ニオブの酸化物などを含む薄膜を使うことで実現
したそうです。キャパシタ(コンデンサ)ですので
瞬時に充放電するのが特徴ですが、構造的に大容量
にするのができませんでした。
薄膜を上手に造ることが可能になったことにより
実用化に向けて一歩進んだ形です。日本は薄膜技術
に長けているので、今後も大容量化に向けて研究が
進むものと思います。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF2736J0X20C23A5000000/
ただ、これ単独でEV用に用いることは出来ないと
思いますが、瞬時に電流の出し入れが出来るので、
例えば、水素エンジン車にて水素を何某かの物質に
閉じ込めた場合に、その物質から水素の出し入れに
時間を要する場合が多いと考えられます。車の運転
などの負荷変動に追従できない可能性があります。
その際にこのキャパシタタイプの蓄電池が電気的な
バッファとして、役に立つものと思います。
まあ、実用化にはあと十年は掛かりそうですが、
現状の化学反応による蓄電よりはマシなのではない
でしょうか。
一つのものでカバーしようというよりは、夫々の
特徴を活かして、幾つかのものを組み合わせる方法
の方が有用だと思います。いわゆるハイブリット化
ですね。万能なものは、時として力不足になること
があります。皆で力を合わせた方が良い場合があり
ますよね。
prairie@mbh.nifty.com
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