大型建設機器/車輛を含めた中規模の電力を必要とする機器用
として使えそうなものです。船舶用発電機もこれに含まれます。
原子炉の減速材として持ちいられる黒鉛は炭素であり、使用中
に炭素(14)に変化します。使用済みの廃棄物から、黒鉛のみを
取り出して、ダイヤモンドにするのだそう(この工程には危険が
伴うかも)。
使用済み減速材から高純度の黒鉛を抽出するには、遠心分離機
を用いる必要があるとかで、この辺がコスト高の要因になりそう
です。
https://nazology.net/archives/67848/2
この炭素(14)がβ−崩壊(中性子が陽子に変化し、電子が飛び
出す)して、窒素(14)になるので、この際に放出される電子を
エネルギーとして取り出そうというものです。窒素に変化すると
安定的な元素になり放射性が無くなります。ただし、中に残って
いる炭素(14)との分離が難しそうなので、たぶん混ざったまま
の容器を埋めてしまうことになりそう。^^;
小型で燃料補給がいらない電源になりそうです。寿命も長そう
で、燃料交換も不要になるのでしょうね。そうなくと機械本体の
設計/構造にも変化が起こるかもしれません。
工場とか電力消費の多い事業所などで、実用化されるかもしれ
ません。トラックにも積み込み可能なサイズなので、災害時の際
の臨時電源としても役立ちそう。