シリーズ平成の「変」-東京ウイメンズ大作戦(TPL)の「変」―
7月10日、東京赤坂のホテルで、「東京ウイメンズ大作戦(TPL)」と題した出版記念会が開催された。著者は、来る衆議院議員選挙で東京の選挙区から立候補することになる小池、猪口、佐藤の各女性議員で、推薦の言葉を書いている小泉元総理などが参加していた。大ホールに各議員の支持者等が参列し、さながら選挙の出陣式のようだったそうだ。
共通点は3人とも「小泉チルドレン」。小池議員は前回の総選挙で東京10区に既に鞍替えしているが、次の衆院選挙では、岐阜から東京に鞍替えさせられる佐藤議員と比例代表名簿でもはや優遇されない猪口議員と共に東京で衆院選を戦うことになっている。岐阜は郵政造反組みの野田議員が自民執行部から抜擢され、党の公認候補として復帰することになっているなど、「小泉チルドレン」組みはもはや優遇はされず、危機感や焦燥感を漂わせている。
看板の「東京ウイメンズ大作戦(TPL)」は、「女性(Ladies)の(of)、女性による(by)、女性のための(for)東京プロジェクト」だそうだ。要するに女性のための大作戦であるので、男性には余り関係はなさそうだ。中には将来の「総理候補」とも言われているようだが、女性のために特化した作戦であり、国を治める資質はなさそうだ。日本の女性の社会進出は最近目覚しく、その生き生きとした躍動感はすばらしいと率直に思うし、一層の躍進を期待したい。だが「女性、女性」と声高に連呼されると、引いてしまう人も多いのであろう。「変」である。いまさら「女性、女性」、「女性のための」でもない。男より「出来る」、「偉い」と言わんばかりであり、もう少し自然体で男女関係を築き、性別を過剰意識せず、違いは違いとして相互に認め合い、コラボレート出来る社会を築けないものであろうか。いずれにしてもTPLは将来の総理候補としてはあり得なそうだ。アマゾネスの社会は多くの女性も希望しないであろう。
頭文字を取ったTPLは「とっくに、ぽいすてレデイ」などと言うベテランも居そうだ。
それにしても「変」である。永田町では事実上選挙運動が始まっている。あたかも「無事」に開催すること自体が目的で、消化試合のようであったG-8 サミットが、隔離状態で何事も無く、内容面でも取り立てて新たな事も無く終了した。その中で、福田総理の政治経験の豊かさを発揮した落ち着いたホスト振りは面目を躍如し、支持率もやや上がっている。この辺で衆院を解散し総選挙とすれば、時期としては悪くはなさそうだ。(08.06.) (Copy Right Reserved.)
7月10日、東京赤坂のホテルで、「東京ウイメンズ大作戦(TPL)」と題した出版記念会が開催された。著者は、来る衆議院議員選挙で東京の選挙区から立候補することになる小池、猪口、佐藤の各女性議員で、推薦の言葉を書いている小泉元総理などが参加していた。大ホールに各議員の支持者等が参列し、さながら選挙の出陣式のようだったそうだ。
共通点は3人とも「小泉チルドレン」。小池議員は前回の総選挙で東京10区に既に鞍替えしているが、次の衆院選挙では、岐阜から東京に鞍替えさせられる佐藤議員と比例代表名簿でもはや優遇されない猪口議員と共に東京で衆院選を戦うことになっている。岐阜は郵政造反組みの野田議員が自民執行部から抜擢され、党の公認候補として復帰することになっているなど、「小泉チルドレン」組みはもはや優遇はされず、危機感や焦燥感を漂わせている。
看板の「東京ウイメンズ大作戦(TPL)」は、「女性(Ladies)の(of)、女性による(by)、女性のための(for)東京プロジェクト」だそうだ。要するに女性のための大作戦であるので、男性には余り関係はなさそうだ。中には将来の「総理候補」とも言われているようだが、女性のために特化した作戦であり、国を治める資質はなさそうだ。日本の女性の社会進出は最近目覚しく、その生き生きとした躍動感はすばらしいと率直に思うし、一層の躍進を期待したい。だが「女性、女性」と声高に連呼されると、引いてしまう人も多いのであろう。「変」である。いまさら「女性、女性」、「女性のための」でもない。男より「出来る」、「偉い」と言わんばかりであり、もう少し自然体で男女関係を築き、性別を過剰意識せず、違いは違いとして相互に認め合い、コラボレート出来る社会を築けないものであろうか。いずれにしてもTPLは将来の総理候補としてはあり得なそうだ。アマゾネスの社会は多くの女性も希望しないであろう。
頭文字を取ったTPLは「とっくに、ぽいすてレデイ」などと言うベテランも居そうだ。
それにしても「変」である。永田町では事実上選挙運動が始まっている。あたかも「無事」に開催すること自体が目的で、消化試合のようであったG-8 サミットが、隔離状態で何事も無く、内容面でも取り立てて新たな事も無く終了した。その中で、福田総理の政治経験の豊かさを発揮した落ち着いたホスト振りは面目を躍如し、支持率もやや上がっている。この辺で衆院を解散し総選挙とすれば、時期としては悪くはなさそうだ。(08.06.) (Copy Right Reserved.)