フィリピンりぱぶりっく狂笑国

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ふらりとネグロスオキシデンタル食い倒れ旅行

2006-04-20 | フィリピン
ホーリーウィークを利用、フィリピン人と同じように帰省先を勝手に決めて出かけてみた。
13日午後4時15分、フィリピン航空135便 で空路バコーロッドへ。


ネグロス・オキシデンタル州  バコーロッド


 ビサヤ諸島の南西部、セブ島とパナイ島に挟まれるようにして浮かぶ島。
西ネグロスと東ネグロスの2州からなるフィリピンで4番目に大きい島。面積は1万2704km2。人口は約318万人
砂糖の島((SugerIsland)とも言われ、平野部は広大な砂糖きび畑が広がっている。南北に細長島北部のカンラオン火山(Canlaon Volcano、標高2465m)はバコロドの街の近くにそびえ、時おり活動する。この島を西ネグロス州(Negro Occidental)、と東ネグロス州(Negro Oriental)とに分割され、この地方の二つの民族集団の区分に基づいている。西側(ネグロス・オクシデンタル州)はヴィサヤ諸語の中でもイロンゴ語(ヒリガイノン語)を話す人々、東側(ネグロス・オリエンタル州)はセブアノ語を話す人々である。
 今回訪問した西ネグロス州の州都バコロド、近代的な雰囲気を漂わせ始めている。人口約44万人。ネグロス島最大の都市で、経済・文化の中心地。砂糖産業の中心地である。 
今でも貧困にあえぐ人々も少なくない。最たる原因は町の近代化に伴う急激な都市への人口流入があげられる。バコロドの貧富の激しさは、フィリピンの一部の財閥の縮図みたいなものかも。
島の中央を南北に山脈がはしり、東岸と西岸を二分している。最高峰は標高2465mのカンラオン山。東岸には山脈が海岸までせまり、平地にとぼしい。北岸と西岸は山の裾野が長く平野が広がっている。おもな農産物はサトウキビで、国内最大の生産量をほこる。
 ギマラ・レコレストス大学(1941年創立)もバコーロッド市内にある。市の周辺にはサトウキビ農園所有者の豪華な住宅がたちならぶ。

東にタノン海峡を挟んでセブ島(セブ州)、その南は小さなシキホル島(シキホル州)。南にはミンダナオ海(ボホール海)を挟んでサンボアンガ半島地方のサンボアンガ・デル・ノルテ州がある。西はパナイ島との間がパナイ湾、その先にスールー海が開けている。北西にはギマラス海峡を挟んでギマラス島(ギマラス州)があり、その先にイロイロ海峡を挟んでパナイ島の南部を占めるイロイロ州がある。北にはヴィサヤン海がある。


ニノイアキノ国際空港第2ターミナル国内線S5ウイングからボーイングの150人乗りの小型ジェット機で空路バコーロッドへ。

国内線のシートはなんとなく窮屈なようだ。乗客アテンダントはたったの3名。男1女2。離陸後マリキーナ上空を経て目的地へ向かった。
水平飛行になり機内サービスが始まった。

ゴールデンラックスのカステラ一切れにソフトドリンクスかミネラルウオーター、結構暑い機内、エアコンも国際線は震え上がるほど寒いのだが、国内線は良く効かない。猛暑の中ターミナルも飛行機も悪く省エネなのか?飲み物をおかわりしようと思ったが全くこない。席を一巡したら2名の女性アテンダントが後部席でわれわれに配ったカステラをほおばり、ソフトドリンクスを飲んでいる。シーズンの割には乗客は70%程度。サービスが終わったら、男性のみ、うろついているのだが、とにかくサービスは天下一品悪い。ミネラルのおかわりを頼んだのだが結局は着陸まで貰えなかった。国内線はフィリピン航空は本当にサービスが悪い。航空運賃が高いだけのようだ。
今日のフライトは天候もよく、離陸時多少ゆれただけで快適な飛行だった。

国内線はやはりセブパシフィックのほうがサービスも配慮も価格も安く、次回は必ずセブパシフィックを利用する。などと考えていたら、目的地バコーロッドへ最終着陸態勢に入った。この空港は海抜2mくらいのところにあるようで滑走路が短いのか着陸寸前猛烈な逆噴射。さすがにドミステック空港。海辺の田んぼの中にあるような空港。タラップを降りた。

暑い。しかし、海のすぐそば心地よい風が吹いて気持ちが良い。ターミナルへ徒歩10秒。掘っ立て小屋みたいなターミナル。屋根だけの施設で其の真ん中にターンテーブルが回っていて、預けた荷物が次々と。空港から外へ、空港から市内へと通じるメイン道路。首都圏マニラで見かけるジプニーの姿がない。三菱L300などを改造したしかも綺麗な乗合小型である。マニラ特有のあの排気ガスも非常に少なく、運転も穏やか。渋滞もない。
空港だけにさすがフィリピンポン引きタクシーが10台程度、頻繁に声をかけてくる。

