フィリピンりぱぶりっく狂笑国

フィリピンらしく
フィリピンでも
フィリピンだから

非律濱に律はない

2011-07-20 | フィリピン

 

政府批判のビデオを作成したマリアノ元大佐と前大統領陣営の関係を調査へ

このニュースを見て、一般国民はどのように考えたのでしょう?

□国家警察が購入前のヘリ2機に前大統領夫妻と国会議員ら20人以上が搭乗

□不正に関与したとされるマギンダナオ州選管元委員長を約4年ぶりに再逮捕

□大虐殺事件のアンパトゥアン被告やベドル元州選管委員長と取り引きか?

 

どれを見ても「不正」

不正疑惑解明には、個人的な執念が強い事は確か。

アキノ政権の人気が下がる中、果たして国民は,不正疑惑に対してどの程度興味を示しているのか?

当時のアロヨ政権。確かにフィリピン大統領の中では経済効果はじめ貢献度は確かにあったものの、国柄、利権がかなりつきまとっている事を改めて立証してくれた。

エストラーダ元大統領がおろされた大きな理由は、財閥出身ではない平民であった事。このフィリピンには未だにお大臣様気風が残っていて、特別階級家計が国を統治するような古い体質が残っている。庄屋様が統治する国なのかも。

購入前のヘリに元大統領夫婦や国会議員が搭乗。これを聞いただけで、大統領はじめその派閥らしき国会議員がすべて関与していたことは明らか。

そして今回の海軍大佐逮捕。やはり、国軍に強い影響力を持つアロヨらしい企て。

アキノ政権が、今行っている前政権の不正調査。着々とその証拠固めが進められ、再逮捕された選挙管理委員長はじめ、アンパトゥアン被告が、この取引に合意したら?

当然、一番窮地に追い込まれるのはアロヨ前大統領。そこで、起きるのが現政権打倒。今回の海軍大佐逮捕で、企てが表沙汰になりました。

チャンバラ戦国時代ではあるまいし、利権ばかり追いつめている国。プロジェクトに要する裏取引手数料20%と言われるフィリピン。なぜか、そのプロジェクト支出金の条項には、返済については一切記述されてない。もちろん無利子。返済が記述されていないという事は無返済も可。したがって、こういったプロジェクトを発案した議員が膨大な裏取引手数料を得れるという事になります。

アキノ財閥対アロヨの怨念とも言える対決は、実態は相当根深い事がありそうです。

その結果は、「国営を単なる私物化している。」そのものなのかもしれません。

誰が考えても、選挙に数十億。そして得れる給料、年額839000ペソ(約164万円)、月額換算では69917ペソ(約137000円)

これがこの国の最高責任者の給料。

利権を金で得れる国。未だに不正を追及しつつも,根強く残る国家公務員の不正。アロヨ一人ではなく前国家公務員対象に改めたら。

誰一人として国家に貢献するものが居なくなる国なのかも。

 


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4 コメント

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無関心ではないが.... (nga-nga)
2011-07-21 17:16:29
 知り合いの一般的な人(庶民)に一連の出来事の感想を聞いてみました。反応は総じて
 「腹は立つが我々には手が届かない所の出来事、どうしろと言うの?」「汚職は不治の病だからな、ここでは。」「ノイノイは全く汚職やってない?ウソー!」(土地柄からアロヨのシンパか?)
 自分たち庶民の民度の低さ(無関心)が奴等をのさばらしている事には気づいてないようです。為政者の愚民化政策、成功しているようです。
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訳の分からないままに (PP)
2011-07-22 12:32:54
nga-nga様
為政者の愚民化政策、成功。なのか、もともと為政者の愚民化政策の履行なのか?国民の無関心はすなわち後者のようにも。いつ国民が爆発するのやら。
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本文が読めない (アンパラヤ)
2011-07-25 11:37:38
「怪奇」「MB浪花節」の本文をよむことが出来ません。何とかならないでしょうか?
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すみません (PP)
2011-07-25 22:58:48
アンパラヤ様
新たに投稿し直しをいたしました。ご迷惑おかけいたしてすみません
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