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対抗手段 「知は力なり」

2021-10-26 14:54:38 | 日記

 

📖『戦争する国、平和する国』(小出五郎 著)より。

 

 

P.250

(プロパガンダ、戦時の嘘、世論操作などへの)

対抗手段⑤やはり、「知は力なり」

 

 

イギリスの政治家で哲学者だったフランシス・ベーコン(1561~1626)は、

「知は力なり」という名言を残した。

 

当時とは時代背景が違うし、意味する内容も異なるが、それでも言葉としては現代に通用する。

プロパガンダに対抗するためのもっとも有力なパワーは、やはり

「知は力なり」

なのだ。

 

いうまでもないことだが、「知」を身につけるのは学校教育だけではない。およそ常識と考えられることはすべて「知」といってよい。

 

その意味では、豊かな常識を持つよう努めることに、日ごろから焦(あせ)らず弛(ゆる)まず「知」を積み上げるよう努めることに、これで十分という終着点はない。超寿命の時代だが、それも生涯の努力目標といってよいだろう。

さらに付け加えれば、「知」の原点とも言えるが、自分がもっとも大切にする価値観も大切に思う。

たとえば、コスタリカの人々のように、多様性の尊重という価値観を持つことは素晴らしいと思う。生物の多様性から文化の多様性まで、ひとりひとりの生命、個性を大切にする社会は、

プロパガンダに対する免疫力、防衛力のある社会である。 

 

私はといえば、

未来社会の代理人でありたい 

と、精一杯努めることにを、価値観として生きたいと思う。

 

 

 

 

 

 

📖『平和ってなんだろう: 「軍隊をすてた国」コスタリカから考える 』

足立力也 著

(岩波ジュニア新書) 

 

 

感想・レビュー

 

 

1.

軍隊と民主主義は相容れない、という考え。

同じ足立力也氏の著書に📖『丸腰国家』(扶桑社新書)がある。

内容的には「軍隊を捨てた国コスタリカ」の紹介と、なぜ軍隊なしでやっていけるかの分析で、このジュニア新書と方向性は同じである。

こちらはジュニア向けに書かれているぶん、やや検証が甘い気もするが、だからといって本の価値が落ちるとは思わない。

 

まえがきに、コスタリカの人たちのこんな声が紹介される。

 

▼「アメリカの民主主義は不完全だ。彼らの大統領は常に大勢の警備員を連れている。

🌕️コスタリカの大統領なんか、早朝にそこらへんの公園を一人でジョギングしていたり、休日には家族だけでビーチに行ったりする。

❇️民主主義と軍隊は相容れないものだ。もし軍隊があるのなら、そこには真の民主主義はない」。

 

もちろんこれは、そのまま額面通りには受け取れない。

さまざまな周辺事情も考慮しないと、単純にアメリカ大統領とコスタリカ大統領の比較はできない。

 

この本は、その「解析」を試みた本だともいえる。

コスタリカ人たちの考える「平和」というものを解析することで、世界の将来や平和について考えよう……、そういうことだろう。

 

こういう本を「平和ボケ」とか「非現実的」と頭から否定するのはたやすい。

しかし、「待てよ……」と立ち止まって考える意味はあると思う。

 

 

 

 

2.

叡智の判断。

 

 

 

3.

 中米で軍隊なしでやっていくのには、どうやらパクス・アメリカーナに刃向かわずそれを受け入れた上で、 かつ、それをうまく使ってやるという老獪さと外交のうまさがあった。 

 

 

4.

 コスタリカの世界常識を無視した非武装の実行は、とても痛快に感じました。

 王様(米国)に対し、非武装を実行することで「世界の常識」を否定していることが愉快でたまりませんでした。

 

 私は「競争経済の崩壊が目前に迫っていること」を世の中の動向から感じています。

 そして、これまでの価値観を見直す時が来ていると思っています。

 私たちは一方向だけでなく、様々な方向を知る必要があると思います。

 そのヒントがこの『平和ってなんだろう』に書かれています。ぜひ多くの人に、今この時に読んでほしい一冊だと思いました。

 

 

5.

小中学生の子供には少し難しいかもしれないが、今の若い人たちにぜひ読んでほしい。また、平和憲法を持ちながら反対の方向に進もうとしている日本の為政者にもぜひ読ませたい説得力のある平和論である。

 

 

 

 

 

 

 

📖『君が戦争を欲しないならば』

 

岩波ブックレット942 

 

高畑勲 著

ナンセンスなことに対して

「ナンセンス」と言うのです。

 

 

 

 

感想・レビュー

 

1.

他人(の意見)によりかかってしまう。

これは自分も含め、自分の周りでここ最近感じるていることを言っているのかもしれないと思った。

自分の意見を持たずに流されてしまう、(たとえ自分の意見を)持っていても空気を読んでしまう。流されてしまう。空気を読む、合わせる。それは状況によってはとても危険な方向に向かうことにつながってしまうのだなとおもった。それが戦争に向かわせたという高畑さんの意見はとても的を得ているのではないかなと思う。

いちいち一人一人が無視してしまうことに、考えを持つっていうことはやっぱり大事なことなんじゃないかと痛感した。一度危険な方向に傾いた時に、自分を頼りにできるように学んでいく必要がある。また学ぶ理由が見つかった。

 

 

 

 

 2.

『火垂るの墓』は反戦映画ではないと高畑は言う。

日本人の同調体質。憲法9条がなければ日本人は「ずるずる体質で」戦争に突き進む民族であることを喝破している。空気を読む体質、反対勢力を排除する体質を高畑は読み取っている。

 

 

 

 

 3.

高畑勲さんは冒頭からこう言う。

「火垂るの墓は反戦映画ではありません。」

さらに高畑さんは、国民学校(今の小学校)4年の6月29日に岡山市内で受けた空襲体験をもとにこうも言う。「戦争末期の負け戦の果てに、自分たちが受けた悲惨な体験を語っても、これから突入していくかもしれない戦争を防止することにはならないだろう。」

でも高畑さんは一貫した憲法9条改正反対、戦争反対論者だ。

一見、さっきあげた引用の内容と矛盾するとも思われるけど、通読して改めて高畑さんの思いについて深く考えてみると、次のような、ちょっとビックリする考えに突き当たった。

――高畑さんは、実はこう言いたかったのではないだろうか?『14歳の清太と4歳の節子を死に至らしめた直接の原因は、アメリカ人じゃなくて日本人にあるのだ』と。

 

たしかに戦争の相手国はアメリカで、空襲したのもアメリカ。

でも冷静に考えてみればわかる。アメリカと戦争するように「理性を失って」「突っ走った」のは他ならない日本人である。

この本を読めば、火垂るの墓に出てくる意地悪い親戚のおばさんや、仕方なく野菜を盗んだ清太を殴る大人を持ち出すまでもなく、幼い兄妹を追いつめたのは、当時の日本全体の世相であり、そういう「全員一致」の方向に(無意識であっても)突き進んだ日本人全員にあると直視せざるを得なくなる。

 

もう一方で高畑さんは、「全員一致」の暗雲が別に戦時中の話だけではなく、戦後70年を経てまだ日本や日本人を覆い続けているのではと表明する。その証拠として、表現者として、火垂るの墓の評価が1つのところに“落ち着いている”ことに一種の警戒感を持っているようだ。

さらに高畑さんは、戦中の「撃ちてし止(や)まむ」「進め一億火の玉だ」というフレーズに、戦後民主主義教育を受けた日本人にとって誰もが違和感を持つのだというのは今更否定できないはずなのに、オリンピックやワールドカップなどの際に、それらと似ているとしか思えないフレーズを平気で日本人の誰もが口にすることに素直な目で疑問を持っている。

いや、そのこと自体に疑問を持つというよりもむしろ、その雰囲気からはみ出る考えや意見を、日本人全体で封じ込めたり消そうとする傾向が今も厳然と残っていることに大きな疑問を持っているという方がより近いのかもしれない。

 

1つの国の国民が一つの方向に全体的に進む、というのは日本に限った話でもないのは私もわかっている。しかしそういう雰囲気になった時に、そこからはみ出る弱い立場の者(まさに節子など)や異なる考えを持つ者を、有無を言わさず隅に押しやる傾向が特に日本人は強いというのを、高畑さんと同様に、もうそろそろ日本人は自覚すべきではないだろうか。

高畑さんはそれを日本人の「体質」と表現している。体質は容易には変えられないので、高畑さんは日本人が戦争をしない状態を今は保ち続けているものの、ちゃんと考えていかないと、いつか戦争やむなしという雰囲気が大勢となる日が再び来てしまうのでは、と予言している。(そしてそれを防ぐ唯一の方法が憲法9条を改正させないことと高畑さんは言及している。)

 

良いところだけでなく悪いところも同じように描き込むことで事象の真実に迫るいう高畑流のリアリズムは、火垂るの墓でもいい面で出ていたと私は思うけど、この本での戦争や日本人に対する考え方にもそのリアリズムが顕著に表れているように感じて、好感をもった。

 

 

 

 

 4.

