手乗り猫はじめました

手のひらサイズのリアルな猫人形製作記
猫人形工房Progress Unlimitedのブログ

オーダー作品 ティビーくん完成しました

2016年09月07日 22時30分57秒 | オーダー作品

1年半近く放置していたこのブログですが、久々の更新です。

羊毛フェルトを止めていたのではなく、単にUPする完成作品が無かっただけで、

このオーダーメイドの製作自体はほぼ毎日、行っていました。

オーダー頂いたのが2014年の10月27日ですので、

24ヶ月かかって、ようやく1体完成しました。

 約2年間も苦情一つ言わずに、ただひたすら信じて待ち続けてくれたオーナー様に心から感謝です。

今回の作品は、以前、コメント頂いたmegさんご依頼の茶トラ猫の「ティビー」くんです。

高さ166mm

前後幅240mm(しっぽナシ140mm)

横幅89mm

重さ136g

目はスワロフスキー2090/4の8mmを使用したオリジナル

 

まずは本物のティビーくんのお姿を。

    

   

顔はなかなかのイケメンですが、大柄な骨格に10kg近い体重という、魅惑のムッチリボディーの持ち主で、おっとりした性格の賢い猫ちゃんだったそうです。

    

   

また、megさんに四六時中ベッタリで、帰宅時には玄関でお出迎えしてくれる、飼い主さんが大好きな男の子でした。

  

  

頭部は模型の球体関節を使用した着脱式になっていて、可動範囲は広くないですが動かす事ができます。

  

 

体のいろんな所にある「肉ムニュ」が再現してあります。

首の下、二の腕、脇の下、お腹、しっぽの横のは太もものお肉がムニュっとなったものです。

   

肉球は、着色した粘土で作って貼り付けてあります。

完全に乾燥しても少し弾力の残る粘土で、手触りも肉球っぽいです。

耳の薄さに注目して下さい。

本物の猫並みとは言いませんが、過去最高に薄くできました。

ヒゲは今回も本物の猫と同じように先が細くなっていくテーパー毛です。

生前に使っていた首輪が大切に保管されていたので、画像を頂き、再現してみました。

バックルとアジャスターはエポキシパテからの削り出しです。

ただし形の再現だけで、その機能はありません。

   

手乗り写真