103万円の壁

　パートタイムなどで働いている奥さんの月収
が 103万円を超えると、共働きの夫婦の税金が
上がるために、夫婦トータルでの収入が減って
しまうので、 103万円を越さないようにパート
で働く時間を減らすことがあります。そのため
現場では人のやりくりに苦労しています。
　これは、数年前（十年以上前か？）から問題
になっています。

　国民民主党が今回の選挙での公約でこの上限
を 178万円まで引き上げるとの公約もあって、
解散前の 4倍の議席を確保しました。これは、
他の野党が主に裏金問題を争点にしているのに
対して、生活に密接した政策を訴えたことが、
主な要因だったのでしょう。
　自民党も、この主張を取り込むような方向で
検討に入ったようです。

　仮に上限を 178万円（月収で 約6万円UP）に
すると、時給が1500円であれば、月に41時間も
多く働けることになります。全国的に人手不足
が問題になっている昨今では、労働力の確保の
点からも、この政策は進めるべきでしょう。
　今は、円安のために税収が大幅に増えている
ので、これを国民に還元する一環とすれば良い
のにね。それに、上限のアップによる税の減収
をカバーができるのではないか。
　なぜ、政府はこのことを今まで放置していた
のかねえ？もしこれが実現したら、国民民主党
の手柄だ、と多くの国民が思うことでしょう。
ったくう、さっさとすれば良かったのに。^^;

　　　　　　　　　prairie@mbh.nifty.com