私はサッカーやフィギュアスケート、テニスをテレビで観るのが好きだ。サッカなどチームプレーは、選手は日本代表で日の丸背負っているのだろうと思う。観客が大きな日の丸を掲げるのも理解出来る。でも、フィギュアスケートやテニスの個人競技の時にも大きな日の丸を掲げるのは、違和感を覚える。昔はあんなにしていなかったと思うが。

こんな気持ちを持っている人は、他にも多いのかもしれないと、本書を読んで感じた。

自分の国を誇りに思う事は大事だ。でも、自分の国だけ良ければという考え方は、時に悪い方向に政治を向かわせる。

 

一度、戦争を始めてしまったら、戦争に反対していた人たちも、家族を失わないように勝つ方向に進んでいく、という高畑の考えに、目から鱗、共感を覚えた。

 

 

 

 

5.

期待したもの

高畑勲、というのが最初の理由。ブックレットなら読みやすそうだし、amazonでの評価も高かった。

 

 

 

 

6.

追悼 高畑勲監督

 

戦争体験を語られなかったとのことだが、こうしてブックレットという形になって残り、読むことができることに感謝したい。淡々と語られる空襲体験(再会が感動なんて嘘、ハグしない、の指摘はごもっとも。世の中そんなにドラマチックではない)、戦後民主主義第1期生として手探りだった様子が、声高ではないのにリアルに感じられる。日本人は「ずるずる体質」との指摘には、日本だけではないのではと思う。WWII前のドイツもずるずるとナチに引っ張られた。英国では「The Independent」紙がイラク戦争前に開戦反対の論陣を張っていたのにいざ開戦すると「始まったからには…」の論調に変わった(ただし「The Guardian」紙は開戦後も反対のままだった)。とはいえこの講演会が行われた2015年に議論されていたことや当時の雰囲気を(そういえばこんなだった)とハッと思い、忘れかけていた自分の情けなさに気づいたこと、氏が指摘する「倚りかかる」恐ろしさは心に刻んでおかねばと思う。引用されたプレヴェールの言葉とともに。

 

 

 

 

7.

「ずるずる体質」「責任を取らない体質」の絶対的な歯止めが、憲法九条。体質を変えるか、憲法を守るか。どちらが簡単だろう?

 

 

 

 

8.

2015年6月29日岡山市民会館で開催された、岡山市主催による岡山市戦没者追悼式・平和講演会での講演記録を大幅に加筆、収録。ということで、とても読みやすい。同調気質の恐ろしさに一人でも多く気づいてほしい。

 

 

 

 

9..

「平和を繕う」、今大切なことだと思う。

最後のページの「言っておきたいこと」のまとめに主張は全て集約されているが、共感するところしきり。

 

 

 

 

 

👧わたしは習●平氏の考え方が知りたい。

本当に、国民が困る「一党独裁」「民族浄化」、時代遅れの「戦争」、ずるい「サイバー攻撃」などをする自分を間違っていないと思っているのか❔

 

それとも、人間には生まれながらにして基本的人権があることも実は知っていて、

21世紀の国際社会の常識もいろいろな書籍を入手して読んだり、人間から聞いて既に知っていて、YouTubeを見て知っていて、

それでも「一党独裁」「民族浄化」、「戦争」を他国に吹っ掛け、「サイバー攻撃」をしかけようとしているのか❔

こういう党と、こういう人が一国のいちばん上の人だと、世界はほんとうに困るなあ😢

 

 

軍事国家のアメリカも困るなあ。

アメリカの場合は基本的人権を知らないはずもない。

それなのに軍事国家だ。

 

世界でいちばん強い国どうしが

世界でいちばん困った国。

ああ。

 

 

一番上という自分の地位を守って党首として良い成績を上げなければすぐに次の党首に足を引っ張られていんとんさせられるだけだから❔

 

 

自分と敵国の2人じゃ戦争はできない。

国民を巻き込むのはやめて❗

あたしたちは戦争に賛同しないから。

 

話し合いが出来ないなら

♟️チェスで戦えば❔

泥んこの中でプロレス❔🥊ボクシング❔

しかし、どちらが勝ってもポリシーが間違っているから嫌だな。

 

あなたたちは同じ1つの地球に乗っかって生きているのに、地球をボロボロに破壊してナンセンス‼️

大統領や党首になどならないで、

宇宙飛行士になれば良かったのに。

そしたら月から青く美しい地球が見れて

戦争なんかしようと思わないで済んだのに。

 

 

『ナンセンスなことに対して

「ナンセンス‼️」と言うのです」(高畑 勲)

 

 

 

👨👩「ウイグルのきのうは、きょうの香港、

あすの台湾、あさっての日本

だから、いま解決」。

(国会議事堂前でデモンストレーション)

 

 

👩戦争の悲惨さをいくら訴えても、戦争の抑止力にはならない。

 

 

 

被害者の視点で戦争の悲惨さを伝えることは真の「反戦」とは言えず、戦争を食い止める力にはならないのではないかーー。悲惨さを語る以上に、戦争を起こした過ちを見つめ直すことの重要性を説いた高畑勲監督。

 

👨戦争を起こした過ちを見つめ直すことの重要性。

 

 

 

 

👩米国自身が変わって、政治を変える。その可能性は大いにあるのです。

(アメリカは)帝国じゃなくて、

(アメリカは)国際協力をする、

(アメリカは)国連を強化する、

(アメリカは)安全保障理事会も強化する、

(アメリカは)NATOにもよく説明する、

(アメリカは)勝手に決めないで他人の意見も聞く、

そういう方向に進む可能性もある。

米国が少し他人の意見を聞くようになる可能性はあると思います。

国内の意見が割れているからです。

ただ現在は、割れていると言っても批判的な意見はだんだん増えてきているけれども米国内では少数、それが現状です。

将来それがもっと大きくなるかどうかは私はここでは言えません。

大きくなるかもしれないし、小さくなるかもしれない。

大きくなることを望むだけです。(アメリカ国内の批判的な意見が)

(加藤周一)

 

 

YouTube 徹子の部屋 加藤周一 1998

 

 

 

 

 


若者へのメッセージ

2021-10-24 10:42:07 | 日記

 

 


 

📖『戦争する国、平和する国 

ノーベル平和賞受賞者

コスタリカ大統領

オスカル・アリアス・

サンチェス氏と語る』

小出五郎 著 佼成出版社

から、

P.224

若者へのメッセージ

(👴をお伝えします。)

生物はDNAを次世代に伝えて進化するが、

人間は後の世代にDNAだけではなく文化を伝える。

文化を伝えることが教育の大きな意義である。

アリアス邸でのインタビューは、思いがけず長時間に及んだ。アリアスさんの話は、1つのテーマをさまざまな側面から述べるために、重複する感がなきにしもあらずだが(あるが)、その説得力と情熱には深い感銘を受けた。

小出

「最後に、21世紀の若者にメッセージを」

アリアス氏

「若者こそ、人類の存在価値を示せる人々です。

今日、世界の平和を阻(はば)んで(とおせんぼして)いるのは、

▼飢餓、

▼社会的不平等、

▼教育機会(学ぶチャンス)のないこと、

▼多くの病気、

▼環境破壊、

▼麻薬問題

▼……

なのです。若者たちは、

❇️新しい価値観、

❇️新しい倫理観を創りだす責任を背負っているのです。」

実践を伴わないお説教は、実に危ういものです。ダブルスタンダード、二重基準はあってはならないのです。

たとえば、中ごくでは人権が脅(おびや)かされていると非難しながら、サウジアラビアでの人権侵害は放置する。そのようなことはあってはなりません。一方で環境保全を説きながら、他方ではオゾン層を破壊してはなりません。

民主主義が世界全体の共通な制度になるべきだと言いながら、一方では、💀独裁者に武器を売る。

世界は、厚顔無恥と偽善に疲れていると、私は思います。若者には、そうした状態を改めて欲しいのです。

また、若者は透明で清潔な政治を目指し、いかなる腐敗にも反対して戦わなければならないと思います。

さらに、特に若者に知ってほしいことがあります。

▼腐敗のなかで最悪なのは、

▼人々が聞きたがっていることを言うだけで、

▼知る必要のあることを言わないことです。

▼これこそ腐敗の最たるものです。

 

人間はみなひとりひとり違っています。違っているからこそ、社会をつくっている意味があります。違っているひとりひとりが、特に若者には、

ひとにへつらうことなく、

おもねることなく、

自分自身の両親に従って、主義主張に従って、

行動する勇気を持って欲しいと思います」

 

アリアスさんとの長時間インタビューを含むコスタリカの取材を終えて、最後に、私はテレビカメラに向かって以下のようにコメントした。

「コスタリカを理解するキーワードに、私は、『多様性』をあげたいと思います。

コスタリカの豊かな環境に生きる動植物の多様性。生きものはそれぞれに持ちつ持たれつの関係があります。そして、コスタリカの人々は実に多様性に富んでいます。だれもが主張しながらそれぞれに認めあう。平和の基礎は多様な人間の尊重にあると教育の場でもはっきりと掲(かか)げています。

多様性があるということ。それはコスタリカに限らず、国際社会の問題、地球環境問題を考え、行動するときにも、欠かせないことです。

アリアスさんの言葉を貫(つらぬ)く『心』のようにも思える『多様性』を保つということ。21世紀を開く大切な考えだと思います。」

 

