3年Yです。
レポート作成真っ最中。いつもこのタイミングでブログが書きたくなるのはわかりやすい「逃避」の例ですよね。
8月25日から9月5日にかけて行った縦走から早3か月がたとうとしています。早すぎる。光陰矢の如しというかもうレーザービーム。
現役のほうは冬合宿の準備を進めています。
みんなレポート、バイト、ほかのサークルとも掛け持ちしたりして、活動している感じです。
今日は夏合宿の縦走について、回顧録的に書いていこうと思います。
参加メンバーで山域ごとにブログの担当を割り振っていた覚えがあるのですが、すみません覚えていない…
全体のなかで印象に残ったことを書いていきます。
行動記録や個人の反省などが見たい方は、九大山岳部のHPから、報告書を閲覧ください。
ブログも、今回のは薄い記述なので、ぜひほかの人もお手すきのタイミングで書いてください。
私が参加したのは北アルプスほぼ縦断縦走です。
白馬栂池自然園から入山し、白馬岳、唐松岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、爺が岳、と後立山の主峰を歩き、
そのまま針の木岳、烏帽子岳、野口五郎岳、鷲羽岳、槍ヶ岳、穂高岳、焼岳まで歩いてしまおうという計画をたてました。
参加者は同期の3年A、2年M、自分の3名で、2年のMは爺ヶ岳を踏んだ後、扇沢に下山。
後半は3年同期2人で歩くという感じで考えました。
先に結果だけ言うと、奥穂高まで行った後、ザイテンから涸沢に下山、上高地からバスで帰りました。
前半の後立山縦走の天候は、ガス時々晴れ、という感じで、強風や豪雨に合うことはありませんでした。
ざくっとした工程は以下です
8月25日 栂池自然園~白馬大池山荘
26日 ~天狗山荘
27日 ~五竜山荘
28日 ~冷池山荘
29日 ~針ノ木小屋
30日 ~船窪小屋
31日 ~烏帽子小屋
9月1日 雷雨のため沈殿
2日 ~三俣山荘
3日 ~槍ヶ岳山荘
4日 ~穂高岳山荘
5日 ~上高地
8月28日に冷池山荘のテント場からみた夕暮れ、翌29日に爺ヶ岳に続く稜線からみた朝日は、縦走中にみた景色の中でも、忘れられないもののひとつです。雲海は一つの生き物のようで、遠くに見える富士がまた美しく、立山方面を見ると剣岳が厳かにたたずんでいて、あぁ1週間前にはあそこに登っていたんだとうれしくなったり…
山っていいですね(単純)
29日、種池山荘でMと別れ、後半戦に突入した日には、実は一番メンブレしてました。
この縦走、最後までいけるのだろうか…自分の身体がどこまでもつのか…
マイナス思考に傾いていて、自分がなにをしているのかわからないような感覚があった気がします。
縦走中一番の晴天で、最高の展望。縦走路も快適で、右には立山、左には信濃大町が一望できる大パノラマ。
その美しい景色とは裏腹に、日差しが強く体力的にしんどかったことや、針ノ木岳で槍ヶ岳までの稜線を一望した時、本当にこれを歩くのかと、不安に飲み込まれたことをおぼえています。
不安を抱えたまま、30日、針ノ木小屋のテント場を出発。
不思議なもので、歩き出すと不安や迷いはなくなり、目の前に現れる道を上り、下る、ただそれだけ、というような、
とてもすっきりした精神状態になりました。
その後ももくもくと歩き…
9月3日に西鎌尾根手前から槍ヶ岳が見えたときは叫びました(笑)
針ノ木岳から遠くに小さく見えた槍が目の前にある。
北アルプスのダイナミズムを体感した瞬間でした。
最終的には9月5日に下山したわけですが、当日の朝まで、進むかどうか、ぎりぎりまで話し合いました
実は5日は晴天、6日も午前中は好天の予報でした。
西穂までならいけるかもしれない。ジャンダルム、西穂高は憧れです。
なにより目の前にその道があって天気もいい。
しかし台風は迫っていて、6日には最接近。勢力もめちゃ強いらしい。
小屋に避難したいとこだけどお金がない(!)二人とも体力的に余裕があるとはいえない。
下山しようかとなりました。
このとき死ぬほど行きたかった西穂高ですが、今後もおなじ熱量で登りたいと思うのか、金銭や時間を作ることができるのか。そのようなことを考えると、これからのことはわからないし、ましてや社会人になったら難しかったりするのでは?と思い至ります。そうすると「山は逃げない」、という言葉は、山=自分が登りたい山と捉えると、本当じゃないよなあと私は思います。剣での定着のときも、同期のSとそんな話をしていた記憶があります。
この縦走、とても楽しかったです。
長く山に登りたいなと思うようになり、行きたい道、場所が増えました。
同期のAにはお礼を言いたい。
定着と合わせると同じテントに3週間?近くいたわけで、迷惑をかけることもたくさんあったと思います。
行動中もせっかちなことが多いし、かとおもえば急にメンタル落ちるし…改めてありがとうございました。
現実に戻って、深呼吸して、レポートを進めます。
大学生活は短い。やりたいことやろう。
ここまで読んでくださったかた、お付き合いいただきありがとうございました。
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