手乗り猫はじめました

手のひらサイズのリアルな猫人形製作記
猫人形工房Progress Unlimitedのブログ

にゃんこサイダー

2015年03月22日 23時23分16秒 | その他

今年も大阪、藤井寺にある、猫専門ギャラリー「ゆめいろミュージアム」さんに、「春の福猫展 with 黒猫展」を見に行ってきました。

今回の僕の注目の作家さんは、小澤康麿さんです。

他にもたくさんの作家さんの作品が展示されていたのですが、とても存在感があって、フラフラと吸い寄せられるように真っ先に見に行ってしまいました。

特にこの怒っている猫は、ノラ猫っぽさがすごく出ていてカッコ良かったです。

こんなカワイイ作品も。

毎回、この猫展に行くと、今まで知らなかったスゴイ作家さん達を知る事ができて、とても有意義です。

そして、今回のもう一つの目的がコレです。

マタタビ入り「にゃんこサイダー」です。

猫好きなら飲まずにはいられないでしょう。

1本300円(税別)。

お味の方は、一口飲んで「何かスパイスが効いてるな」と思ったら生姜汁が入っているそうで、甘すぎず、微炭酸で大人が飲んでも普通に美味しいです。

後味に少し木の香りのような感じが残るのですが、これがマタタビかもしれません。

マタタビは人間が飲んでも酔うようなことは無いはずですが、

飲み終わってお店を出たあたりから、なんだか気持ちが良くなってきて、

目の周りが少し熱っぽい感じで、足取りも少しフラフラし、急にトイレに行きたくなりました。

単なる気のせい、プラシーボ効果だと思うのですが、30分くらいでその状態は収まり、

帰ってきてから調べてみると、マタタビは漢方薬としても使われていて、

疲労回復、強心、利尿作用、鎮痛、強壮、精力増進の効用があるそうです。

まれに体質によって人間でも酔うことがあるという記述も。

ひょっとするとにゃんこサイダーで酔っぱらっていたのかも。

真偽はともかくとして、興味のある方は一度飲んでみて下さい。

4/1~5/24に「新緑の福猫展」があり、そこで購入できます。


僕の「先生」

2014年09月10日 21時53分08秒 | その他

 

このブログで「先生」と書くと、羊毛フェルト教室の先生が頭に浮かぶと思うのですが、 

僕は教室に通った事が無いので、今回は僕の「猫先生」を紹介します。

 

20140619161601_2

 

 

 

 名前は「コナ」、メスです。

 

去年、まだ子猫だった時に、初オーダー作品の依頼をくれた叔母の家の庭に迷い込んできたそうです。

 

その時から左目が不自由で、右目も瞬膜(目頭にある白い膜)が完全に収納されず、ずっと少し露出したままです。

 

獣医師の話だと、もう治ることは無くこのままだろうとの事です。

 

131231_150737 20140825122554

 

 

  

「こんな顔ではもらってくれる人はいないだろう」と叔母がそのまま飼うことにしたそうです。

 

叔母の家にはすでに年老いた犬が居るため、その犬が恐れるくらいに激しくじゃれつくコナ先生は真冬でも屋外飼育されていて、近くに交通量の多い道路があることから首輪とリードをされています。

 

猫を屋外飼育する事やリードで自由を制限する事については批判的な意見もあると思いますが、ここではそれについての言及はやめておきます。

 

とても遊び好きな猫で、猫じゃらしに限らず、動くものなら何にでもじゃれつきます。

 

自分から人間に擦り寄ったりする事は少なく、抱っこも嫌いで、遊びが唯一の楽しみのようです。

 

子猫の時に人間にあまりかまってもらえなかったので、甘え方を知らないような感じがします。

 

クールな性格ですが、頭が良くて、こちらの意図をよく理解してくれますし、

 

一度だって本気で引っ掻いたり、噛んだりした事がないくらい優しい子です。

 

131202_143235   131202_143400_2

 

 

 