 

長目のあとがき

戦争する国の「正義」に騙(だま)されないために

 

人間はなぜ戦争をするのだろうか。

人間は「正義」を信じることによって戦争の悲惨を繰り返し経験してきたにもかかわらず、なぜ同じ道に踏み込むのだろうか❔

戦争の「正義」は、ほんとうに正義なのか❔「正義」に騙(だま)されないためには、どうしたらいいのだろうか❔

 

戦争の「正義」とは❔

戦争する国は、つねに「正義のための戦争」と主張する。政府が国内の反対勢力を武力で鎮圧するときにも、「正義」を主張する。

イラク戦争でアメリカのブッシュ政権は「テロとの戦い」を正義の旗印(はたじりはし)として掲(かか)げた。

この7月10日にパキスタンのムシャラク大統領は宗教施設ラール・マスジードに特殊部隊を突入させた。イスラム過激派の排除を目指したもので、160人余の死者を出した。やはり「テロとの戦い」の正義を主張した。

しかし、正義とは何だろうか❔

 

 

正義とは、実はつくられるものなのだ。

自国の正義を正当化するために、世論を誘導して国民の同意をとりつける。国民の同意という明確な意思表示まで行かないまでも、

反対できない雰囲気をつくりあげる。(👧誰が❔

👨戦争指導者。)

 

このように情報によって世論を誘導することを

💀プロパガンダという。

 

プロパガンダ(propaganda)の意味を辞書で調べると、

・主義や信念の宣伝、

・宣伝活動、

とある。さらに見てゆくと、

カタカナのプロパガンダもあり、「これには悪い含みをもって用いる」という注釈がついている。つまり、ある主義主張によりそった目標を達成するための宣伝活動をさす。目指すところは、

狙(ねら)ったとおりの世論をつくることにある。

(👧自国の正義を正当化するために、世論を誘導して国民の同意をとりつけたり、国民が反対できない雰囲気をつくりあげる「プロパガンダ」のことをもっともっと教科書のページを割(さ)いて私たち子どもにおしえてくれなければ困ります❗プロパガンダを知らなければ簡単に戦争になってしまうじゃないの‼️)

 

イギリスの政治家で平和主義者のアーサー・ポンソンピーは、1928年📖『戦時の嘘』という本を著(あらわ)した。そのなかで、戦争目的のプロパガンダの、まるで

 

💀

⬜まるで階段をのぼるような

⬜⬜世論操作のやり方を

⬜⬜⬜「10の法則」に

⬜⬜⬜⬜集約してみせた。

⬜⬜⬜⬜⬜戦争指導者が発する

⬜⬜⬜⬜⬜⬜プロパガンダの言葉を

⬜⬜⬜⬜⬜⬜⬜「法則」としている。

 

ポンソンピーの「10の法則」に従って、

歴史学者のアンヌ・モレリは、2001年に

📖『戦争プロパガンダ10の法則(翻訳版、草思社)』という本を書いた。

(👨ママの書棚で見たぞ❗ガサゴソ。

📖『戦争プロパガンダ10の法則』は、)

20正義の戦争で行われた世論操作をまとめ、

21世紀になった世界で、

「⚠️⚠️⚠️また戦争プロパガンダが始まった」と

警告している。

 

ポンソンピーが示し、モレリがまとめた

「戦争プロパガンダ10の法則」はたいへんわかりやすい。

ここでその(10の)法則を紹介しておこう。

 

 

1.「われわれは戦争をしたくない

2.「しかし、敵側が一方的に戦争を望んだ」

3.「敵の指導者は悪魔のような人形だ」

4.「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」

5.われわれも誤(あやま)って犠牲を出すことがある。だが、敵はわざと残虐行為に及んでいる」

6.「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」

7.「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」

8.芸術家や知識人も正義の戦いを支持している」

9.「われわれの大義は神聖なものである」

10.「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

 

 

プロパガンダの階段を上る

 

(👨👆️)1から10までの間に、プロパガンダは一歩一歩、まるで階段を上るかのようにエスカレートしていく。この法則を現在のイラク戦争に当てはめてみよう。

まずは、

1.「われわれは戦争をしたくない」と

2.「しかし、敵側が一方的に戦争を望んだ」

であった。

アメリカのブッシュ政権は、2011年9月11日9のニューヨークの世界貿易センタービル攻撃を、真珠湾攻撃に匹敵する奇襲攻撃として、「テロとの戦い」を宣言、テロリストの背後にアメリカの安全を脅(おびや)かす無法者国家がいるとした。

その後、

アフガニスタンのタリバン政権、

イラクのフセイン政権攻撃を、

世論が支持する伏線をつくるために、

1と2の法則を利用したといえる。

 

アメリカは世界最強の軍事国家である。

アメリカの正義のために軍事力を行使する国である。

 

ブッシュ政権は、国内世論だけではなく、

国際社会の世論の支持を得るためにも、

プロパガンダに力を惜しまない。

 

プロパガンダはエスカレートした。

3.「敵の指導者は悪魔のような人間だ」そして、

4.「われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う」。

サダム・フセインは、国内では残虐非道、人権無視の独裁的な恐怖政治を行い、一方では、核兵器、生物兵器、化学兵器を製造・保有し、世界の平和を脅(おびや)かしている、

サダム・フセインを倒すことは正義の戦いである、とした。

 

 

日本の小泉政権は無条件にアメリカを支持した。

しかし、フランス、ドイツを中心に、イギリスを例外としてヨーロッパ諸国は、ブッシュ政権のプロバガンダに冷淡であった。

国際世論は、1色ではない。国連決議のないままに、それでもブッシュ政権のアメリカと同盟国は、イラク戦争に突入する。

 

フセイン政権を短期間で崩壊させることには成功した。アメリカの軍事力の大きさを改めて世界に示したといえる。

しかし、イラク国内の抵抗はやまなかった。イラク市民とアメリカ兵の犠牲者は増大した。

プロパガンダは、5.6.7.へと進む。

 

5.「われわれも誤って犠牲を出すことがある。だが、敵はわざと残虐行為に及んでいる」、

6.「敵は卑劣な兵器や戦略を用いている」、

さそして、

7.「われわれの受けた被害は小さく、敵に与えた被害は甚大」。

 

 

複雑に人種とイスラム教の宗派が入り乱れるイラクは、かつての敗戦日本のように、軍国主義から民主主義への変わり身の早さは期待できない。終わったはずの戦争は泥沼化した。

敵味方がよく分からない状況で、同盟国への誤爆が起きる。多数の市民が巻き添えとなって死亡する。同盟国、特にアメリカ軍の死者は、すでに「9.11」の死者を超えた。さらに、その何十倍、何百倍のイラク人死者が出ている。

(中略)

泥沼化して抜き差しならぬ状況に陥り、見方の被害が増大すればするほど、敵の残虐行為を強調し、敵の被害は過大に見方の被害は過小に、希望と期待をまじえて評価するようになる。

 

 

 

プロパガンダは、さらに

 

8.「芸術家や知識人も正義の戦いに参加している」、

9.「われわれの大義は神聖なものである」、

10.この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」

と続く。

いつの世にも、政権に都合のよい意見を表明してくれる▼御用芸術家や▼御用知識人はいるものだ。有名人が登場するCMと同じ効果を、戦争のプロパガンダでも期待できる、というわけだ。

 

 

イラクでは、開戦の理由であった非人道的兵器は見つからなかった。非人道的兵器が存在するという理由そのものが、そもそもプロパガンダの一部であったことも判明している。

(👧ブッシュさんは裁かれないの❔

👨……)

「非人道的兵器が発見できなかったとはいっても、存在しなかったとはいえない」と詭弁(きべん)を弄(ろう)する政治家がまだいるが、開戦の理由が薄弱だったことがはっきりした。そこで持ち出したのが、イラクに民主主義をもたらす、という「正義」である。

 

各国には、それぞれの事情がある。

他の国が政治体制を押し付けることは決して「正義」ではない。これまでの歴史で、世界に普遍の「正義」など、ありえないことを教訓としたはずなのに、プロパガンダとしては相変わらず健在である。

 

 

 

民間会社が一役

 

今の世のなかでは、経営を効率的にするということで、アウトソーシングが日常的に行われている。

アウトソーシングをカタカナで書くと、何か最先端の経営戦略のように聞こえるが、要するに外注すること、業務の一部を下請け、孫請に出すことである。大小の企業、中央と地方の公官庁、大学から小学校まで、いまやアウトソーシングしていない組織は、まずないのではないだろうか。

そのアウトソーシングが戦争でも行われている。

昔から外人部隊はあった。フランスの外人部隊が有名だ。外国人を雇って部隊を編成し、自国のために働かせるもので、最前線の危険なところに派遣されるのが常だった。雇い主は国家。雇われるのはプロの兵士だった。

ところが最近のアウトソーシングは違っている。民間会社が戦争の業務代行を、するのである。

戦争の業務は戦闘だけではない。兵たんが重要だ。兵たんとは、武器弾薬をはじめ戦闘員の生活を支える食料から医薬品までの、すべての軍需品の補給、修理、輸送、連絡などの業務全体を指す。

