若い頃はレコードショップで 2千円ほどでした
が、大卒の初任給が26,000円ほどの時代ですので
今でいうと 1万円くらいでしょうかね。そういう
わけで同じ曲のものを複数枚購入するわけには、
いきませんので、有名な演奏家のもの選ぶことに
なります。で、その演奏スタイルが、私のベース
音楽を聞く際のベースになったと言うわけです。
しかし、昔は演奏用の楽譜は、写譜と言って手
で書き写されていましたから、ときには間違って
写されたものがあります。最初に購入したものの
演奏が、いわば”原器”となって記憶されています
から、他の譜面での演奏に出くわすと、「あれ?
違う」ということになります。曲が古ければ古い
ほど、そういう演奏に出くわします。バッハの曲
にそういうのがいくつか見られます。^^;演奏が
その場面に近づくと「どっちかな?」と緊張して
しまいます。^^;
最近は、Youtube で何人かのことなる演奏家の
ものを聴き比べできますので、良い時代になった
と思います。それでも最初に聴いた(覚えた)曲
が”原器”ですから、違う譜面の演奏に出会うと、
「ああ、違う方のだ」と思ってしまいます。
子供の頃に聴いたのは、「くるみ割り人形」と
「四季」でしたね。イムジチのバイオリンソロが
「フェリックス アーヨ」(俗に言うアーヨ版)
が一番ですね。今から60年ほど前に収録したもの
ですが、今でもCD版が売れているのだそうです。
レコードには、譜面と詩の説明が印刷されたもの
が添付されていました。演奏を聞きながら譜面で
音を追いかけていました。
譜面付きでない場合は、コタニなどレコード店
に譜面コーナーがあり、同時に購入しましたね。
そこに譜面が置いてなければ、紀伊国屋書店にて
購入していました。古い曲の版権が切れています
ので、これは 300円くらいで購入できました。
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