フィリピンりぱぶりっく狂笑国

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デング熱大流行

2006-09-19 | フィリピン
先週21人がデング熱で死亡

 保健省は、先週に全国で1,500人近くのデング熱患者が新たに報告され、このうち21人が死亡したと発表した。
  保健省の国立疫学センターによると、先週新たに1,447人の患者が報告され、今年のデング熱感染者は1万4,925人に。このうち188人が死亡している。
保健省は、デング熱に対する警戒レベルを引き上げ、リサール州のカインタ町、タイタイ町、モロン町および首都圏のタギッグ市、マカティ市、マンダルーヨン市など感染者数が多い地域を監視下に置いた。首都圏の病院を視察した保健省長官は、早急にデング熱対策を講じるよう命じた。
これだけこのフィリピン首都圏ではデング熱が深刻です。

夕刻、友人から血液型は何型と尋ねてきた?
友人「今急がしいのか?」
どうして?
友人「友人の子供がデング熱で今マカティメディカルセンターに入院した。血液を5人分ほど必要なので協力してくれ。」
その子供の血液型は何型?
友人「A型。でももし輸血してもらえるのなら保存血液と交換してもらえるから。」
知っている限り電話をして輸血の協力をお願いした。
10人くらい快く輸血をしに集まってくれた。
輸血前に採血検査。
血圧検査で5名脱落。
採血検査で2名脱落。
足りない。
土建業の連中が全員駄目????
別の友人を介し人集め。何とか5人の輸血が集まった。
フィリピンも結構輸血の検査は厳しい。最悪は注射嫌いが本当に多い。
輸血協力を得た翌日、ローブラットと訳の分からない事を言って仕事を休んだ人2名も出た(輸血したくらいで低血圧にはならないと医者が大笑いしていた。)

お父さんが高齢で、一時は本当に放心状態になっていた。協力者のお陰でなんとかその娘さんの様態は良くなりつつある。
このデング熱、発病し鼻血、血便が出ると生命に危険。新鮮な血液を輸血しないと危険とのことでとにかくあせった。


フィリピンは雨季が終わり始め、最近は本当に蚊が多い。
ホテル等に滞在されていても時折蚊に刺されることがあります。
この時期は特に注意が必要です。
38度くらいの熱が出たら直ぐに病院へ行って診察が基本です。

下水の整備が殆どされていないフィリピン。一般住宅などの場合には、自然浸透式の下水溜桶が主流のフィリピンでは、蚊に刺されることが多いです。
「日本人の血はインポーテッド。ローカルのフィリピン人の血より旨いから刺される。」などの笑い話があるように、フィリピン人は蚊に刺されることもなく、隣にいた日本人だけが徹底的にかに刺された経験もあるかと思います。

クーラーで寒い部屋ですと蚊も余り入ってこないようですが、レストランやホテルのロビーなどで人が非常に多く、観葉植物などが飾ってある場所。水槽などの施設がある場所近辺では、くれぐれも蚊に刺されない様にご注意ください。

ご存知のように、フィリピンのホテルは結構建てつけが悪く、3スタークラスのホテルでは各部屋ごとにクーラーを設置してあり、その取り付け方が結構でたらめで隙間だらけ。夜クーラーを止めた場合に、その隙間、或いはドアーの隙間から蚊が侵入するようです。隙間にテッシュペーパーをはさむのも一つの防衛策です。

マラテ地区で蚊の非常に多い施設

ラスパルマスホテル ロビー・コーヒーショップ。ラスパルマスホテルのロビーは夜クーラーを止める場合があります。止めたとき相当の蚊がロビーに出てきます。フロント前のソファー付近。トラベルセンター付近の客席付近は要注意。

ダイヤモンドホテル 入口奥のメインレストラン。

パンパシフィックホテル マカティスクエアー の窓際の席。

パルムプラザ コーヒーショップ。

シティガーディン ホテル ロビーのソファアー席付近。

リヴィエラマンション コーヒーショップ。ロビー。

マラテ通りにあるライブハウスの一般客席。

ロビンソンマニラのフードコート。噴水付近。スーパーマーケット内野菜、果物売り場近辺。

このマラテ、マビー二界隈にあるレストランでも十分に注意が必要です。

ベイウオークなどで飲食される場合には、特に要注意です。海の水の臭さと蚊の大群で飲食どころではなくなってきます。
レメデオス付近の露天式の飲食施設も要注意です。

対応策:

出かける前に肌の露出部分へ虫刺され予防薬を塗るのが最適です。
このフィリピンでは「OFF」JOHNSON製薬製が手に入りやすく効能が良いようにも思えます。時間も長く持つようですからお出かけ前にお試しください。

極力、素足などで出歩かない。靴下を着用する。靴下の上、ズボンの上からでも蚊は刺します。足にも虫刺され防止薬を塗っておくことです。

ホテルへ滞在する場合には、チェックインの際、ベッドの下を確認、埃がたまっているようであれば、利用する前にその埃を綺麗に掃除させ、キャビネットなどの裏側にまで殺虫剤をまいてもらうのも策です。

フィリピンでは薬局など殺虫剤を購入できますが、異常に臭いがきつく目眩するような殺虫剤が多いようです。
特に「バイゴン」などの殺虫剤を散布した場合、部屋から出て3、4時間は部屋へ入らないようにしましょう。

一軒家などへお住まいの場合には、極力水がたまるような物を置かない。生ごみは蓋が密封できるようなものへ入れる。
下水などは定期的に掃除をし、薬剤を散布する。

一般的に健康面に関しては非常に遅れているようにも思えます。近くにスラムなどがある場合には、戸や窓などを決して開けっ放しにしないように注意することです。

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