戦場はいつも人手不足だが、正規軍の増派には世論がうるさい。そこでお金を払って、世論を気にする必要のない民間会社に業務を代行させるのである。

兵たんだけではない。重要人物の護衛も任せる。特にイラクでは敵味方が判別できないような状況だから、異国人には護衛が欠かせない。正規の兵士に人数の余裕がないから、いきおい民間会社に委託する。刑務所のスタッフも民間委託になっているという。

戦場はお金が儲かる場所なのだ。ネットには無数の会社が、さまざまな職種で戦争に参加する要員を募集している。

そうしたなかで、プロパガンダのためのアウトソーシングがあり、そこに民間の広告宣伝会社が関わっていないわけがない。

(中略)

進行中の事態を左右するプロパガンダが行われ、そのプロパガンダで成功報酬を得る民間企業が暗躍する時代になっている。プロパガンダの内容には創作、捏造多々含まれる。情報社会といわれる現在、プロパガンダは手を変え品を変えて、利益の上がる商売としてますます盛んになって行く。

そういった点が重要なのだ。

 

 

対抗手段 1.『法則を知っている』

 

それでは、戦争プロパガンダに対して、私たちはどのように対抗すればいいのだろうか❔

 

戦争から日用品の広告にいたるまで、ありとあらゆる領域で行われるプロパガンダ、情報操作に対して、私たちはどのような心構えでいたらいいのだろうか❔

まず、「10の法則」にあるようなプロパガンダの法則を知っている、ということでが大切だ。

プロパガンダが、「これはプロパガンダだ」と分かる形で行われることはない。ひそかに頭のなかに忍び込むように行われる。

 

(👨まるで♪『サウンド・オブ・サイレンス』だな。)

 

したがって、耳よりな情報を聞いたときに、

🌕️丸ごと信じ込むことはしないで、自分なりにチェックしたほうがいい。(10の)法則はチェックするときの手がかりになる。

 

たとえば、法則の10に「この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である」とある。

対外的な緊張が高まるときに、反対する者を「非国民だ」とか「愛国心がないのか」と非難する声が高まる。選挙のような政治的な戦いのときも、反対する者は「改革」に対する抵抗勢力だ」と一括り(ひとくくり)にして推し切る。

🌕️法則10を知っていれば、このように「敵」を非難する方法は、プロパガンダの定法であることが分かる。そんな視点で情報をチェックすることで、簡単に乗せられて後悔する愚をさけることができる。

法則を知っていることは、いわばプロパガンダに対抗するための、自分自身の関所を持っているようなものだ。

 

 

しかし、ただ法則の文言(もんごん)を知っている、というだけではいささか心もとない。

「知っている」と、

「理解している」と、

「納得して理解している」

とでは違う。

つまり、裏付けにとなる歴史上のできごとについての知識がないと、あまり実際の役には立たない。

私たち日本人は他の国々の国民に比べて、客観的に見て自国の歴史の知識に乏しい。特に明治時代から現在までの近代史、現代史を集中的に学ぶ。いちどは挑戦していいことだと思う。

 

(中略)

 

「10の法則」の1と2にあるように、

1.「われわれは戦争をしたくない」、

2.「しかし、敵側が一方的に戦争を望んだ」のでやむをえず開戦したなど

まるで戦争は人智を越えた宿命であるかのように主張する人がいる。

ほんとうは、戦争は宿命ではなく選択の結果である。

敗戦は、精神主義で判断を誤って選択をした結果なのである。

(中略)

 

統計の数字は、かなり意図的に変えることができる。

統計の数字は一般的に操作可能なものであり、

コンピューターの予測となるとなおさらである。

予測する当事者にとって望ましい結果を得ることができる。

下請けの会社は顧客の希望に合わせた「予測」を提供することで利益を上げる。

さらに、スーパーコンピューターによる予測、というと、ほとんど神様の指し示す未来のように思われがちだが、実際は違う。カタカナの数が増えるほど権威が増すような錯覚(さっかく)があるが、出てくる結果はその分、あいまいになると見てよい。

統計や予測の数字は、もっともらしいが、実はかなり意図的で不確実なのだ。

 

 

 

 


未来社会の代理人

2021-10-23 16:07:53 | 日記

 

日米非武装地域へ

小出

「🇨🇷コスタリカの平和文化がぜひ🌍️世界に広がって欲しいし、広げて欲しいと思います。いま、もっとも🌎️世界に発信して行きたいことは何ですか❔」

アリアス氏

「人類社会から対立が消えることはありません。ですから、🌕️対立の解決法が重要です。🌕️対立する問題点を対話を通じて解消することが、もっとも文明的な方法です。

コスタリカが1949年に軍隊を廃止したのは、たまたま成り行きで夢を実現したのではありません。❇️強い意志があったからです。❇️軍隊廃止はやればできるのです。コスタリカは、周辺の国にそう呼びかけています。

🌕️コスタリカの南の隣国、🇵🇦パナマも1994年に軍隊を廃止しました。私たちの説得を受け入れて、憲法を改正したのです。

🌕️もし近い将来、北の隣国、ニカラグアを同様に納得させることができたら、おそらく中米が世界で初の非武装地域になるでしょう。

🌕️中米非武装地域が成立すれば、その事実が世界に広がるでしょう。🌕️特にアフリカに広がることを期待しています。

アフリカには、極貧国が集中しています。▼そこに富裕な工業国が武器を売り込んでいます。これこそ、犯罪、不道徳というべきでしょう。

 

🌕️みなさんの国のある北東アジアにも、非武装地域ができたら、と思います。

🌕️私は、他のノーベル平和賞の受賞者たちとともに、武器取引に関する倫理規定の創設に力を注いでいます。

▼独裁者のいる国、

▼人権侵害のある国、

▼国民を武力で抑(おさ)えつけている国、

▼他国を侵略する国、

▼テロリズムを支援する国

などに、🌕️武器の売り込みを禁止するというものです。

(👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏)

🌕️特に、アフリカのサハラ砂漠の北側に位置する国々に、軍事縮小を説いています。

あの地域には、仕事がないので兵士になっている人がたくさんいます。そこで❇️5万人の兵士を2万人に削減するためには、🌕️まず職業訓練が必要です。🌕️そこにお金を回すように、私たちは説得し支援しています。❇️こうした支援が軍備縮小につながると確信しています。▼貧しい国が貧しくあり続けるのは、💀武器に貴重なお金を浪費しているからにほかなりません」

(👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏👏)

 

 

👑平和を輸出する

小出

「コスタリカの平和を世界へ輸出する、ということですね。平和の輸出を続けてゆくことを、コスタリカの人々はごく自然体で支持しているようです。やはり平和文化の教育の成果でしょうか。アリアスさんをはじめこの国のリーダーのみなさんは、そのことに自信を持っているといっていいでしょうか」

アリアス氏

「コスタリカは資源のない貧しい国です。地図を見てもらえばすぐ分かるように、ごく小さな国です。次世代の子どもたちを育てるために、まだ欠ける点があるのも確かです。

それでも私が、ノーベル平和賞を受け、非武装地域構想を発信してゆくことができるのは、コスタリカの人々と価値観を共有しているからです。

1990年に大統領の任期を終えてから、ずいぶん外国へ出かけました。ノーベル賞の受賞者はみな同じですが、世界中でセミナーや講演会や円卓会議などに参加し、平和について話す機会に恵まれます。

日本にも何度か行きました。多いのはアメリカやヨーロッパです。大学や高校で若者に話す機会があります。私はこうした機会にコスタリカ人の価値観を広めているのです。

平和の価値と意義を発信することは、いまの世界を考えると、ほんとうに大切なことだと思います」

小出

「話は変わりますが、武器とともに世界が問題にしている麻薬について、どう考えていますか」

アリアス氏

「一般的に麻薬問題が話されるとき、焦点が麻薬を生産している側にあり、需要の側は除かれていることが多いようです。

しかし、需要がある限り、生産が続くのです。麻薬を消費しようとする人々がいる限り、麻薬の供給も続くのです。

武器の場合と逆です。

武器生産国は『自分たちが売らないと、他の誰かが売り込む。だから、自分たちが売り込む』と言います。生産国が自分たちの都合で売り込んでいます。

しかし、麻薬では、消費する側にもっと目を向けるべきだと思います。ですから、麻薬の需要を減らすために、消費する国々で、いま以上に対策が必要です。

 

小出

「最大の需要国はアメリカです。アメリカはもっとこの社会問題解決に努めるべきだということですか」

アリアス氏

「ええ、確かにアメリカの需要は最大ですが、他の富裕な国も同様です。🌕️結局、教育や倫理観の強化で解決しなければならない問題です。

 

ただ、繰り返しますが、需要がある限り、コロンビアやペルーやミャンマー、そのほかの国で、いまも、これからも麻薬生産は続くでしょう。海外から入らなくなれば、北米の町でも需要に応(こた)えるべく、生産されるでしょう。

▼麻薬は倫理観の問題です。❇️21世紀に通ずる新しい倫理観を創造しなければならないのです」

 

