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サラダ油や醤油、コーンフレークも人体に危ない!危険な遺伝子組み換え食品が野放し!

2015-12-24 | 覚書

こういった記事が普通にネットニュースに出るのも、情報開示への圧力が下(庶民レベル)から徐々に高まってきている現れでしょうか..

サラダ油や醤油、コーンフレークも人体に危ない!危険な遺伝子組み換え食品が野放し!

 国際諜報機関であるタヴィストック人間関係研究所の洗脳が功を奏しているのか、はたまた「陰のサミット」と呼ばれるビルダーバーグ倶楽部の支配力が強まったためかはよくわかりませんが、日本人が自分の国の良さを認識しなくなり、長きにわたって伝えられてきた伝統・文化というものを軽んじる傾向は、確実に高まっているように思えます。

 これは、国粋主義やナショナリズムなどとはまったく関係のない話で、自分が生まれ育った国の良さをわからずに、他国のことを良いとか悪いとか判断できるはずもなく、結局、お互いを理解して仲良くすることもできないのではないでしょうか。要するに、基本的な立脚点、あるいはアイデンティティーの問題ではないでしょうか。

 日本は紀元前660年2月11日に建国された、現存する国の中では世界で一番古い国なのですが、この事実は学校教育では教えられないので、多くの人たちはそのことさえ知りません。教えられなければ知らないのも無理もない話ではありますが、「馴染みのなかった外国の文化を、マスメディアに踊らされて喜々として取り込むより先に、自分の国のことをもう少し勉強しよう」などとぼやいても、世間からあまり相手にされなさそうで寂しい限りです。

 ちなみに、日本に次いで古い国はデンマークで、10世紀頃に建国されたといわれております。「幸福度世界一」といわれるデンマークでは、福祉とともに教育にも力を注いでいるようです。それは、取りも直さず自国の文化に対しての見識を深め、誇りを持ち、個人個人が国や社会に対してなんらかの貢献をしようという正常・正当な意識、――それを愛国心と呼ぶかどうかの判断は読者の皆様に委ねますが――、そういった気持ちを持つことにつながっているのではないでしょうか。

 他国に対して自国で失敗した原発の技術などを売りつけたりせず、もっとほかに知ってもらうべきモノ・コトがあるように思われます。

●正しい豆まきの作法

 言うまでもないことですが、日本には世界に誇れる伝統・文化が厳然と存在しております。そのうちのひとつが「節(せち)」というものです。春夏秋冬それぞれの季節を分ける日のことを「節分」と呼んだのですが、江戸時代からは立春の前日だけを節分というようになり定着しました。「邪気」が入り込みやすいといわれる季節の変わり目に、宮中では「追儺(ついな)」と呼ばれる行事が行われていましたが、これは邪気を払い、福を呼び込むためのものだったのです。

 現在行われる節分の「豆まき」は、この追儺の名残りだといわれています。生の豆を使うと、拾い忘れた豆から芽が出てしまい、そうなると災いが起こるので縁起がよくない、という言い伝えがあり、炒った豆が使われるようになったともいわれています。炒るは「射る」を意味し、豆は「魔目」という意味で、つまりは「魔の目」を「射る」ために行うのが豆まきの起源です。

 豆まきの正しいやり方も、ご存じない方が多くなってしまいました。正しい手順は以下の通りです。

1.炒った豆を前日から神棚に御供えする
2.当日は、日中ではなく、鬼がやってくるといわれる夜に豆をまく
3.豆は、家長もしくは年男がまく
4.家の奥の部屋から順に行う
5.窓などから外に向かって「鬼は外」と言いながら豆をまく
6.最後は玄関から豆をまき、鬼を追い出してから窓を閉める
7.6までを終えてから「福は内」と言いながら屋内にも豆をまく

 せっかく節分の豆まきをやっているお宅でも、お父さんが鬼の役を演じたりしているようですが、これは間違い。家長であるお父さんは、豆をまくほうですので、くれぐれもお間違いのないように。鬼はいなくても一向に差し支えないのです。

