シリーズ平成の本音 笑える映像―8
2月11日、自民党の青年局御一行150人程が小泉進次郎青年局長などと共に報道陣を引き連れ福島県の原発事故後の警戒区域を大挙して視察し、翌12日テレビなどで報道された。
笑える。2月11日と言えば東日本大震災が発生して1年11ヶ月も立っている。今更大挙して何を視察するのだろう。仮設住宅の人達や他の地域に引っ越している方々の中には、生活が不自由で、諦めがちな方々もいる。150人もの人達が除染を手伝ったりするわけでもない。
そもそも事故後、この人達は何をしていたのであろうか。国会では、野党として与党民主党の対応のまずさや対応の遅れを散々批判していたことは記憶に新しい。にもかかわらずこの地域周辺での炊き出しやボランテイア活動などの推進、支援をするどころか、真剣に視察もしていなかった証拠だ。野党であろうと国会議員として現地の復旧、復興に何か出来たはずである。
今回も、視察費は私費ではなく、税金による公費が含まれているであろう。それだけの費用があれば、何か現地の住民や放置ペット等に役に立つことが出来たであろう。また苦しみ、悩んでいるのは福島県だけではない。何故費用をかけて、警戒地域だけに150人も大挙して視察に行くのだろうか。
税金や国の借金をダブダブ使って復興活動や公共事業を進めるというのだろうが、そもそも原子力神話を容認し、福島始め各地に多額の交付金や地域振興助成金等を投入して原子力発電所の建設を推進して来たのは自民党の先輩議員ではないか。東北三陸沿岸の津波対策をスマトラ沖大津波(2004年12月)があった後も見落としてきたのも自民党の先輩議員ではないのか。
そうであれば恩着せがましく大変ですね、予算付けますと言う前に、原子力の安全対策や津波対策での過去の甘さや緩い対応を詫びるべきであろう。民主党の対応の悪さ未熟さはあったが、大震災や原発事故の原因を作ったのは当時与党であった自民党や公明党の先輩議員であろう。反省がなければ失敗を繰り返すだけだ。進歩もない。
党利党略だけが先行するパーフォーマンスやいずれ国民の負担となる国の借金(公債)に依存した予算のばら撒きは笑える。
(13.2.12.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用)
2月11日、自民党の青年局御一行150人程が小泉進次郎青年局長などと共に報道陣を引き連れ福島県の原発事故後の警戒区域を大挙して視察し、翌12日テレビなどで報道された。
笑える。2月11日と言えば東日本大震災が発生して1年11ヶ月も立っている。今更大挙して何を視察するのだろう。仮設住宅の人達や他の地域に引っ越している方々の中には、生活が不自由で、諦めがちな方々もいる。150人もの人達が除染を手伝ったりするわけでもない。
そもそも事故後、この人達は何をしていたのであろうか。国会では、野党として与党民主党の対応のまずさや対応の遅れを散々批判していたことは記憶に新しい。にもかかわらずこの地域周辺での炊き出しやボランテイア活動などの推進、支援をするどころか、真剣に視察もしていなかった証拠だ。野党であろうと国会議員として現地の復旧、復興に何か出来たはずである。
今回も、視察費は私費ではなく、税金による公費が含まれているであろう。それだけの費用があれば、何か現地の住民や放置ペット等に役に立つことが出来たであろう。また苦しみ、悩んでいるのは福島県だけではない。何故費用をかけて、警戒地域だけに150人も大挙して視察に行くのだろうか。
税金や国の借金をダブダブ使って復興活動や公共事業を進めるというのだろうが、そもそも原子力神話を容認し、福島始め各地に多額の交付金や地域振興助成金等を投入して原子力発電所の建設を推進して来たのは自民党の先輩議員ではないか。東北三陸沿岸の津波対策をスマトラ沖大津波(2004年12月)があった後も見落としてきたのも自民党の先輩議員ではないのか。
そうであれば恩着せがましく大変ですね、予算付けますと言う前に、原子力の安全対策や津波対策での過去の甘さや緩い対応を詫びるべきであろう。民主党の対応の悪さ未熟さはあったが、大震災や原発事故の原因を作ったのは当時与党であった自民党や公明党の先輩議員であろう。反省がなければ失敗を繰り返すだけだ。進歩もない。
党利党略だけが先行するパーフォーマンスやいずれ国民の負担となる国の借金(公債)に依存した予算のばら撒きは笑える。
(13.2.12.)(All Rights Reserved.)(不許無断引用)