市内まで200ペソとか?友人のご教導通り無視して流しのタクシーを拾った。宿泊先のチェックインというホテルまで所要時間7、8分タクシーメーターは57ペソ。100ペソ渡したらしっかりと43ペソおつりが帰ってきた。フィリピン国内旅行初日の大感激。
運転手はホテルまでバコーロッドの人間気質を話してくれた。
確かに山間部にはNPA(共産軍ゲリラ)がたくさんいる島、しかし、市内までは出てこない。ホールドアップもさほどなく人柄も温厚とのこと。道路もよく整備されていてゴミもなんとなく少ないような気がした。

フィリピン人乗客殿へ

○飛行機に乗ったら携帯電話の電源は必ず切れ。
○飛行中にメッセージするな。
○着信音はマナーモードにしておけ。メッセージ着信音くらいはバイブレーターにしておけ。他の乗客がテキスト着信音で仰天するではないか。
○携帯電話で音最高にしてゲームするな。
○機内アナウンスはタガログ語です。自国の言葉くらい理解できるはずだから、飛行中は携帯電話は使用するな。

フィリピン航空殿へ

○シートベルとしていない乗客が沢山いる。乗客がシートベルト着用しているか確認していないぞ。
○飛行中にコックピットのドアくらい閉めておけ。
○仕事をしたくないような態度で乗客と接するな。
○飛行時間が短いからといえど、後部席で摘み食いする時間があるのだから、ミネラルくらいおかわりしろ。
○タガログ語の分からない乗客もいる。路線に合った方言で機内アナウンスすれば携帯電話を使わなくなる。

国際線ではとにかくフィリピン人は五月蝿い。しかし、国内線では本当に静かだった?(一部のものがゲームをしたり、携帯で適すとしていたが)前にセブへ行ったときも静かだった?これは非常に不思議だ。しかも、与えられたものだけでがっつく事もない。国際線内でただ酒をがぶ飲みしているフィリピン人連中とは全く違う。

繁栄期のせいか航空運賃はマニラ~バコーロッドまでの往復運賃6000ペソ程度、15000円。

通常であれば、セブパシフィックであれば往復3800ペソ。PRでも4000ペソくらいで往復できる。
バコーロッドまでは毎日5便程度運行されている。船旅もいいかもしれないが、首都圏からは近くて結構便利な島だ。空気が旨いのには大感激。

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8 コメント

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コメント有難うございました。 (pp)
2006-04-24 14:51:21
>mactanblue様 神経質や変ではないですね。普通の方だと思います。この国で飛行機の中でも忙しい。其の奴は余程能力の無いアホかと思います。飛行機に乗ったときくらいゆっくり寝てくって飲む、そしてくつろぐのがプロですよね。何をしようとも個人の勝手ですが、最低限の常識も分からない人種と一緒はゴメンですね。

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おぃおぃオマエラ(冷汗) (mactanblue)
2006-04-24 04:09:19
ホーリーウィークってチケット高!オドロキです(笑)



>フィリピン人乗客殿へ 

(苦笑)



実に滑稽でこれってホント焦りますよね。

私もマニラ~セブ間をよく各社とも利用しているのですが、

毎回困ることといえば必ずいる携帯ルールを無視した猿(涙)

隣に座っていたビジネスマンらしき男、離陸する際も

着陸態勢に入っている状況でも携帯電話の電源を

切らずにテキスト&時折通話まで堂々としてる・・・

本人曰く、ビジネスのアポが多く時間無い、忙しいブツブツ。

いい加減モラルの無さに痺れを切らした私は笑顔ながらも

彼に「機内で電源を切るのはマナー。個人的にどんな

緊急事情があるとしても良くない、危険だろ?」

とやんわり注意を促すが、「わかりました直ぐ終わりらせます サー」

とは言ったものの彼、結局最後までやり続けている大馬鹿者。

着陸後早々、彼は逃げるように素早く姿を消してしまった。



彼らは単なるマナーの範疇でしかこの警告を解釈していないのでしょうか?

携帯電話等が離着陸時の自動操縦運行システムに悪影響を及ぼし、

最悪のケースでは悪天候時にこれが原因でシステム障害による

墜落や事故が起きる恐ろしさを理解していない人が多過ぎる。



おぃおぃ添乗員。裏でジュース飲んで雑談してる場合か?バカタレ。

TVやメディア等でもこの重要性をもっと告知すべきだと思うのですが。

ましてや自分勝手なフィリピン人、機内アナウンスで

「電源を切れ」!とただ単に言っても猿に近い奴は理解不可能。



そこの若いオネーチャン(冷汗)

自慢げに最新式の携帯見せびらかしたい気持は分かるが

その勝手な行動がいずれ重大な危険を招いていることを馬鹿どもに認識させるべき。



このような自己中心的な奴ら(乗客・添乗員)の都合に合わせて、

どうして自分の大切な命まで付き合う必要があるの?

お前らそんなに死に急ぎたいの?