僕は仕事で時々近くに行くことがあるので、お昼休みはコナ先生の所で昼食を食べ、自作の猫じゃらしで遊ぶ事にしています。

 

「ハァ、ハァ」とパンチング呼吸するくらいに、とにかくよく走り回ります。

 

本当に時々しか会いに行けませんが、少しでも人間の事を好きになって、人間に甘える喜びを知って欲しいと思っています。

 

20140825123638

 

 

コナ先生の所へ行く目的は、もう一つあります。

 

それは「猫先生」として、羊毛フェルトで作るべき猫の形を教わる事です。

 

猫の人形を作っていて、「あれっ、ここの形ってどうなっているんだろう?」と思う事がよくあります。

 

画像検索をしていろいろな画像も見てみますが、それでも解決しない事が結構あります。

 

そういう時は本物の猫である「猫先生」の所へ行き、じっくりといろいろな角度から観察し、そして手で触って立体としてその形状を把握するのが一番です。

 

猫の顔は、2次元からではその特徴を把握しにくい形状をしているのだと思います。

 

 

 

僕は猫人形作りを始めた頃、とにかくたくさん諸先輩方のHPやブログを拝見しました。

 

素敵な作品を作られている方のブログなどは、最初の記事から全てを読みました。

 

その時にある事に気が付いたのです。

 

作品ギャラリーを見ていて、最初からそう上手くはなかった方が、ある時突然、開眼したように上達しているのです。

 

その時期のブログを読んでみると、ちょうどその頃に猫を飼い始めたという記事があったりします。

 

そういう事を何例も見ました。

 

 

 

羊毛フェルトのテクニックは教室で人間の先生に、作るべき形は「猫先生」から学ぶのがベストな方法なのではないかと思っています。

 

 

 

 

 


猫展

2014年03月23日 23時47分57秒 | その他

 

大阪、藤井寺にある、町家を改造した猫専門ギャラリー「ゆめいろミュージアム」さんで、本日が最終日の「春の福猫展 with 黒猫展2014」を見に行ってきました。

 

140323_144843

<o:p></o:p>

 130年の歴史ある建物で雰囲気も抜群です。

アクセサリーやバッグ、財布、時計、小物など、たくさんの猫作家さん達の作品が展示されていて、もちろんお気に入りの物は購入できます。

 

高価な作品だけではなく、1,000円程度の手頃なアクセサリーもたくさんありました。<o:p></o:p>

 

140323_145307_4

 

 

 

 

140323_145111_4

 

僕の目的は、リアル造形の立体作品を見て勉強させて頂く事だったのですが、<o:p></o:p>

 

なんと、以前からHPなどを拝見し、一度は自分の目で実物を見てみたいと思っていた佐山泰弘氏の作品が展示されていたのです。<o:p></o:p>

 

佐山氏の作品は陶土を使った立体作品や墨絵、日本画など多岐にわたり、<o:p></o:p>

 

「ウチの猫(コ)プロジェクト」という立体肖像を製作されています。<o:p></o:p>

 

画像2枚目の中央のテーブルが佐山氏の作品で、手前の眠っている猫はほぼ原寸大で存在感がすごかったです。<o:p></o:p>

 

羊毛フェルトではないですが、そのデッサンの正確さなど勉強になるところはたくさんあります。<o:p></o:p>

 

特に猫の仕草が秀逸で、僕は、猫の日常のいろんなポーズをユーモラスに標本化した「立体猫型録」という作品が大好きです。<o:p></o:p>

 

今回はその「立体猫型録」を収録した作品集を購入しました。<o:p></o:p>

 

じっくり拝見し、自分の作品作りに生かしたいと思っています。<o:p></o:p>

 

その作品集は佐山氏のWEBショップでも購入できるようです。<o:p></o:p>

 

 

ゆめいろミュージアムさんの次回の猫展は4/9~5/25だそうです。<o:p></o:p>

 

猫好きで、猫グッズをお探しの方は足を運ばれてみてはいかがでしょう。