🌕️麻薬対策も一種の応用問題である。❇️自己の平和を出発点にして、他者との平和を築き、社会から自然までの人類を取り巻く環境との平和を実現する。

🌕️平和文化の理念に基づく教育を進めてゆくなかで、こうした❇️人類の大きな課題に取り組む人材が出てくる。

❇️アリアスさんの確信を感じた。

(👧わたしが自分にとって大切なものがあるなら、他人にも大切なものがあることを教育(先生と本、親、環境)から知ることができました。日本が自由に本が読める国であることにとても感謝しています。わたしと他人(人類)を取り巻く環境整備(平和)こそ自分たち(人類)の課題である。それに気付けば戦争など人命と人心と環境の破壊にすぎないことを知りました。

❇️自分の平和を考えることを出発点にして、他者との平和を築き、社会から自然までの人類を取り巻く環境との平和を実現する。

貧しい子供の自己責任なんてない。親の時代から貧しいからだ。努力してお金を儲けたり親がお金を持っている人でなれば大学などに入れない、最高の学問は学べないシステムが間違っているとも思います。どんな環境の子どもにも教育を❗そのためには良い環境を❗そのためには戦争をやめる❗)

 

ノーベル平和賞受賞者

コスタリカ大統領

オスカル・アリアス・サンチェス氏と語る

小出五郎 著

📖『戦争する国 平和する国』(佼成出版社)

中米コスタリカを舞台にした未来のためのドキュメンタリー・リポート。

元えぬえいちけー解説委員、科学ジャーナリスト小出五郎氏が、オスカル・アリアス・サンチェス大統領を徹底取材。非武装中立、環境保全、教育重視の平和政策はどう実現されているのか。その理想と現実を追う。

 

「……❇️平和は平和的手段でのみ達成できるのです。平和的手段とは、

🌕️対話、

🌕️理解、

🌕️寛容、

🌕️自由、そして

🌕️民主主義

です。

……中米の将来は中米にまかせて欲しい。戦争を強いるのではなく、中米地域の努力を支援して欲しい。……もし自国の事情で武器の在庫を空にしなくてはならない場合であっても、少なくとも中米には関わらずに平和な状態にしておいて欲しい……」(本文より)

 

 

 

 

 

 

 


📖『成功への情熱』稲森和夫 著 PHP研究所

2021-10-16 06:58:08 | 日記
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  • 「ウイグルの職業訓練施設とは?【報道特集】」
  • 『「あの時「ウイグルを助けよう‼️」と、もっともっと大きな声を上げておけばよかった」と、世界の政治家が思うような時が必ず来ると思います』と、ウイグル人の両親と家族、親戚を中ごく当局に拘束されたアフメットさんは厳しい眼差しで予言する。
  • 「思うときが来る」とは、これからもしも中ごくに、台湾や日本が次々と占領される日が来たときに、「遅かった‼️あの時に、ウイグルの時に、中ごくを何とかしておけばこんなことにはならなかったのに‼️」と後悔する時が必ずやってくるということではないでしょうか⁉️
  • 少数民族絶滅と中か帝国主義を防ぐために何をなすべきか。

    チベット・ウイグル・南モンゴル人に対する虐待・虐殺は日本のマスメディアは報道しません。中ごくきょうさん党が内政干渉だと言う事にNHKや朝日新聞が遠慮しているのです。周辺の少数民族を民族浄化しようとしているのに、国際社会は黙認しているのです。(👨G7がんばって❗)
  • 西側民主主義国家は、中ごくの民主化を進める手助けをする義務があります。
  • 共産主義体制が崩壊すると日本を含めてアジアの民主国家は、とばっちりを受けると思いますが、いつまでも放置しておくわけにはいきません。
  • 手遅れにならないうちに穏やかな体制崩壊をさせないとアジア周辺諸国まで中か帝国主義を押し付けてきます。
  • 日本へも中ごくから留学生に混じって工作員・通牒員が送り込まれています。洗脳されている彼らは産業スパイとして日本の先端技術を盗み出しています。
  • 日本が40年かけて開発した方向性電磁鋼板を韓国のポスコ経由で取り込んだり、デンソーの自動車部品製造技術流出など、
  • もっと危機管理を徹底しないと日本はスパイ天国になってしまいます。
  • 中ごくが小数民族絶滅をやめるまで、世界各国は中ごくとは技術や経済協力をしないという選択肢も考えなければいけない時期になっているのです。

 

👩ユニクロの社長さんが『シンドラーのリスト』のオスカー・シンドラーや日本の杉浦千畝氏と同じ哲学(考え)を持っていたらウイグル人は強制労働から解放されるかもしれません。

 

👧それはどゆこと❔

 

👨シンドラーという人は、大勢のユダヤ人の命を救った一般人だ。彼はドイツ人だったけれども、ナチスドイツの強制収容所・ユダヤ人の最終処分場での残虐で野蛮な殺人行為を知り、自分の工場でユダヤ人を使う方法でユダヤ人がガス室へ送られるまでの時間を延ばしていった。

ドイツでホロコーストが行われているのを知っていても世界の国々の政府はだあれもユダヤ人を救おうとはしなかった。当然のことながら当時のドイツの首相はアドルフ・ヒトラーだ。ヒトラーは、ホロコースト実施の真っ最中にオリンピックを開催してしまった。批判しない世界を馬鹿にして。オリンピックが開催されてユダヤ人はこれで虐殺も終わるだろうと歓喜したが、ホロコーストは再開された。

そんな無情な世界の中でシンドラーは政治家でもなんでもない一般の偉人だった。

 

👩いままさに、ユニクロの社長さんがシンドラーだったらどんなにいいかと思うのです。

 

👨「ウチ(ユニクロ)にウイグル人を任せてください」と共産党の習氏に頼んで、ユニクロがウイグル人の皆さんをきちんと従業員として雇用するのはどうか❔

👩そのためには📖🎥『シンドラーのリスト』の本と映画を見て、シンドラーがナチの将校にどのように話を持ちかけたかを学ばねばならない。相手は狂人だから正攻法では無理だ。

 

👴👧ユニクロがウイグル人を救う糸口になってくれたらどんなに素晴らしいだろう❗

 

👩なにしろ働かせているならウイグル人の皆さんにきちんと給料を払わなければいけません❗

 

👨ウイグル人は中ごく政府に民族浄化のために強制労働させられ無賃金で働かされているから、最高級な新疆綿が低価格で買えるのは当然だ。

 

👧だって、ウイグル人にお給料を支払っていないのだから。

 

👴ユニクロ❔

 

👨それを知りながら、低価格だから購入する僕たちも罪なんだ。

 

👩いじめを

見ていてとめない人たちも罪なように。

 

 

👨突然ですが、いまぼく、会社で早めの昼食を採りました。忙しい時に食べてねって、ママが渡してくれた生協の『COOP NOODLE 和風きつねうどん 昆布とかつおのうまみつゆ』。

そのカップをよおく見ると、

「COOP サステナブル 森の資源を守る」と印刷されている。さすが、日本生協連だなぁ❗

 

👴生協の父 賀川豊彦(1888~1960)。日本生協連の祖 日本共同組合同盟。

 

👩「サステナブル」って、「持続可能な」。

「サステナブル」、「サステナブルな地球」、「持続可能な地球」という言葉は、アーヴィン・ラズロ博士の著書📖『ワールドシフト』で知りました。

 

👧地球を持続可能な世界にするためには、いったいどうしたらよいのだろう❔

 

👨ちなみに、ユニクロの社長さんの経営哲学とは何ですか❔

 

トップメッセージ

最終更新日: 2021.05.10
to English page

「正しい経営」から生まれるLifeWear

代表取締役会長兼社長 柳井正

新型コロナウイルス感染症による社会や人々の生活の変化は、我々にとっても事業存続の危機につながりかねません。しかし、この危機をチャンスと捉え、事業改革をさらに推し進めています。

我々がめざすLifeWear(究極の普段着)は、あらゆる人の生活を豊かにする、生活ニーズから考え抜かれたシンプルで上質な服です。感染症の影響で、お客様の生活様式が変化し、日常着に求める要素も大きく変化しました。お客様が今求めているのは、シンプルで長く着られる服、高い品質の服、着心地が良い服、資源を無駄にしない服です。これは、我々がめざしているLifeWearそのものです。

新型コロナウイルス感染症の影響があった2021年上期は、若干の減収となったものの、営業利益は大幅な増益を達成しました。これは、感染症の影響が比較的少ない日本や中国大陸で、LifeWearへの支持が高まり、業績を大きく伸ばすことができたからです。

我々は創業以来、お客様に一番喜んでもらえる商品とは何か、社会のために最も役立つビジネスとは何か、ということを常に追求し、それを真面目に実行してきました。こうした「社会にとって正しいこと」を追求する姿勢があったからこそ、究極の普段着としてのLifeWearをつくることができ、服の領域で社会のインフラになるという他にはない発想につながりました。そうした姿勢がお客様にも伝わり、「次もこの店で買おう」と思っていただけているのだと思います。

サステナビリティ(持続可能性)の考え方も「正しいこと」の追求そのものです。我々のようにグローバルで活動する企業が、目先の損得でなく、「正しいこと」は何かを真剣に考え、行動することが重要だと思います。「正しさ」を追求する経営が、我々の成長の最大の理由です。社会にとって必要な企業であること、お客様にとって必要な商品とサービスを提供できること、環境、人権などのさまざまな社会的課題を解決することで、我々はLifeWearを基軸とした事業をさらに強固なものへ変革していきます。

