特別展「山口県萩美術館・浦上記念館名品展」
家の中にいてもムシムシと不快指数の高い今日、表参道に行ってきました。
同館の作品を東京で展覧するのは初めてで、浮世絵に関しては今回は初の展示となるそうです。
・三代目市川高麗蔵の志賀大七 東洲斎写楽
・富嶽三十六景 凱風快晴 葛飾北斎
・ 〃 神奈川沖浪裏 葛飾北斎
・名所江戸百景 亀戸梅屋舗 歌川広重
など、超!有名な浮世絵ばかりがずらりと並び、見ごたえがありました。
私も、いろいろな浮世絵の展覧に足を運んではいますが、今回見た浮世絵は、初めて見るものも多かったです。
なかでも歌川貞秀の「龍虎」は、大判錦絵の3枚続で、
迫力がありました。
長谷川等伯の「龍虎図屏風」や、曽我蕭白の「雲龍図」を思い出しました。
ほかには、「猫の当字 なまず」 歌川国芳 の浮世絵は、ユーモア溢れていて面白かったです。
浮世絵は、藍、朱、緑の色合いが墨絵の黒と相まって独特の雰囲気であることに魅力を感じます。
洋画にはない、日本独特の雰囲気が好きです。
絵を観てると、当時の様子も面白く垣間見れる時もあります。
やきものコレクションのなかで目を奪われたのが、
・青磁象嵌菊花紋四耳壺(朝鮮)は菊の花がすっと描かれた、青磁の色合いも上品な壺でした。
それから、
・法花蓮華文洗、法花蓮華文洗(中国)は紫とブルーグリーンのような、色合いがはっと目を惹く美しいやきものでした。
ああいった色をどうして出すのだろうと魅入ってしまいました。
今回も、貴重なたくさんの作品を観ることができて良かったです。
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