 まいた豆を、年の数だけ拾って食べるというのも面白い風習です。年の数だけ豆を食べることで、年齢と同じ数だけ福を身体に取り入れることができ、ひいては、その一年を健康ですごすことができるというのがその意味ですが、豆まきに使われる大豆は昔から五穀(米・麦・あわ・きび・豆)と呼ばれるもののひとつで精霊が宿るとされ、神事にも使われてきました。日本人らしい発想で、昔から大豆がいかに重要なものであったかがうかがい知れます。縄文時代の遺跡からは大豆の出土例がありますし、『古事記』にも大豆のことが書かれていますので、日本人と大豆とのお付き合いは、相当の長きにわたっているということでしょう。

●遺伝子組み換えだらけの大豆

 大豆は自家採種しやすい植物ですが、連作障害を起こしやすいため栽培には工夫が必要で、連作を避けて輪作を行い、次年には違う作物を作付けするのが通常です。しかし、これは考えようによっては、栽培規模拡大の障害ともなるわけで、それが日本での大豆栽培の減少につながっているという見方もできます。

 つい100年ほど前まで東アジアでしかつくられず、それも専ら食料として栽培されてきた大豆ですが、近年におよび油糧作物、および飼料作物として世界中で生産されるようになり、今では小麦と並ぶ有数の生産量にまでなっています。

 ちなみに、世界一の大豆生産国はアメリカで、次いでブラジル、アルゼンチン、中国、インドと続きます。日本での、大豆の国内自給率はわずか6%前後といわれ、残りの94%は輸入に頼っています。最大の輸入国はアメリカで、日本全体として年間276万トン(2013年実績)もの大豆が各国から輸入されています。

 そのアメリカで生産される大豆の90%以上は、遺伝子組み換えです。遺伝子組み換えについては、当のアメリカ環境医学会からも不妊症や老化の進行などの原因になる可能性が指摘されていますが、日本ではそんなことはどこ吹く風とばかりに輸入量が増え、さまざまな食品に使われています。なかでも食用油の製造には、大豆が多く使われます。大手食品メーカーは遺伝子組み換え大豆を原材料として使っていますが、もちろん法律違反ではありません。

© Business Journal 提供

 大豆は、遺伝子組み換えの割合が高い品目のひとつで、世界の大豆の栽培面積の80%以上が遺伝子組み換え品種だといわれています。日本では、遺伝子組み換え食品を使用した場合に表示義務がありますが、その対象となるのは、大豆、とうもろこし、馬鈴薯(じゃがいも)、菜種、綿実、アルファルファ、てん菜、パパイヤの8種類の農産物と、これを原材料とする33種類の加工食品だけです。EU域内では、スーパーマーケットやレストランなどで全品目について表示が義務付けられていることと比較すると、大きな違いがあります。

 また日本においては、大豆油を筆頭に、コーン油、菜種油、綿実油、醤油、コーンフレーク、水飴、異性化液糖(高果糖コーンシロップ)、デキストリン、砂糖に関しては、遺伝子組み換えの原材料を使用していたとしても、その表示は不要とされています。つまり遺伝子組み換え大豆を使ってサラダ油を製造したとしても、原材料が遺伝子組み換え大豆だと表示しなくてもいいということなのです。

●知らない間に遺伝子組み換え食品を口にしている?

 消費者は知らない間に遺伝子組み換えを食べてしまう可能性がありますが、そのことに誰も言及しません。いや、もしかしたら言及しているメディアもあるのかもしれませんが、大きく報道はされません。マスメディアは、この問題に関してもトランス脂肪酸の問題同様、とても寛容だと感じます。それは大企業がスポンサーを降りたら、メディア自体が成立しなくなるからかもしれません。

 このあたりの表現は微妙です。一応、表現の自由の範囲内にとどめているつもりですが、本当はもっと言いたいことがあります。ただし、筆者の目的は、遺伝子組み換え原材料を使っている企業を批判することでもなければ、ましてや糾弾することでもありません。

 企業は定められた法制度の中で収益を上げる自由が許されています。それは十分に認めた上で、「どんな材料を使っているのかくらいは開示しろ」と言いたいのです。遺伝子組み換え食品が安全だというのなら、堂々と表示すればいいのです。