👨以上が、ユニクロの社長さんからのメッセージ。

👴柳井正会長兼社長は一連のウイグル問題について「ノーコメント」としていたことが、かえって疑念を招いた。やはり、日本を代表する衣料品メーカーのトップとして、人権問題に関して何らかのメッセージを発信すべきだった。

👨ユニクロの社長さんは中ごくに工場を持っていることがシンドラーの立場と同じです。何かユニクロの社長さんからシンドラーのように中ごくに、ウイグル人の強制労働に対しての待遇改善の進言ができませんか❔

 

👩ユニクロ、新疆綿の闇もあるのに、安価で着やすいからと私たちが買ってしまうからすごい売り上げです。

責任は私たちにもある。

もっともっと報道しない日本政府とメディアにもある重大責任。

新疆ウイグル自治区や世界中のウイグル人がいま100万人以上も強制収容所に収容されているのに。

 

👩「チャンス」とか「利益」とか書いても、それは自分の会社ユニクロにプラス・マイナスなだけです。なにそれ❔

👧何で自分のことしか言わないの❔ウイグルの件で私たちユニクロは参っちゃってんですよ、みたいな他人事感が強い。

👨いやいや、ユニクロも関わったでしょう。

👩そんなつもりはないってユニクロの社長さんは言うだろうけど。「高級で安い綿があれば注文しといて」って頼んだら、そこがたまたま新疆のウイグル人が働いている工場で~」とでも言い訳するのですか❔新入社員の若いねぇちゃんじゃあるまいし❗あなたは社長でしょっ(怒)(松下幸之助さんならきっとそう言うに違いない。)

👨ママ、言葉が汚いよ。

 

👧ウイグルの人々が現実に困っているのをよく知っているはずなのに、冷酷だな❗

今のひとって、自分がしちゃった善くないことをさっさと忘れ去りたい、嫌なものはみたくないという傾向があるよね❗

 

👨たとえば❔

 

👧仕事で忙しくて両親の面倒を全然見なかったおじさんおばさんたちが、噴死して亡くなったおじいちゃん(おばあちゃん)のことを、

「父(母は)大往生でした。いい一生でした」みたいに、まるでおじいちゃんが言ったみたいに真実を知らない親戚にお葬式の時に言う、とか。

まあ例えたら、おじさんおばさんは企業の社長さんで、遠方から来た親戚の皆さんは何も知らない国民だね。

 

👨郷美、それはすごいたとえだね❗

 

👩良心の呵責が少しあるのに、自分が傷つくのが怖くてそれをしっかり見つめ直すことをしないで、

「自分がしたことは間違ってない」という考えに自分を誘導する自己完結。これは非常によくない❗

 

 

👨真意のほど(真実)はわからないけれども、

もしも新疆綿を使っていても

大急ぎでメイドイン中ごく(新疆)をやめてほかの場所にしたり、

見かけと言葉がさわやかなホームページで、まったく新疆ウイグル綿の問題などなかったように振る舞っていれば、

お客さんも、「あれは、間違いだったのかな❔」と思いがちだ。

 

👩でも、真実は1つしかない。

👴誠実に対処することだと思う。

 

 

📖『成功への情熱』[新装版]

PASSION

稲森和夫 著

PHP研究所

 

👨「成功」❔どれどれ❔ぼくも読んでみよう。なんたって著者は京セラの創業者 稲森和夫さんだから❗

 

👩「成功」という言葉にひかれて(釣られて)パパのような企業戦士が稲森和夫さんが書いた『成功への情熱』を手にとって読む。

 

👨すると、成功することよりもっと高い次元で人間として必要とされる根本的理念が書いてある。

読み進めていくと、この本のタイトルは、ほんとうは「成功への情熱」ではない気がします。

 

👴『「目が眩むようなお金を儲けたい‼️」

「人よりもっともっと有名になりたい‼️」というような理由で「成功への情熱」をいい加減に持つのはやめなさい。

👨成功とは結果であり、人間として大事なことをし続けてこそあとから必ず付いてくるものだから、拝金主義などの考え方から成功を求めるのはやめよう』。というような長~いタイトルなような気がするのです。

 

👩「成功」、そんなキャッチャーなタイトルで真実へと誘導してくれる日本一(👴いや世界一だろう)の名著、

👨稲森和夫さんの📖『成功への情熱』です。

 

👧ユニクロの社長さんにも捧ぐ。

 

序文

 

ここ数年、経済的にも政治的にも世界的なレベルで大きな変動が起こり続け、現在は混迷の時代と呼ばれている。

なぜそのような社会となってしまったのか❔

我々人類は生きるための判断基準として

宗教的行動規範、

モラル

を持っていたのだが、

近代文明が発達するにつれ、

それを(宗教的行動規範とモラル)を

軽視するようになったからではないだろうか❔

 

無神論的なものが近代的であるという風潮がもてはやされる今日、

この人間の判断基準となるべき宗教的規範、倫理観を誰も信じなくなっている。

人間としてもっとも大切な倫理、モラルが消失した現代社会において、多くの人は何を基準として行動すればいいのかわからなくなってしまい、現象面の大きな変化にただ惑わされ、将来に対し不安を抱き、悩み苛立ちを感じ始めている。

 

しかし、時代がどのように変わろうとも人間の本質は変わらない。必要なことは

「人間とは何か」

「人生とはいかにあるべきか」

「人間として何が正しいのか」

 

など、人間としてもっとも基本的な倫理、哲学を真剣に探究することであり、

その中で自己の存在意義を確認し、

自らの人生の指針としての哲学(考え方)を

考え方を確立することである。

 

 

 

(👴問題は、

パナソニック(松下電器)の創業者松下幸之助さんでもみんなそうだが、

稲森和夫さんらが亡くなってしまったあとの日本企業のゆくえ(考え方)が変わってしまわないかがいちばん心配だ。問題は、創業者の考え方をしっかり引き継いでゆけるかどうかが問題だ。)

 

 

京セラは創業以来たいへん順調に発展を続けているが、その理由を問われると私(稲盛)は、

「企業哲学があり、それを社員と共有できているからです」と答えているのである。(中略) 

企業哲学を確立し、それを社員と共有するための勉強会を開催している。

このように私どもに成功をもたらした「哲学」、簡単に言えば「考え方」を教えてほしいとの問い合わせを多くいただくようになり、私は自分の基本的な考え方をまとめた『心を高める、経営を伸ばす』という本をPHP研究所より1989年に出版させていただいた。

👩👆️この本も昨日、売っていた。今すぐ書店に電話しておこう❗

👨はい、買いました❗📖『心を高める、経営を伸ばす』[新装版] 

副題は、「素晴らしい人生をおくるために」。

読むのが楽しみだなあ❗

👩パパ❗私が先に読みたい❗

👨いや、ぼくが先だ❗

📖(本):そんなに引っ張ったら痛いよ😢夫婦で仲良く読みなさいよ❤️

👩あら、ごめんなさい😁

👨スミマセン😅

稲盛:それではいくよ❗いいかい❔

👨👩はい。)

 

京セラは今から6年ほど前、従業員が1万人近くいる米国の有力な電子部品メーカー、AVX社を買収した。

通常、日本企業が海外の企業を買収すると、本社から経営陣を送り込み、管理しようとする。

しかし、私は企業合併は結婚のようなものであり、心から信頼できる関係を築き上げることがもっとも大事だと考えていた。

だから、買収が成立しても、経営陣はそのままにし、京セラの考え方をできるだけ早く先方に伝え、共有できるようになりたいと思った。米国は個人主義の徹底した社会であり、個人的な利益の追求が優先される社会である。

そのような米国社会において確固たる地位を築いた同社の幹部に、私の

🌕️「自分の才能は私物化してはならない」

🌕️「私心があってはならない」

🌕️「働く意義や目的がもっとも重要だ」

🌕️「思いやりを持つことこそ大切である」

というような経営哲学を受け入れてもらうことは容易なことではない、逆に反感を買うだけだ、というのが当社の米国法人幹部の意見であった。

そうであっても、京セラの経営哲学を理解してもらい、受け入れてもらわなくては信頼関係は構築できない。

そう思い、私が講師となって、京セラの経営哲学についての同幹部社員と勉強会を始めることにした。

 

(👧入るんだったら、稲盛和夫さんのような社長がいる、京セラみたいな会社で働きたい❗

👨京セラの経営哲学を読んで、もっともだと思った。

👩こんな素晴らしい会社で働けたらどんなに幸せだろう❤️)

 

P.4

まず、先に紹介した『心を高める、経営を伸ばす』を英訳したものを彼ら(同社米国幹部社員)に配り、感想を求めた。彼らの最初の反応は予想通り全く否定的なものであった。

「そのような考え方では日本では成功できても米国では成功できない」

「それでは我々はついていけない」

と言うのだ。

 

しかし、私は人間の本質は洋の東西を問わず同じであり、京セラの経営哲学も普遍的なものである。だから、こちらが純粋な気持ちで、誠意を持って話をすれば必ず受け入れてもらえる。そう信じ、私はこの勉強会に臨んだ。

