前々から作りたいと思っていた見返り猫を作ってみました。
猫のしなやかな動きがよく出ていて、僕の作りたいと思っている美人猫にはピッタリなポーズです。
ネットで検索して本物の猫さんの画像を集め、その中でこれだと思ったものを架空のモデルとして毛柄も似た感じに白の割合の多いキジ白にしました。
高さ155mm、前後幅 115mm、横幅(しっぽを除く)68mm
重さ 66g
総製作時間は82時間。
内訳は、本体のベースや肉球、ヒゲ植えなどの形状製作に23時間、
メリノでの模様の下書きに9時間、植毛に50時間です。
目はスワロフスキー2090/4の8mmを使用したオリジナルアイです。
元々は植毛なしの作品で製作を始め、一旦は完成したのですが、
毛並みの表現がイマイチで急遽植毛することになりました。
その為、いつものような無毛状態のベースで作っていなかったので、全体を刺し固めて少しだけ小さくし、
普段は中止め(正式な名称かどうかは分かりませんが・・・)する植毛を端止めに変更してあまりボリュームがでないようにしました。
毛も寝かし気味に植毛してあるのですが、寝かし気味の端止めの方がトリミングは楽なような気がしました。
今回も糊付けで耳の肉厚を薄く作ってあります。
製作時間短縮の為に見えない下面は製作していません。
台に固定する為のネジを受けるアンカーが埋めてあります。
その為、逆さまにしても大丈夫です。
ホコリが付かないようにディスプレイケースに入っています。
ハンドメイド販売サイトに出品しようと考えている為、まだ養生のビニールがかかっています。
以前に作った「キジトラの母」と同じ8mm目のサイズなので並べてみました。
キジトラ姉妹という感じです。
妹 「ねぇ、お姉さん、のんきに毛繕いなんかしている場合じゃないわ。
怪しい男が携帯で私達の事を撮っているわ、きっと盗撮よ。」
姉 「大丈夫よ、あれは私達の生みの親よ。」
妹 「えっ!、あんな冴えない中年おやじが・・・、なんだかショック。」
という会話が聞こえてきそうな・・・。
手乗り写真