「遺伝子組み換えを食べたくない人は食べなくていい」という正々堂々とした姿勢を見せ、「遺伝子組み換えを認めないと、そのうち食べ物がなくなる」と言えばいいのです。テレビや新聞においても、「当社は原材料に遺伝子組み換え作物を使っていますが、安全なので食べてください。その証拠に社員も役員も、全員が遺伝子組み換え食品を毎日たくさん食べています」と表明してほしいものです。
(文=南清貴/フードプロデューサー、一般社団法人日本オーガニックレストラン協会代表理事)


大(大企業、政府)から小へ、個が尊重される横並びの”個の時代”(アシュタール151223)

2015-12-24 | 覚書

 

2015.12.24 「ブラックバイトの真逆!居酒屋「塚田農場」の異色経営」という記事を追加しました。

ミナミのライト らいと ライフ~light, right, life~さんより

大から小へ・・・


最近テレビで俳優さんたちがブラブラ散歩する番組が多いですね。

いろんな町をブラブラして、細い裏道にあるお店を紹介したり、

そこに住む方たちと何気ない会話をしたり・・

見てると何だかホッとします。

そして、商店街のある町って素敵だなぁ~~って思います。

小さな個人商店が並び、商店主さんとお客さんが軽口を飛ばしあって笑いあってる・・

魚屋さんとか八百屋さんに料理のレシピを教えてもらうこともありました。

ちょっと前では当たり前だった光景です。

今は大きなスーパーばかりになってしまい、ただ淡々と買い物をするだけ・・

確かに便利だけど、なんだかつまんないなぁ~~って思う今日この頃です。


では今日のアシュタールからのメッセージをお伝えします

「こんにちは こうしてお話しできることに感謝します。

横並びの”個の時代”になる過程では大きなものが崩れていきます

大企業などは個の時代には必要なくなるのです。

大きくなることが素晴らしいことだ・・と思われ、みんな大きくなろうと一生懸命に

なりました。

でも、大きくなることで見失ってしまったことがたくさんあります。

一番大きく見失ったのは、個人です。

人々の存在です。

人々、個、がいるからこそ存在するはずなのに、その一番大切な個をないがしろに

してしまったのです。

個を見失ってしまった社会は長くは続きません。

そして、大きくなりすぎてしまったものは、自分でその重さに耐えきれなくなって

支えきれなくなって崩れていきます。

いま それがはじまっています。

大企業も国(政府)もそうです。


あなた達庶民と言われる人たちが、大きなものではなく小さなものを再び求め

はじめたのです。

大きくなることに価値を置かなくなってきているのです。

個として生きていきたいと思いはじめているのです。


少しずつ、こうして大きなものは崩れていきます。

大きなもの(会社、政府)を支えているのは、個なのですから・・

その個が離れていけば、支えを失って崩れるしかないのです。


私は、いつもピラミッド社会からそっと離れてください・・といいます。

どうしたらそっと離れることができますか??・・というご質問をよく頂きます。

大きさに価値を求めなければそっと離れることができます

例えば、大企業の物ではなく、個人から買えばいいのです。

大企業が独占するようになって、個人商店は減ってしまいました。

個人商店をつぶすのを目的として大手の企業がいろいろ計画しました。

個人の店がなくなれば、大手の企業から買うしかなくなるからです。

そうなると、大手の企業は独占的に好きなように売ることができます。

そして、人々は個人で店を経営しても大手にはかなわないと思い、

個人で店をやることをあきらめ、大企業に就職するしかなくなったのです。

大企業に就職するしか選択肢はないと思うと、少々無理なこと、理不尽なことを

要求されてもそれを我慢するしかなくなるのです。

ピラミッド社会で、苦しい思いをしながら我慢し、生きるためだけに働かなければ

いけなくなってしまうのです。


言っていることが伝わっていますでしょうか?

個人の店が増えれば、働く場所も増えます。

働く場所が増えれば、無理して苦しいピラミッド型の会社にいる必要もないのです。

はやい話、個人個人が大手ではなく、個人の店で買い物をするようにすればいいだけの

ことです。

そうなれば、大企業は立ちいかなくなります。

そうなれば、少しずつでもピラミッド社会から離れることが出来るのです。


大から小へ・・価値観を転換できれば、個の時代へ進むことができます

ピラミッド型の社会から、そっと離れることが出来るのです。

個を大切に、個が尊重される社会・・これが、横並びの”個の時代”なのです。

大を壊そうとする必要はありません。

あなた一人がそこからそっと離れればいいだけなのです。


あなたに愛と感謝 そして平和の光を送ります」



ありがとう アシュタール!

