国家災害リスク軽減管理委員会(NDRRMC)は先週、熱帯暴風雨エンテン(国際名:ヤギ)が超大型台風に発達し、同台風による死者数を集計した。
NDRRMCは、エンテングによる死者数は20人に上り、18人が負傷、26人が依然として行方不明であると発表した。
合計2,394,169人、675,428世帯が被害を受け、8つの地域で7,046軒の家屋が被害を受け、171本の道路と32本の橋が被害を受けた。
フィリピン赤十字社(PRC)は、エンテングがフィリピン責任領域(PAR)外から出て2日経った後も、先週エンテングの影響を受けた4,800人以上の人々に保健衛生サービスを提供したと発表した。また、金曜日の午後1時時点で、5台のフードトラックを動員し、9,671人に温かい食事を提供し、マニラ首都圏、イロコス、中部ルソン、カラバルソン、東ビサヤ地方の避難所にいる7,363人にパンやドーナツなどの食料品を配布したと発表した。
赤十字143プログラムからの560人と赤十字青年からの70人を含む600人を超えるボランティアが、フィリピン赤十字社の救助・救援活動に動員された。
また、ボランティアとスタッフは、321人に心理的な応急処置を施した。合計416人の子どもたちが、避難所での子どもに配慮した空間活動に関わった。47カ所に福祉デスクが設置され、37カ所に救急ステーションが設置された。
被災地では多くの病気も発生しやすいため、フィリピン赤十字社は家族や地域社会に、どのように健康被害を見極め、これらの病気に対処するかを知らせることを目的とする。私たちは、常に周囲に気を配り、警戒を怠らないように一般市民にお願いしている。と述べた。
一方、フィリピン大気地球物理天文局は、エンテングによるほぼ一週間に及ぶ大雨と洪水の後、エンテングがフィリピンから遠ざかったことで、南西モンスーン(ハバガット)のフィリピンへの直接的な影響は弱まり、今後数日間で国内のほとんどの地域で晴天が続くだろうと発表した。
バタン諸島、バブヤン諸島、イロコス・ノルテ州、イロコス・スル州では引き続き曇り空で、ところにより雨が降ると予想される。
マニラ首都圏を含む国内のその他の地域では、午後または夕方に雷雨による局地的な雨や雷雨が発生する可能性を除いて、天候は良好になると予想されている。
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