平成の「変」―民主党小沢代表辞任でも、ほっかむりする自民議員の「変」-
5月11日、民主党小沢代表が代表辞任を表明した。3月に西松建設関連の「政治団体」からの献金問題で公設秘書が逮捕され、起訴、裁判となるが、9月までに行われる衆院総選挙への影響を考慮しての判断であろう。
小沢議員側は、「政治資金規正法に基づく献金受け入れであり、支出を含め記載、公表しており、やましいことはない」ことを一貫して主張しており、起訴されれば、裁判で闘われることになろう。定番のように「説明責任が十分なされていない」との疑問がなされているが、「法に基づき処理し、やましいことはない」とし、また、起訴、裁判を控えている以上、当事者がそれ以上の説明を困難とすることは止むを得ないことであろう。
しかし、小沢代表辞任で表面化するのは、西松建設の「政治団体」から多額の献金やパーテイ券の購入を受けている自民党議員の説明責任がより強く求められることだ。二階経済産業相だけでなく、尾身元財務長官、森元首相など同党の要路の名が報じられている。パーテイ券の購入も同じ政治団体から100万円以上であれば十分多額と言えるであろう。野党である民主党代表は「政治力」はあろうが、「職権」や「行政権限」はないが、与党の要路、内閣経験者であれば政治力」以上の「職権」や「行政権限」の行使を行い易い立場にもあるので、野党議員以上に深刻な問題を抱えている。
「変」である。小沢議員秘書問題は起訴、裁判という法廷の場に移っている。「説明責任」を求められるべきなのは、献金等を受領したその他議員ではないのか。小沢議員秘書逮捕は、官僚支配からの脱却を主張する官僚の「反転攻勢」とも見られている。
「変」である。いずれの政党にも組するものではない。正義は「万人のための正義」でなくては、秩序を維持出来なくなる。(09.05.) (All Rights Reserved.)
5月11日、民主党小沢代表が代表辞任を表明した。3月に西松建設関連の「政治団体」からの献金問題で公設秘書が逮捕され、起訴、裁判となるが、9月までに行われる衆院総選挙への影響を考慮しての判断であろう。
小沢議員側は、「政治資金規正法に基づく献金受け入れであり、支出を含め記載、公表しており、やましいことはない」ことを一貫して主張しており、起訴されれば、裁判で闘われることになろう。定番のように「説明責任が十分なされていない」との疑問がなされているが、「法に基づき処理し、やましいことはない」とし、また、起訴、裁判を控えている以上、当事者がそれ以上の説明を困難とすることは止むを得ないことであろう。
しかし、小沢代表辞任で表面化するのは、西松建設の「政治団体」から多額の献金やパーテイ券の購入を受けている自民党議員の説明責任がより強く求められることだ。二階経済産業相だけでなく、尾身元財務長官、森元首相など同党の要路の名が報じられている。パーテイ券の購入も同じ政治団体から100万円以上であれば十分多額と言えるであろう。野党である民主党代表は「政治力」はあろうが、「職権」や「行政権限」はないが、与党の要路、内閣経験者であれば政治力」以上の「職権」や「行政権限」の行使を行い易い立場にもあるので、野党議員以上に深刻な問題を抱えている。
「変」である。小沢議員秘書問題は起訴、裁判という法廷の場に移っている。「説明責任」を求められるべきなのは、献金等を受領したその他議員ではないのか。小沢議員秘書逮捕は、官僚支配からの脱却を主張する官僚の「反転攻勢」とも見られている。
「変」である。いずれの政党にも組するものではない。正義は「万人のための正義」でなくては、秩序を維持出来なくなる。(09.05.) (All Rights Reserved.)