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一滴の涙

2006-01-17 | フィリピン
出   国

 出国日3、4日前に、出国する芸能人の所属先担当者及びマネージャーは代理店へ向かう。出国前の前渡し金(1か月分の給料前渡)受領である。芸能人が直接出向く場合もある。渡航歴回数の多い芸能人はそれなりに前渡し金が渡される。しかし、ファーストタイマー、セカンドタイマーは殆どゼロといって過言ではないほどあらゆる控除が行われ、出国のために要する備品、衣装身の回り品、衛生用品を購入するために更に所属先より前借をし準備を始める。
 当時の芸能人の多くは、所属先へ住み込んでいた。出国前夜、家族や同僚たちとしばし別れの送別会が行われる。多少の金銭で飲食、深夜まで送別会がおこなわれる。
 出発当日、所属先あるいは家族に見送られ空港へ。空港内にあるPOEA事務所にて出国申請を行い、ボストンバックやスーツケースにガムテープを張り、更にマジックペン等で氏名、行く先空港名を書きチェックイン、入管で出国審査を受け搭乗待合室で出国を待つ。
芸能人は手に旅券、POEAの出国許可書、契約書の一部を持ち搭乗を待つ。家族との別れがつらく目に涙する者、最終搭乗案内がされているにも関わらず公衆電話で家族や友人と話に夢中になる者、フィリピン芸能人特有のキャラクターはここマニラ出国時から見受けられる。電話魔である。
出国日は、前日から徹夜気味の家族や友人との別れと空港までの渋滞で疲れきり搭乗までに休む暇なく機内へ。期待と不安を胸に日本へ向かう。離陸直前は窓から祖国を食い入るように見入る芸能人も多い。ファーストタイマーは飛行機へ乗ることが初めての者も少なくない。機内食が供され食した後、日本まで睡眠をするもの。興奮し眠れないもの様々である。
出国後4時間、日本の空港へ到着。芸能人の顔は疲れきった表情が見られる。入国審査を終え、手荷物や舞台衣装の入ったダンボールをもち、日本の招聘者が待つロビーへ。出迎えの車両へ手荷物を詰め込み、日本国内各地の出演店めがけ走り去る。中には、空港から10時間もかかる遠距離地へ向かう場合もある。上陸後、殆どの芸能人は空腹を訴えることが多い。機内食を食べていると思うのだが、殆どはつまみ食い程度が多いとか。

一滴の涙は執筆が追いつきません。大変申し訳ございませんが二部作は近日再度掲載します。

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