占い師横山順一ブログ。視覚障害者の占い師横山順一のブログです。昭和41年4月生まれ。

元道頓堀占い横町の占い師。
現在、神戸駅付近でうらうラコウベと言う占い点を経営。
数理学で有名な金澤葉香先生門下。

(300円貸してくれませんか)、ちょっと頼む相手が違うんじゃないの。

2013年12月03日 | Weblog
 昨日午後10時半、帰宅の途中垂水駅で(すみません)と声をかけられました。
それで何ですかと聞いて見ると、(私は生活保護を受けているのですが、ムニャムニャ
ムニャムニャ、300円貸してくださいませんか)とのこと。
 それで私は、(私もそれほど豊かではないので他の人を当たってください)と言ってその場をさりました。
 それにしても、そんなんだから生活保護を受けてもお金に困る、また計画性がない、
さらに、誰がお金を持っているか、それを見抜けないのだと思いました。
 一般的に目の見えない物の大部分は、鍼灸マッサージの仕事をしているのですが、今は信じられないぐらい生活が苦しくなっているのです。
それは、その分野がいち早く規制緩和されて、接骨院がどんどんできたり、国などの指定する免許が無くても
簡単なマッサージの仕事が一般の人にもできるようになって、競争が激化したからです。
 ところが、目の見えない物は、他の仕事に転職するのが極めて困難な状態で、
私のような物はかなりの異色な存在と言って良いのですが、そう言う私に恵んでくれと声をかけてくるとは。
 誰かに何かを恵んでもらおう、誰かに助けてもらおうと言う前に、自分から動くべきだと思います。
 例えば、目が普通に見えているのだから、紙に、(重い荷物200円で運ぶの手伝います)とか、
お年寄りが集まるところで、(小さなこと数百円で手伝います)などなど、いくらでも手はあると思います。
 それと、誰しも一生のうちで1回ぐらいは絶体絶命のピンチになる経験をした方もいると思います。
 そんな方なら、助ける、あるいは手伝ってもらう目的で声をかけてくれるかも知れません。
そして、うまくすれば、その方が雇ってくれる可能性もあると思います。
 要するに、やる気の問題です。
 昨日は、帰宅途中でそれ以上言えなかったのですが、その方にも積極的になってもらいたい物です。

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