 

🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️

そこ(勉強会)で私は率直に自分の考えを伝え、彼らの疑問に対しひとつひとつ丁寧に答えるようにした。

私はそのような真剣な質疑応答が数日間続く勉強会を再三にわたって開催したのである。

そして彼ら(米国AVX社)は「あなたの経営に対する考え方はよくわかった。その方が確かに素晴らしいので、これからはあなたの経営哲学をベースとしてAVX社を経営していきたい」と言うようになった。

 

この勉強会の資料として使った📖『心を高める、経営を伸ばす』の英訳に、私との質疑応答を加え、米国人にも理解されやすいように編集されたものが

『A PASSION FOR SUCCESS(成功への情熱)』という本にまとめられ、昨年夏、米国にてマグロウヒルより出版された。本書はその日本語版である。

 

この勉強会の結果何が起こったのか。私たちは共通の経営哲学を持つ同志として信頼し合い、尊敬し合えるようになった。そして、AVX社の実績も前とは比べものにならないほど良くなり、売り上げはこの6年間で約3倍に、利益は約6倍に増え、昨年夏にはニューヨーク証券取引所に再上場するまでになった。

 

つまり、経営哲学を持ったことにより、会社は発展し、同社の社員はより素晴らしい人生を歩めるようになったのである。

🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️

これは、哲学を持つことが経営においていかに重要であるかの実証でもある。

🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️

そして、私は、哲学を持つことの重要性は人生においても変わらないと思っている。

 

冒頭にも申し上げたが、現在の混迷する社会の中で、多くの人はただ毎日を生きることに忙しく、人生の意味を失い、精一杯生きることへの情熱さえ失ないかけてる。

しかし、本当は誰しも自分の生き方を確立し、意義のある人生を燃えるような情熱を持って送りたいと願っているはずである。

 

本書の中で、人間としての行動規範、モラルというものができるだけ平易に表現されているが、

🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️🌕️

それは私(稲盛)がもっとも重要だと思うからである。

読者の方がこれを読まれる中で、生きることの本当の価値を見いだされることを、

また、本書がより素晴らしい人生を歩むために少しでも役立つことを願っている。

1996年1月  稲盛和夫

 

 

👴同じ年齢の者として提言したい。

ユニクロの社長さんは新疆綿を使用しているならば中ごくにある工場まで出向いてウイグル人がどのようにして働いているかご自身の目で確かめて来なさいよ❗

その時、東大教授の阿古智子さん(著書📖『貧者を喰らう国』等)とか、NGO(非営利組織)とか、JICA(国際協力機構)とか、中ごくのウイグル人の現実を見たい人たちをたくさん同行すると良いよ。社長の目だけではきっと真実がわからないと思うから。

 

👩稲盛さんだったら考えて考えて、きっとそうされるに違いないと思います。

南モンゴル、チベット、ウイグル…、

出自を打ち消す民族浄化なんかをしている国を冷ややかな目で見ることをしなければならない。

民族浄化をしている国と一緒に仕事してはならない。

それはその国を甘やかすことになるから。

 

👨ぼくの友人の会社は、中ごくに支店がたくさんあるな。

👩だから何❔あるからこそ目をつぶってはいけない。改善していけばいいの。

👧でも、実際に出来るの❔そんなこと。

👩やるっきゃないって、稲盛さんは言っているよ。

👨ママ、全部稲盛さんのせいにしちゃダメだよ。

 

👩もしその国で作られた綿などが従業員に賃金を支払わずに生産されていたら、日本の社長さんは、どう言い訳するの❔「知りませんでした」では済まない❗

もしもよ、自分の会社が生産した監視カメラと盗聴器などが大勢の人間を監視するために大々的に使用されていたらどうしますか❔「知りませんでした」では済まされない❗

 

🇬🇧イギリスが議長国となり行われた今回のG7。

G7開催期間中はイギリス内の開催地でG7各国が、自分の国の誇りたい産業・企業、企業の社長さんと従業員を呼んで会社のPRをしてもらっていた。

確か、造船業の社長さんだったな。「ウチの会社は原材料を輸入する国、製品(商品)を作ってもらう国まで社長の自分が見に行く。そしてきちんとなっているか社長自らの目で確かめる」とおっしゃっていました。「中ごくで作る場合は特に慎重にならねばならない」ともおっしゃっていました。

日本の社長さんは、この社長さんのようにきちんと現地まで行って、ご自身の目で確かめているの⁉️

 

👴そりゃあ、監査の時と同じで、皆、見せたくない部分を隠すだろうけれど、まったく行かないよりはうんとましだ‼️

👨それは、監査なんかない企業なんだと、バカにされないために‼️

👩「世界はあなたの国がやることを厳しい目で見つめていますよ‼️」と。

👧また、この21世紀に戦争なんか吹っ掛けてくる国にも、その戦争のやり方がサイバー攻撃だろうがなんだろうが、「今どき、いい加減にしなさいよ‼️世界を地球をこれ以上傷つけ、壊すつもりか‼️みんなで1つの地球に暮らしているんだぞ‼️」

 

👴「なんとかもっと良いやり方で共存できんのか‼️」と。

 

👨「共存」とは「共生」。共存・共生するには、まず企業の社長と、政府の要人が共存・共生の考え方を持たねばならない。持っていなければ始まらない。

 

ママ、何か読むべき本はある❔

 

👩稲盛和夫 著📖『新しい日本 新しい経営 世界と共生する視座を求めて』(TBSブリタニカ)

 

📖『21世紀日米共生の時代』日米21世紀委員会[監修]堺屋太一・稲盛和夫[責任編集](PHP研究所)

 

(👨「21世紀 世界と中国 共生の時代」という本もあれば読んでみたい。

👴「中ごくの共産党と、アメリカの民主主義は実は同じ哲学(考え)だった❗」なんて結論は困るぞい❗

👩そんなものは哲学でもなんでもない❗自己中心学だ❗

👧おかあさん❗おじいちゃんもパパも❗

👴👨👩良いじゃんか❗

👧何て騒がしい家族っ(笑)

1人ずつ挙手して意見を言ってよ❗うるさいっ❗)

 

 

📖『哲学への回帰 資本主義の新しい精神を求めて』「行き詰まりの時代」を打開する新たなる指針 稲盛和夫/梅原猛 (PHP文庫15周年)

本書「終章」より。

何事もそうなのですが、「基本」を忘れることなく実行し、行き詰まったら「原点」に帰って考えることが大切なのです。さらに付け加えれば、一つの限界にさしかかった時代に生きるわれわれは、さまざまな面で行き詰まりという事態に直面しているわけですが、だからこそ「原点に帰る」ことを意識しておかなければならないと思います。

(👨五木寛之さんや保坂正康さんがおっしゃっている、いったん原点・昭和の原種に帰る、という意見と同じだ❗)

 

 

 

📖『日本国改造プログラム 立国は公にあらず私なり』

稲盛和夫/小田全宏

説明

内容紹介

いまこそ国民が立ち上がるとき! 松下政経塾出身の気鋭が硬直した政治システムを根本から変えるプログラムを示す注目の書。

日本政策フロンティアは、2002年1月に設立された、国家政策立案に特化した民間シンクタンクである。最高顧問は稲盛和夫・京セラ名誉会長、代表は松下政経塾出身の小田全宏氏。小田氏は選挙の立候補者による「公開討論会」を全国に広め、国民の手で首相を選ぶ「首相公選」の会を主宰するなど、一貫して国民主権の政治改革を唱えてきた。本書は、岩盤のような旧態依然とした社会構造、機能麻痺を起こしている政治システム、理念なき経済・教育・福祉・外交政策に対し、抜本的な改革を促すプログラムを提示したもの。その中身は、「政治家の任期を法文化(首長4年3期、衆議員25年、参議員4期25年)し、政治の腐敗を除去する」「選挙権を18歳にし、若者における政治意識を高める」🌕️「国会議員の肉親への直接地盤継承を原則として禁止する」など大胆な提言ばかり。これらを実現するための国民運動を起こそうというのが本書の狙いでもある。

 

内容(「BOOK」データベースより)

いまの日本は、法律を多少変えたくらいではどうしようもない閉塞状況に陥っている。それを根本から立て直すには、岩盤のような旧態依然とした社会構造を、抜本的に大変革しなければならない。本書では、特に機能麻痺を起こしている日本の政治を、根本的に変える大変革プログラムを提示する。

 

内容(「MARC」データベースより)

閉塞状況に陥っている日本を根本から立て直すには、旧態依然とした社会構造を抜本的に大変革しなければならない。特に機能麻痺を起こしている日本の政治を、根本的に変える大変革プログラムを提示する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

稲盛和夫

1932年、鹿児島生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミツク株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。また84年には第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。一方、84年には稲盛財団を設立すると同時に「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。他にも、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、経営者の育成に心血を注ぐ。

 