私たちからもあなたに愛と感謝 そして平和の光を送ります。
 
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ブラックバイトの真逆!居酒屋「塚田農場」の異色経営

 
ブラックバイト全盛時代に突如現れた異色の居酒屋

 晩秋の夜のとばりが下りる頃、筆者は東京・吉祥寺にある居酒屋「宮崎県日南市 塚田農場 吉祥寺南口店」にふらっと立ち寄った。全国に150店以上を展開する人気チェーン店で、以前から気にはなっていたが、訪れたのは初めてだ。

 席に着くと、早速大学生の女性アルバイトが接客。笑顔を絶やさない、明るく元気な対応だ。筆者が話題を振ると、とても感じ良く対話し、コミュニケーション力の高さも感じさせる。

 驚いたのが、お腹が十分にたまった頃、締めとしてちょっとしたデザートを無料で提供され、デザートが載る皿にチョコペンで「Thank youほいくえんのなかよしパパ友だち…」とメッセージが書かれていたことだ。

 確かにその日は筆者が仲良くしている保育園のパパ友を同伴していた。接客中の会話でおそらく触れたとは思うが、しっかり覚えていてくれたようだ。感動したことを伝えると、アルバイトの女性は照れ笑い。自社養鶏場や生産者直結の地鶏、魚、野菜を使った料理はどれも美味しく満足だったが、同時に接客レベルの高さが印象的で、思い出に残る飲み会になった。

 この居酒屋、「塚田農場」で働くアルバイトの採用倍率は約9倍。つまり9人に1にしか採用されない狭き門だ。人気の秘訣は、アルバイトのアイデアを積極的に採用したり、接客の裁量権を与えたりするなど、創意工夫の機会が多分にあり、楽しく仕事ができるからだという。筆者が飲み会で受けたサービスも、アルバイトの女性が独自に考えたもの。自分のアイデアが客に褒められ、会社に認められ、それがやりがいにつながる。

 シフトは強要せず、全国のアルバイトを集めた感謝祭も開催するなど、人材を大切にする文化も根付く。「塚田農場のアルバイトは楽しい」と口コミが広がり、働きたいという若者たちが後を絶たない。店舗では社員とともにミーティングに参加し、本社で本格的な研修も受け、さらに現場でのOJTで接客術を磨く。こうして育つ質の高いアルバイトに塚田農場は支えられている。

 そして、もう一つ、塚田農場では他店には見られないアルバイト向けのサポートがある。それは就職活動を控えた大学生のアルバイトに対し、会社独自の就活支援プロジェクト「塚田農場キャリアラボ(通称ツカラボ)」を提供していることだ。

大学の就活支援は不要なほど充実したサポートを提供する

 ツカラボが提供する就活支援の対象は、塚田農場で働く大学3年、4年を中心としたアルバイト就活生だ。2011年にスタートし、毎年7月~翌年3月頃まで、毎月のセミナーや合同企業説明会を無料で開催する。

 セミナーでは塚田農場を運営するエー・ピーカンパニーの取締役副社長兼人材開発本部長、大久保伸隆氏(32)などが登壇。就活の目的や意義、構造の理解に始まり、自己分析や価値観発見などの自己理解、業界、企業分析などの企業研究といったテーマについて、具体的なノウハウと実践の場を提供する。また、セミナーには著名な企業の人事担当者が特別ゲストとして招かれ、講演する。

 実際に筆者もセミナーに参加してみたが、大久保氏の講義は、採用市場の実態や裏話、内定獲得のための必須ポイントなどを具体的に教えるものだった。合わせて、陰陽五行論を用いた自己分析や価値観発見のためのワークショップなども提供され、質量ともに非常に内容が濃かった。

