水素エンジントラック

　燃料電池車（FCV ）ではなく水素ガスを燃料
にしたトラックのことです。エンジンを水素用
に改造しようというもの。

　https://forbesjapan.com/articles/detail/67060

　エンジンを載せ替えるのではなくて、既存の
エンジンの 20%程度の部品交換で済むのだそう
です。これなら、自前トラックを所有している
運送業者も、水素ガス利用への転換がしやすい
でしょう。EV用の重いバッテリーを積む必要が
ないので、タイヤ摩耗のコストや燃費があまり
悪くならないで済むことになります。
　未だに水素ステーションが多くはないので、
場合によっては、水素の緊急の補填用タンクを
積み込み、臨時の水素タンクの切り替えること
も可能になりそう。荷台の奥を、そういう構造
にしておけるかもしれません。水素を個体物質
の内部に閉じ込める技術をあるようですから、
その方法だと、液化水素よりも安全性が高いと
言えます。 1リットルの水素が角砂糖くらいの
大きさに収納できるのじゃなかったかな？

　それに、BEV にしようとすると、トラックの
買い換えが必要ですが、エンジンの改造で済む
のなら、個人経営の運送業者でも、手持ちの車
を改造が可能なので、ディーゼルから水素への
切り替えが簡単にできそうですね。個人事業者
がそう易やすとEVトラックを買い替えることは
困難でしょうからね。
　この方法は、水素への移行転換期には極めて
現実的なものなので、個人の事業者を対象に、
国が補助金や低金利の融資制度などを設ければ
ディーゼル車（トラック）の駆逐の速度は加速
されるかもしれません。これらトラックの償却
期間が過ぎてから、本格的な水素利用トラック
への移行すれば良いのですから。

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