手乗り猫はじめました

手のひらサイズのリアルな猫人形製作記
猫人形工房Progress Unlimitedのブログ

猫ヘッドモデル 2体目

2021年05月15日 23時10分55秒 | 羊毛フェルト 猫

オーダーメイドで羊毛フェルトのリアルな猫の人形を作っています。
今回は以前にも製作した事のある、
猫の顔を作る練習の為の、頭部のみのヘッドモデルの2体目です。
今回は胸像風にしました。
全高 180mm
練習ということで、今回も植毛は無しです。
ただし、耳毛だけは植えてあります。

 

 


目は手芸店で購入したガラスカボションです。
以前製作した猫ヘッドモデル1体目ではスワロフスキーを使用したのですが、
ほぼ半球状で追視感の強さが気になったので、実験的に厚みの薄い物を選びました。


左が今回の目に使用したガラスカボション、右がスワロフスキーです。


ガラスカボションは直径11.8mm、高さ3.7mm、
スワロススキーは直径11.9mm、高さ5.3mm。


追視観が弱くなって眼差しが自然になったように感じます。
真正面以外では、猫人形と目が合うことはありません。
ただ、このカボションはフチが厚く、
光源の位置によっては、光の映り込みが不自然になることがあります。
なので、残念ながら、これを製品で使うことはできそうにありません。

 

 

手乗り写真


肘をついてくつろぐ どらんくん

2021年04月24日 20時46分14秒 | 羊毛フェルト 猫


オーダーメイドで羊毛フェルトのリアルな猫の人形を作っています。
今回もブリティッシュショートヘアーの「どらん」くんです。
前々回のフォトフレームは、どらんくんの飼い主さんへのプレゼントだったのですが、
今回は、どらんくんの大ファンで、飼い主さんと私の共通の友人へプレゼントする為に製作しました。
全高  141mm(人形のみは120mm)
全幅  192mm(人形のみは160mm)

   
 
   
 
   

   

前回の記事の「直立猫 どらんくん」は
この「肘をついてくつろぐ どらんくん」の製作途中の状態でした。
ポーズを変え、ニードルわたわたで肉付けします。
ポーズはネットで有名な画像「肘をついてくつろぐ猫」が元になっています。
トルコの野良猫さんで、没後には銅像が作られえるくらい有名なんだそうです。
どんなポーズで作ろうかと思案中に、たまたま画像検索で見かけ、
人間のようなしぐさが面白かったので選びました。

   

最初は植毛無しの刺し固めるだけのタイプで製作していたのですが、
作品としてイマイチ見栄えしなかったので、急遽、植毛をする事にしました。
白い部分は、羊の工房パオさんのアルパカ白とコリデール白のブレンド、
グレーの部分は、クロバーのパフウールの72-897グレイと、
羊の工房パオさんのアルパカ茶とコリデールミディアムのブレンドです。
一見すると植毛無しのようにも見えますが、毛を逆立てると植毛してあるのが分かります。

   

目は手芸店で購入したreverのクリスタルアイ6mm(プラ)クリアを使用しています。
裏側から模型用の塗料のゴールドを塗りました。

  

  

   

ほとんど見えなくなるのですが、四肢には肉球が作ってあります。



猫人形部分はケース下側からネジで固定してあります。



羊毛フェルト作品は、ホコリや湿気、虫などに気を付けないといけないので、
気軽に飾ってもらえるようケースに入れました。 
ケースはシモジマのウインナーケース 丸型 直径18cm×高さ32cmを使用しました。
高さ32cmでは長すぎたので、高さ18cmくらいにカットしました。
カッターナイフで簡単に切ることができました。
肘を置いている部分は、発砲スチロールを削って作り、床面と共に布を被せてあります。

   

手乗り写真




フォトフレーム どらんくん

2020年11月28日 22時01分43秒 | 羊毛フェルト 猫

オーダーメイドで羊毛フェルトの猫の人形を作っています。
今回はブリティッシュショートヘアーの「どらん」くんです。
お世話になっている方へプレゼントする為に製作しました。
以前製作した「猫ヘッドモデル マスコットタイプ」と同じ猫さんがモデルです。
羊毛フェルトを始めた当初から、諸先輩方が
フォトフレームから猫が飛び出してきているような作品を作られているのを拝見し、
いつかは自分も製作してみたいとずっと思っていました。
ポーズは、頂いた資料写真の中に、階段に座り、片方の前足を垂らしている姿があり、
それを少しアレンジしました。
 

 

 

