手乗り猫はじめました

手のひらサイズのリアルな猫人形製作記
猫人形工房Progress Unlimitedのブログ

フサフサ植毛猫バッグチャーム

2015年03月30日 22時13分08秒 | アクセサリー

現在、羊毛フェルトでの猫の人形のオーダーメイド作品を製作中なのですが、

その過程で、植毛用の毛をその猫ちゃんの毛色に合わせて混毛し、

出来上がった物をオーナーさんに確認してもらうという事がありました。

頂いていた資料用の写真によって毛色の濃さに違いがあるように見えたので、2パターンの組み合わせを作り、それをテスト用の小さなピースに植毛し、郵送して直に見て確認してもらいました。

 

その際、「見た瞬間にウチの猫だと思った」と、とても喜んで頂けました。

以前から、オーダーメイドの依頼があった時には、毛色の確認の為にテストピースを郵送し、それをそのまま差し上げようと考えていたのですが、

折角ならば、いつも身に着けていられるようアクセサリーにしてみる事にしました。

 

最初はネックレスにしようと思っていたのですが、オーナーさんのご希望でバッグチャームにしました。

フサフサの植毛部分だけではちょっと寂しかったので、

 

頂いていた資料用の写真の中からお座りしている姿を選んでシルエットのチャームも革で作ってみました。

 

 

アクセサリーを作った事どころか、身に着けた事すら無かったので、

どうやって製作したら良いのか、どんなパーツがあるのか、

そもそもどんな物がカワイイのかすら分からない状態でしたが、

なんとかオーナーさんに喜んでもらえる事ができました。

 

猫人形の完成までにはもうしばらくかかりそうなので、

このアクセサリーで大切な猫ちゃんを亡くした寂しさが少しでも和らげばうれしいです。


ハンドカーダー購入しました

2015年03月25日 22時49分24秒 | 羊毛、道具

以前から欲しいと思っていたハンドカーダーを遂に購入しました。

アシュフォード社のミニスチューデントです。

いつもお世話になっている「羊の工房 パオ」さんで購入しました。

今まではペット用のスリッカーブラシで混毛していたのですが、

サイズが小さい為、一度に1g程度しか混ぜられず、

猫人形1体を植毛する為には何回も何回も同じ作業を繰り返さないといけません。

また、羊毛の混合比を一定にするのが難しく、色に簿妙な違いが出てしまいます。

それを防ぐ為に、混ぜ終わった物同士をまた混ぜれば良いのですが、それがすごく面倒なのです。

購入したミニスチューデントはアシュフォード社のハンドカーダーの中では最も小さいのですが、

それでもペット用スリッカーブラシと比べるとこんなにも大きいです。

面積比で4倍くらいあります。

これで一度に混毛できる量が増え、上記ような問題も解決です。

試しに少し使ってみたのですが、まだコツが掴めないものの、

混ぜ終わった毛はスリッカーブラシで混ぜた物よりもフワフワです。

恐らくその大きさと針の太さの違いが影響しているのではないでしょうか。

針の形状、長さはほぼ同じですが、太さはスリッカーブラシが0.25mmなのに対して、ミニスチューデントは0.5mmもあります。

針が太くてしっかりしているので、毛に負けることなくしっかりと梳くことができるようです。

絶対に必要な物とは言えませんが、あると格段に作業が楽になるように思います。

もう少しコツが掴めてきたら、追加でレポートする予定です。


にゃんこサイダー

2015年03月22日 23時23分16秒 | その他

今年も大阪、藤井寺にある、猫専門ギャラリー「ゆめいろミュージアム」さんに、「春の福猫展 with 黒猫展」を見に行ってきました。

今回の僕の注目の作家さんは、小澤康麿さんです。

他にもたくさんの作家さんの作品が展示されていたのですが、とても存在感があって、フラフラと吸い寄せられるように真っ先に見に行ってしまいました。

特にこの怒っている猫は、ノラ猫っぽさがすごく出ていてカッコ良かったです。

こんなカワイイ作品も。

毎回、この猫展に行くと、今まで知らなかったスゴイ作家さん達を知る事ができて、とても有意義です。

そして、今回のもう一つの目的がコレです。

マタタビ入り「にゃんこサイダー」です。

猫好きなら飲まずにはいられないでしょう。

1本300円(税別)。

お味の方は、一口飲んで「何かスパイスが効いてるな」と思ったら生姜汁が入っているそうで、甘すぎず、微炭酸で大人が飲んでも普通に美味しいです。

後味に少し木の香りのような感じが残るのですが、これがマタタビかもしれません。

マタタビは人間が飲んでも酔うようなことは無いはずですが、

飲み終わってお店を出たあたりから、なんだか気持ちが良くなってきて、

目の周りが少し熱っぽい感じで、足取りも少しフラフラし、急にトイレに行きたくなりました。

単なる気のせい、プラシーボ効果だと思うのですが、30分くらいでその状態は収まり、

帰ってきてから調べてみると、マタタビは漢方薬としても使われていて、

疲労回復、強心、利尿作用、鎮痛、強壮、精力増進の効用があるそうです。

まれに体質によって人間でも酔うことがあるという記述も。

ひょっとするとにゃんこサイダーで酔っぱらっていたのかも。

真偽はともかくとして、興味のある方は一度飲んでみて下さい。

4/1~5/24に「新緑の福猫展」があり、そこで購入できます。


長崎の猫

2015年03月20日 22時26分16秒 | 日記

先日、仕事で長崎県へ行ってきました。

長崎市内の中華街の近くにある唐人屋敷跡という所でした。

坂道と、クルマの通れないような細く入り組んだ路地が多く、そこには猫がたくさんいました。

首輪をしている猫もいましたが、通りがかった一眼レフを持った観光客らしき女性が「この辺りの猫は住民の方達にお世話されているそうですよ」と教えてくれました。

どうやらそのほとんどが地域猫のようです。

近くには地域猫に関する張り紙なんかもありました。

 

ここの猫ちゃん達は、とにかくフレンドリーでした。

逃げられてしまうかと、恐る恐る近づいたのですが、

2mくらいの所でしゃがんで手を出したら、猫ちゃんの方から来てくれました。

あとはもうスリスリ、ゴロゴロで、モフモフを好きなだけさわり放題です。

無料の青空猫カフェって感じです。

 

初日はオスの茶トラが来てくれたのですが、すぐに膝の上に乗ってきて、

携帯で撮影しようと一旦下ろして準備していると、待ちきれずに肩に飛び乗ってくる程の歓迎ぶりです。

離れて撮影しようとしても、すぐに近寄ってきてしまうのでピントが合わず、結局、その茶トラは撮影できずでした。

2日目はこの二匹が遊んでくれました。

このキジトラもカメラを向けるとすぐに近寄ってきてしまって撮影するのに苦労しました。

3日目は雨で猫達には会えず、

最終日はこのキジトラ白に会えました。

仕事の休憩時間の10~15分くらいの間だけでしたが、とても楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

猫島に猫好きの観光客が大挙して押しかけて島民の方に迷惑をかけているなんて話を時々耳にしますが、

ここなられっきとした観光地で宿泊施設やお店もたくさんあるのでオススメです。

中華街の中華はやっぱり美味しかったですし、 猫ちゃんは幸運を招くといわれる「かぎしっぽ」多数です。

 

ただし、地域猫にはお世話する住民の方以外は餌を与えてはいけないそうです。

餌の食いっぷりで健康状態を判断したり、食べ残しのゴミの問題なんかがあるそうです。

僕も猫達にお礼がしたくて餌をあげたかったのですが、泣く泣く断念しました。