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昨日は、長典男さんと鳴海周平さんとのコラボ講演会(IN 名古屋)でした。

平日の日中にも関わらず、増員した250名の席もあっという間に埋まってしまい、キャンセル待ちも多数となり、多くの皆様にお集まり頂いたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

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半年ぶりの3人のコラボ。

ちょうど一昨年の6月の夏至の日に名古屋の熱田神宮から始まった巡礼の旅でしたが、早いものであれから2年、ようやく名古屋で講演会を開催できました。

東京や大阪はもちろん、北は札幌や仙台、南は福岡まで全国の主要都市はすべてコラボ講演会を開催してましたが、名古屋だけは一度も開催されることがありませんでした。

その理由は、長さんが少し講演会でも説明してくれましたが、とにかく名古屋という地域は他に比べてかなり特殊な要素を持っているからだそうです。

愛知でもなく、中部でもなく、ある意味で日本でもなく、名古屋は名古屋。

これから先、日本は大きく東西においても変化が顕著に出てくると思います。

平成が終わり、東の天皇と西の上皇となるのか。そういった中でどちらにも属さない名古屋は、次の日本において重要な位置を占めるかもしれません。

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「北朝鮮やISの問題があるのに、とても良い時代になっているとは思えない」

会場のお客様のご質問から、そんなお声も出てきました。

これは確かに仰るとおり、テレビや新聞の世界、今の日本や地球全体で起こっている悲惨な現状を目にすると未来は暗いようにも思えます。

でも、何を持って「良い時代」「良い世の中」なのかの判断は難しいところ。

核兵器を持っていても世界中で戦争が起こっていなければ平和なのか、世界中から核兵器がなくなれば平和で良い世の中なのか、世界中からテロリスト、危険な国がなくなれば平和なのか・・・。

個人的には、どんなにこの世界から武器が消えても、戦争が起こらなくても、人々の心の中に平和が訪れない限りは、本当の意味で良い時代とは言えないと思っています。

起こる出来事や行動よりも、あり方そのものがピースフルでいること。

そして、世の中を見る視点もまた人それぞれ。

テレビや新聞のメディアが報じているのは、今の世の中で起こっている出来事のほんの一部分に過ぎず、それも真実とは異なる情報に書き換えられて発信されている情報も多々あります。

これだけ広い地球のこれだけ多くの人々が存在しているのに、テレビでは遥か遠く離れたどこかの外国で起こったテロ事件や紛争ニュースを流し、国内においても毎日のように殺人事件やネガティブなニュースばかりが流れています。

「どうしてテレビでは、良い出来事よりも悪い出来事ばかりいつも流れるのだろう?」

子供の頃からいつも疑問だったこと。

現代人は、あまりにも余計なことを知りすぎている、無理やり知らされているように思えます。

もしも、テレビも携帯もなければ、北朝鮮が何してようが、ISが何してようが知る術もなく、自分にとっての世界は日々の日常で過ごす範囲だけであり、遠い外国で何が起ころうが、国内のどこかで何か事件が起ころうが、余計なことは何も知らず平穏な日常を過ごすことができます。

目の前にいる家族、集落、学校や仕事場が自分にとっての世界であり、モニター画面を通して知る世界ではなく、今のこの現実のリアルな世界そのものが自分にとっての世界となります。

良い世の中となっているかどうか、新しい時代となっているかどうか、テレビの画面から流れてくる情報よりも、今の目の前で起こっている現実に目を向けた方が、本当の状況がよく分かるかもしれません。

「そういえば、家族の様子が以前と変わって穏やかになった」
「あれだけ怖くて苦手だった上司が、何だか少し優しくなった」

「あんな言葉を言う主人ではなかったのに・・・」

それは僅かな変化かもしれませんが、少し意識を集中して観察すると、身近にいる人々の意識も以前に比べて何か変化が始まっているかもしれません。

それこそ、鏡の前に映っている自分の姿を見て「昨日よりも今日は幸せそうだ」と思えたら、それも良い時代に変わっている変化かもしれまん。

鏡を見なくても、朝に起きた時に「昨日よりも今日はなんだかハッピーだ」と思えたら、それも変化が始まっている証拠かもしれません。

どんなに外の世界に情報や真実を求めても、そこには本当の答えはないのかも。

まして、リアルな目の前の現実ではなく作られた情報が流されているモニター越しの世界からは・・・。

自分の中で、今の世界や未来を考察するときに参考になるのが、自分よりも下の世代の若者や小さな子供達を見る時。

「すでにこんな意識を持っている若者や子供がいるんだ」

彼らが大人になった世界を想像すると、なんとも素晴らしい世界が待っていると思います。

年々着実に、子供達の中では旧人類とは違う新人類が出てきており、それを知るだけでも未来は明るいと思っています。

ニュースキャスターや政治家の言う言葉よりも、身近にいる子供達の言葉を聞いている方が今の時代がどうなっているのかよくわかるかもしれません。

新しい時代は始まっていても、それを気付くかどうかは人それぞれ。

これから先の未来が天国と感じるか地獄と感じるかも、視点の持ち方や受け取り次第でそれぞれ。

「それぞれの人にあったそれぞれの世界」が待っていると思います。