全高  170mm
全幅  120mm
目は手芸店で購入したreverのキャットアイ7.5mm(プラ)を使用しています。
今回は製作時間短縮の為に植毛無しの刺し固めるだけのタイプです。
フォトフレームは100均のダイソーで購入しました。
このサイズの猫を全身像で作ると、ちょっと置き場所を取ってしまいますが、
フォトフレームにしたり、壁掛けにするとコンパクトになります。
 

 

猫人形が載っている板はフォトフレームの裏からネジで固定しているので分解できます。
フォトフレームの底板にフェルトシートを接着し、そこに100均で購入したフェイクグリーンを
グルーガンを使用して固定しています。
 

ほとんど見えなくなるのですが、肉球も作ってあります。
肉球はフェルトではなく粘土です。
 

手乗り写真

羊毛フェルト ニャンコ先生

2019年04月30日 13時23分24秒 | 羊毛フェルト 猫

普段はオーダーメイドで羊毛フェルトのリアルな猫の人形を作っています。

ですが、今回も前回に続いてリアルではない猫です。

ある事を頑張った友達へのご褒美に、「ニャンコ先生」を作りプレゼントしました。

「ニャンコ先生」は、緑川ゆき先生の漫画「夏目友人帳」に登場するキャラクターで、

アニメ化もされていて、フィギュアやぬいぐるみなど関連商品もたくさん販売されているくらい大人気なので、

詳しい説明は省略します。

 

中心部はハマナカのニードルわたわた、

白い部分はハマナカのアクレーヌ101番、グレーの部分はアクレーヌの131番、

オレンジっぽい部分は羊の工房パオさんの染色コリデールのチーズケーキを使用しました。

主人公の夏目少年の部屋が和室なので、和のテイストのベースも作ってみました。

丁度良い大きさのデコパージュが手に入らなかったので、

12mmのシナベニヤを丸く切って作り、100均のセリアのニス”ウォールナット”を塗ってあります。

濃い茶色ですが、複数回塗ると黒い漆っぽい感じに見えます。

丸く切った厚紙に畳みっぽい色の生地を貼って、ベースに接着しました。

座布団の中身はウレタンスポンジで、ニャンコ先生の重みで沈んでいる感じに、

中央部をカッターで削って凹ませました。

ニャンコ先生はベースの下からネジで固定してあるので、逆さまにしても落ちません。

 

マンガの吹き出し型のメッセージスタンドを作りました。

画像の物以外にも、ニャンコ先生に言ってもらえたら嬉しいセリフを何種類か用意し、

差し替えて使えるようになっています。

 

手乗り写真


猫ヘッドモデル マスコットタイプ

2019年01月13日 23時33分21秒 | 羊毛フェルト 猫

 

普段はオーダーメイドで羊毛フェルトのリアルな猫の人形を作っているのですが、

今回はちょっと趣向を変え、リアルではないマスコット的なものを作ってみました。

職場の同僚から手作りのビーズのストラップを頂いたので、そのお礼にプレゼントしました。

  

 リアルなものは、とにかく本物に忠実に作れば良いのですが、

マスコット的なものはディフォルメの仕方にセンスが必要なので苦手です。

なのでマスコットタイプと言いながら、その手のものの中ではかなりリアル寄りな造りになっています。

マスコット的なものだとあまり見かける事のない耳毛が植毛してあります。

ヒゲはリアルになりすぎないように、いつものテーパー毛ではなく、

100均のお掃除用のブラシの毛を切ったもので、

下に垂れ下がるようなカーブは付けずストレートのままです。

 

目は100均のセリアで見つけたこんなのを使いました。

目が4つ、鼻が2つ入っていて、これ1つで2匹作れます。

鼻は少し大きすぎるように感じたので、今回は使いませんでした。

  

 ケースもセリアで買った物で、撮影し忘れましたが、ちゃんとフタ付きでホコリをかぶる事無く飾っておけます。

 顔に対してケースが大きすぎて、そのまま入れただけだと例の生首感が出てきてイマイチだったので、

 またまたセリアのフェイクグリーンと造花でデコレーションしてみました。

 こういう所もセンスが問われるので苦手なんですが、検索していろいろな作品を見て、それっぽく作りました。

  

裏面にはマグネットが埋め込んであって、冷蔵庫なんかにくっ付ける事が出来ます。

が、見栄えが良くなるように裏面にフェルトを貼ったら吸着力が弱くなってしまいました。

ケースにはもう一つ引き合うように磁石が接着してあるので、ケースへの取り付けはしっかりしています。

  

手乗り写真