小田全宏

日本政策フロンティア代表。1958年、彦根市生まれ。東京大学法学部卒業後、(財)松下政経塾入塾。松下幸之助翁指導のもと、🌕️一貫して人間教育を研究。1991年には、(株)ルネッサンス・ユニバーシティを設立し、以来多くの企業で“陽転思考”を中心に、人材教育実践活動を行う。1996年には、地球市民会議(リンカーン・フォーラム、NGO)を設立し、全国で立候補者による“公開討論会”を実現させ、その回数は450回に及ぶ。2000年から、🌕️国民の手で首相を選ぶ「首相公選」の会を主宰する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

 

👴「国会議員の肉親への直接地盤継承を原則として禁止する」、いいね👍️

親の地盤が肉親に継承されたら、国民のために国会議員になりたい人の議席が少なくなってしまうし、努力もへったくれも必要なくなってしまう。簡潔に言えばずるい。もう「歴史は夜作られる」みたいな、国民に隠れた場所でこそこそ話し合うのはやめよ❗国民主権だと、言っておるだろうが❗忘れたか⁉️

 

👧そんなだったら、フリーメーソンやイルミナティの13家系と五十歩百歩じゃないですか❗

 

👴ぼろんくそんだな。しかし、少数意見と批判精神こそ必要じゃ。こちらこそが世界を救うかも知れん。

 

👨👩「首相公選」、いいね👍️

私たちが実際にそばで意見を聴いてみて、自分の手で日本の総理大臣、首相を選びたい。いま、そうすることが必要だと思う。

 

👴言ってみれば国民が社長で、総理大臣は一番上の部下。国会議員は社員です。

 

👩あっ、まだ名著があります❗

 

📖『完本・哲学への回帰

人類の新しい文明観を求めて』(PHP研究所)

 

発売日 2020年02月26日

 

在庫あり

 

ISBN 978-4-569-84660-6

 

著者 稲盛和夫著/梅原猛 共著

 

内容 

🌕️「アメリカ文明は正しいのか」

🌕️「環境問題・進歩から循環の思想へ」

🌕️「“働く意義”を利他の精神から考える」

🌕️「日本人の道徳の復興」

 

日本のゆくえ、日本人の生き方・考え方を明瞭に説く名著が復活❗

 

電子書籍 あり

 

 

書籍発行所の解説から

 

 地球環境問題、テロや地域紛争、反社会的な事件、経済危機、企業破綻etc……。

東西冷戦が終わり「希望の21世紀」を迎えるはずだった世界と日本は、期待に反していくつもの大きなトラブルに見舞われた。

 そのような状況において地球全体、あるいは国家として企業としてどう対処すべきか❔一人一人の考え方や行動をどのように変化させ、問題解決を図っていくか❔人類の叡智が問われるようになる。

 

 そこで、1990年代半ばから2000年代にかけて、

❇️日本を代表する経営者である京セラ名誉会長の稲盛和夫氏と、

❇️当代随一の知識人である哲学者の梅原猛氏(2019年1月逝去)に、

🌕️現代文明の在り方について、継続的に対論を行って頂いた。

問題解決へのヒントを深くわかりやすく日本人に提案し続けます。

 

 本書はお二人の叡智の結晶である3冊の対論書籍、

❇️『哲学への回帰(1995年9月発刊)、

❇️『新しい哲学を語る』(2003年1月発刊)、

❇️『人類を救う哲学』(2009年1月発刊)

を集大成したものです。

各書籍は発刊後、それぞれの時代、社会にインパクトを与え、多くの読者の支持を得た。

 

 ただ残念ながら、3冊の書籍で訴えてきた

❇️「地球環境問題の解決」

❇️「倫理観の高い資本主義の創造」

❇️「〝働く意義〟の再構築」

❇️「一神教的世界観から多神教的世界観への転換」

❇️「日本人の道徳心の復興」などの諸問題は、いまだ解決に至っていない。

 

 そしていまこの時においても、人類社会には地球規模での大きな変化が日々発生し、解決すべき問題が山積して、われわれのもとに押し寄せてきている。

 

🌕️そこでもう一度、迷走する現代社会に対して、はっきりとした道筋を提示することが重要であろうと考え、

 

❇️『完本・哲学への回帰』の発刊。

🌕️「希望と幸福に満ちた世界・日本の再構築」に向け、ぜひ再びお二人の叡智からヒントを得てほしいです。

 

 

👨👩👧はい。

 

 

 

 

🎵『卒業写真』

作詞・作曲 荒井由実

 

 

悲しいことがあると

開く革の表紙

卒業写真のあの人はやさしい目をしてる

 

町でみかけたとき

何も言えなかった

卒業写真の面影が

そのままだったから

 

人ごみに流されて

変わってゆく私を

あなたはときどき

遠くで叱って

 

話しかけるように

ゆれる柳の下を

通った道さえ今はもう

電車から見るだけ

 

あの頃の生き方を

あなたは忘れないで

あなたは

私の青春そのもの

 

人ごみに流されて

変わってゆく私を

あなたはときどき

遠くで叱って

 

あなたは

私の青春そのもの

 

 

 

👨👧就職した企業(の方針(考え方))や、

地域のコミュニティの考え、

親の考え、先生の考えなど、

周囲の人の意見と行動に流されながら真似をしていくしか生きられない自分。

 

 

👩果たしてそうなのだろうか❔戦時中でもあるまいし。

 

 

👧それが、そうもいかないのよ。

 

 

👨現実に自分の考え方が、行動が、精神が、

本当に自由で伸び伸び居られるのは、大学生活の4年間と、

 

👴会社を定年退職したあとだけかも知れん。

 

 

 

👩何か世の中が間違っている時もあります。

 

👴それは、たとえば、

「戦争とプロバガンダ」と言って、

大衆が戦争に誘導され、賛同してしまう時❗

 

 

👨郷美、稲盛和夫さんや梅原猛さんや、たくさんの先輩の名著を読んだのだから、頑張って勉強して企業の社長になるんだ❗

 

 

👧そう言うパパもまだやれるよ❗

 

 

要するに、稲盛和夫さんや梅原猛さんや、私たちがご紹介させていただいた著書は、(大)企業の社長さんと政治家が読むべきだと思います。

 

 

 

👩🎵『卒業写真』とブログの内容とは直接関係ありません。

 

👨🎵恋人よ、君を忘れて

変わってく僕を許して

華やいだ街で君への贈り物(ブランド)

探す 探すつもりだ。

 

👩いいえ、あなた、

わたしは欲しいものはないのよ。

ただ都会の絵の具(うわべだけの華やかさや考え方)に

染まらないで帰って

染まらないで帰って。

 

 


ステレオタイプ

2021-10-13 07:05:28 | 日記

 

ステレオタイプとは、特定のグループの人々、多少の例外を除いて、その大多数の人々に適用される「固定化」した特徴や意味合いを内包するレッテルによって示される。例えば、「あの人は女性だから…」とか、「あれは子供だから…」とか、その人に「女性」、「子供」のレッテルを貼り、それだけでその人を理解したつもりになってしまうこと。これは条件反射を利用した行為。🔻🔻🔻そのとき私たちは自分で独自に考えてはいない。

固定化したイメージは、考えるという行為を妨げ、私たちを思考停止に追い込む。この「固定化」されたイメージが「ステレオタイプ」。

 

(👧あれっ❔おかあさん、やけに字が大きいわよ!直して。

👩直せないの‼️

👧(笑)

👩外見はどうでもいい。大切なのは内容。パソコンが出来ないからってそれが何❔パソコンが出来ないこととあたしの頭の中とは何にも関係ない。馬鹿にすんな。

👧あはは。はいはい、わかりました。続けてください。)

 

ステレオタイプによって私たちは間違いも犯す。固定化されたイメージに翻弄されると、実態とはかけ離れた、実態のほんの一面だけのイメージを、あたかもその人の全体であるかのように勘違いしてしまう。レッテルで理解した瞬間、私たちの目や心は、その(人の)実態(真実)がみえなくなっている危険性がある。実態とは異なるレッテルだけで、1つのイメージを私たちに見せつけたり、植え付けたりする。それが「ステレオタイプ」の威力だ。

 

 

 

17世紀にアフリカ大陸に住んでいた人々が、労働力を提供する「商品」として西アフリカの海岸から南北アメリカ大陸やカリブ海まで大西洋を横断して輸送されてきた。それが大西洋奴隷貿易だ。

 

アメリカ合衆国の法律には大きく分けて連邦レベルの法律と州レベルの法律がある。奴隷貿易は、連邦の法律で1808年に禁止された。しかし、その段階ですぐに奴隷制がなくなったわけではない。それどころかアメリカ合衆国内ではその後「黒人」を「奴隷」として売買する取引が盛んに行われた。とりわけ綿の栽培がメキシコ湾に面した南部諸州で始まると、大西洋岸の南部諸州が「奴隷」の供給地となり、奴隷制は、アメリカ合衆国独立後も南部にさらに浸透し、「黒人奴隷」の「ステレオタイプ」もつくられていった。

奴隷制度時代にも自由身分の「黒人」もいた。彼らは奴隷身分の「黒人」とは法的に別の存在です。南北戦争後に奴隷制が廃止されると元「奴隷」であった人々が解放され自由身分になるが、元「奴隷」であったか否かで、その人生は異なる。

さらに、20世紀に入ると、カリブ海地域からアフリカ系の