 今回の特別ゲスト講演ではライフネット生命の人事責任者が出演し、就職や仕事の本質的な意味を熱心に説いていた。その日に参加した約100人の学生にとって、就活を進める上で有益な時間になったことは間違いない。

 一方、合同企業説明会では、エー・ピーカンパニーが優良企業であると太鼓判を押す中小企業10社余りを集め、アルバイト学生とのマッチングを図る。企業側は飲食業や小売業、不動産業、広告代理業、介護福祉業など。塚田農場で働くコミュニケーション力に長けた学生アルバイトを採用したいと、幅広い業種の会社が意欲的に参加していた。

 ツカラボが提供する支援はこれだけに留まらない。プロのキャリアカウンセラーと契約し、個別にエントリーシートや履歴書の添削、面接の練習やマナーチェック、就職先相談なども行っている。ツカラボに参加すれば、大学のキャリア支援など不要なほど、まさに至れり尽くせりのサポートを受けられるのだ。

アルバイトを続けながら次々と内定を勝ち取る学生たち

 なぜこれほどの手厚い就活支援を提供するのか。それは講師を務める大久保氏の過去の体験が出発点になっている。大久保氏は塚田農場の店長としてアルバイトを管理していた時、大学3年、4年の勤務日数(シフト率)が極端に減ることを問題視していた。理由を聞くと、就活で忙しいからという。

 実際に就活の内幕を調べてみると、学生が持つ情報の質と量があまりにも乏しく、企業と対等な立場で就活ができていない実態が見えてきた。その結果、マッチングがうまく噛み合わず、学生、企業の双方に過剰な時間とコストがかかってしまっている。情報不足の中で無理やりマッチングさせるため、新卒の早期離職につながるリスクもはらむ。

 非効率で問題も多い就活を何とか改善できないか。最初は個別に就活の相談に乗っていた大久保氏だが、その後もっと体系的に就活支援を展開したいと考えるようになる。そんな想いからスタートさせたのがツカラボだ。現在、大久保氏とともにツカラボの運営を中心となって担う人材開発本部の平野知実氏はこう話す。

「本来であれば自分でやり方を調べなければならない自己分析や企業研究も、ツカラボに参加すればその場で実践できます。特別ゲストの人事担当者と知り合えたり、合同企業説明会で企業を紹介してもらえたりもする。プロのカウンセラーが相談にも乗ってくれます。ツカラボに参加したアルバイト学生は就活が効率的になり、余剰時間でアルバイトのシフトにも入れるようになりました」

 就活時期でもアルバイトのシフト率が落ちないことは店にとって大きなメリットだ。加えて、目に見える数字としての成果も現れている。15年7月1日時点で、一般的な大学4年・大学院2年の就職内定率約50%に対し、ツカラボ参加学生は約80%とかなり高くなった(選考解禁は8月だが、その前に多くが内定を得ているのが実態)。10月には、ほぼ毎年100%になるという。アルバイトを続けながら就活の内定率も高くなることは評判となり、塚田農場のアルバイト希望者は今後、より増えていくのではないか。

 15年からは、大学1年、2年のアルバイトを対象に、養鶏や漁業、酒蔵、野菜農家など一次産業の現場でフィールドワークを行う「塚田農場体験ラボ」と、一流企業からサービス産業の接客やコミュニケーション方法を学ぶ公開ゼミ「おもてなしラボ」もスタートさせた。この取り組みによって、学生生活の早い段階から、働くことの意味や生き方を見つめ直したり、就活や仕事に必要なコミュニケーション力を磨いたりすることができる。

「アルバイトを通じて塚田農場と接点を持ってくれた学生を育成し、社会に役立つ人材として輩出していくことは、私たちの大切なミッション。ツカラボは、参加する学生や企業にとっても、エー・ピーカンパニーにとっても、社会にとっても有益な試みなのです」(平野氏)

“ブラックバイト”という言葉が飛び交い、「こき使われる」といった負のイメージもあるアルバイトだが、それとは対極に塚田農場はある。居酒屋自らがアルバイト学生の就活支援やキャリア形成を買って出るかつてない取り組みは、業界や世の中のソーシャルイシュー(社会的課題)を解決する新たな糸口として、高く評価されるべきだろう。

(大来 俊/5時から作家塾(R))