元においては、生まれ変わりや因果関係も一切存在しません。しかしながら、3次元に肉体を持つ私たちは、4次元の情報に束縛されていると逆にいうことができるのです。次元が上昇していくにつれて、可能性は無限大に広がっていきます。6次元以降の次元に関しては、この三次元の脳では計り知れないとだけここではいっておきましょう。


 私たちはいつでも「アカシック次元」につながることができます。しかし、これはたいていが無意識的なつながりであり、そのメカニズムを理解することはなかなかむずかしいです。私たちが頭で考えだすことは、すでに「アカシック次元」に存在している、と逆にそういえるのです。アカシック次元には多少なりとも未来の情報も含まれています。なぜなら未来とは、現在のバイブレーションの延長にあるからです。よって現在を変えると、過去同様に未来も変化します。あなたのたった今のバイブレーションがコアとなってあなたの未来へと導かれます。