分かっていながら逃げ場の無い所でアホに巻き込まれて

死ぬのだけはホント勘弁して欲しい今日この頃(泣)



以前から航空各社カスタマーセンターへこの件のクレームを

何度か入れても一行に改善の見通しが見えない、

PPさん皆さん、自分は変なのでしょうか?神経質かな(爆)

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Unknown (Tsismoso)
2006-04-22 17:13:52
ppさん、Caviteさんこんにちは。



人が良くて食べ物が美味しいのは旅先として一番ですよね。





〉Caviteさん



私はいまだに「提督の決断」というゲームを時々していて、好きな陸軍機ばかり使ってプレイしていて楽しいお話でした。ありがとうございました。





またこちらこそよろしくお願いいたします。





ちなみに先に書いたテレビ番組は、元広島カープの衣笠幸雄の息子がネグロスで放置されたままのシュガートレインをかつての機関士や運転士たちと再度走らせるという内容でしたが、さすがに息子君クォーターだけあって、見た目はピノイそのままでした。

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成る程 (pp)
2006-04-22 13:39:42
>Tsismoso様 >Cavite様 歴史資料を参考にそのような観光をするともっと楽しいかもしれませんね。疾風、隼、99式懐かしい飛行機名ですね。

ネグロスのどのあたりに基地があったのでしょうか。見るからにオキシデンタルは広い平野が広がっていて、何処でも飛行機が離着陸できるような場所だったのですが???
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第四航空軍 (Cavite)
2006-04-21 22:10:38
Tsismosoさん

初めまして、Caviteです。いつも貴台のコメントを拝見し”なるほどなぁ~”等と一人相づちを打ちながら感心しています。今後ともよろしくお願いします。



え~と、ご質問の件ですが



・戦闘機は一式戦「隼」キ-43、四式戦「疾風」キ-84

・軽爆は 九九式双軽(キ番号失念)、九九式地襲(同失念)

・偵察機はお馴染みの百式司偵



といったところだと思います。重爆はアンへレスまででネグロスには行かなかったんじゃないかと記憶してますが。



満州から「比島決戦」に駆けつけた第二飛行師団が主力で、上部組織の第四航空軍司令官 富永中将も一時ネグロスに進出。

四式戦「疾風」が19年11月上旬瞬間的にレイテ上空の制空権を奪い、軍上層部に幻想を抱かせてレイテ決戦に突入する一因を作ったのはご存知の通りです。



べつに「疾風」が悪いわけじゃないんだけど…。



そんなネグロスに私も一度行ってみようと思ってます。













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行ってみたいです (Tsismoso)
2006-04-21 19:26:06
私もまだネグロスには一度も行ったことがないので、機会があれば行ってみたいです。



以前テレビでかつてネグロスで財を成した金持ちたちの贅沢として、米国から氷を船で運び昔懐かしい氷で冷やす冷蔵庫を使っていた、とかやってました。



しかし空気と食べ物がうまそうですねー。







Caviteさん、こんにちは。



陸軍航空が集中とは、具体的にはどんな機体だったのでしょうか。キ102なんてのはずっとあとになってからでしたか………



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コメント有難うございました。 (PP)
2006-04-21 16:07:11
>Cavite様 ネグロスは穏やかでした。オリエンタル方面さえ行かなければNPAもいないようですが?

PRんお様々。帰りの便には一名とても気の利くアテンダントが。一生懸命サービスしてくれました。でももう一名これは全くの論外。この職業を退職しなさいといいたくなるような猿。セブパシフィックのほうが料金が非常に安いです。

バコーロッド美人?いたのかな?同じような顔ですよ。行く価値はあります。お試しください。
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ネグロス島ですか (Cavite)
2006-04-21 00:59:03
私は行ったこと無いのですが機会があれば一度行って見たいな。



行ってみたい理由



その1)かつての「砂糖の島」、砂糖が有力な輸出品だったころの繁栄の跡が残っていて「優雅な比島」と言う一面が体験できるとか…。



その2)砂糖産業全盛の頃スペイン人や米人が多数居住していて、その落し胤の混血が多く美人がたくさん居るんだとか(美人がたくさん居るからどうなんだと言う話ですが、笑)



その3)大戦中のレイテ決戦時、それまで対米戦にさっぱり戦意を示さなかった陸軍航空がやっとやる気を出して百機単位の陸軍機を集中させたのがここネグロス島。

バコロド、シライ、マナプラ、ファブリカに飛行場を設定し「ネグロス航空要塞」と称し、”ネグロス航空要塞破れれば日本危うし”とまで意気込んでいたのがやっぱり惨敗。そのつわもの共の夢の跡は今いかに…



ふむふむ、とりあえずバコロドへ行くにはセブパシフィックの航空便を使え、ですか。いやぁ参考になります。



それにしても比島国内線のアテンドって本当に仕事しないですね(国際線も似たようなもんだけど)。私もレイテ→マニラのセブパシフィック便で経験しました。

どうも自分達の方が乗客より偉いと思っているらしく、見下したような目付きや態度があらわだし、袋入りのポテトチップとスプライトだけさっさと配ると後は知らん顔。どうにか成らんのですかね、成らんだろな(笑)
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