「クリスティン」は現在、ルソン島北部を猛スピードで通過しており、各地で雨や洪水を引き起こしている。パガサの最新報道によると、ハリケーン「クリスティン」はイフガオ付近を南シナ海へ向けて進んでいる。
民間防衛局(OCD The Office of Civil Defense)は木曜日、猛烈な台風20号「クリスティーン」の影響で少なくとも10人が死亡したと発表した。さらに増える可能性がある。
沿岸警備隊によるビコール州での救助作業
OCDが発表した、死亡者の出た地域。
アリンガイ、ラ・ユニオン
サン・アンドレス、ケソン
アルバイ
ナガシティ
バガマノック、カタンドゥアネス
カラモアン、カタンドゥアネス
パラナス、マスバテ
カラモアンでは少なくとも4人の死亡が記録されているが、残りの地域では今のところそれぞれ1人の死亡者が出ている。
カラモアンでの4人の死亡は地滑り事故によるものと判明した。
アリンガイとサンアンドレスで記録された死者は溺死によるものと伝えられている。
一方、バガマノックでは屋根から転落し死亡した。
パラネスの被害者は木の枝が激突死亡した。
報告された死亡事例はすべてまだ検証中であり、完全な情報を待っている。通信が遮断されたり、大規模な停電のため正しい情報が収集できていない様子です。
なお、対応にあたっていたOCDの担当者にも負傷者2人が出ている。
早朝テキストが山のようにきた。
朝4時だ。
同じ内容のテキストが携帯電話の画面を賑わしていた。
写真が送られてきた。
確か小さな川があったはずで、なぜこのような氾濫が起こったのだろう?
川の掃除や整備など全くしないので、少し雨が降ると一帯が水浸しになる。
しかし、今回は降雨量が凄まじく、瞬く間に一体は軒下まで洪水が起き、多くの人は高台へ避難した様子です。
送られてきたテキスト
「Sir.バギオ(タガログ語台風の意味)の影響で、問題が発生した。
食べ物がない。水がない。通勤するジープが動いていない。
家の前は洪水で、膝付近まで水が溢れている。
シャワーができないから仕事に行けません。
臭いと恥ずかしいです。(年中暑い環境で生活しているので、大汗をかいたり、出かけ際にシャワーをする文化がある)
雨が強く降っているから、その雨でシャワーした。飲料水が乏しいので、雨水を溜め、沸騰して飲んでいる。薪が底をついてきているので、水深の浅い家へ行って、L Pガスを持ってきて、みんなで食事をして飢えを凌いでいる。
「どうする?」
大変な状況で困りましたね。
と返信した。いまだに未読のようなので、電池切れを起こしたのか?
どうすると言われてもどうしようもない。
旦那さんや家族と一緒に暮らしていて、なぜ「どうする」なのか?
午後になって、返事が来た。
「あなたは本当に冷たい人です」
「このようにみんなが大変な状況で困っているのに、なぜ助けに来ませんか」
そこまでどうやっていくのですか?全ての移動手段は封鎖されています?
なぜ私が、あなた一人を助けにいくのか?
「あなたは日本人。お金持ちでしょう」
お馴染みフィリピン浪速節が出てきた。
私は、フィリピンの大統領でもなければ、国会議員でもなく、単なる外国人です。
そういった話は、あなたの行政区へすぐに助けを求めるべきです。
「あなたは何も知らないですね。ここの行政担当者は皆お金を泥棒してるから何もしない」
言われなくてもよく存じているのですが、困っているのはよく理解している。同じ組織にいるあまり面識のない者からなぜ能書を言われなくては行けないのか?
さすがフィリピンです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます