こんにちは。
2年の竹田です。
昨日10月30日、野北の岩場に行きました。1年のMにとっては初の野北。彼にとって初の野北は山岳部での思い出の中でも最も衝撃性の高いものとなることでしょう。ちなみに私はそうです。前置きなんぞない。ささっと内容に入ります。
参加者は部員7人全員。トレーニングは私の5分ほどの遅刻と(参加した皆さんごめんなさい)松林の懸垂下降のレクチャーと合わせて9:15に開始しました。懸垂下降のとりつきに着いたのは9:35、2年のAが懸垂下降の準備に入ります。A(2年)→M(1年)→T(2年)→S(2年)→Y(2年)→A(1年)→K(3年)の順に岩場を降りました。初めて本格的な懸垂下降をした1年のMの感想は「怖かった」でしたが、1~2分ほどで降りきったことから問題ないと思います。新入部員の難関の1つはクリアです。先輩としてはうれしい限りですが私の感情は複雑です。詳しくはちょうど1年前の野北クライミングの記事参照のこと。ここでの反省点はシングルのザイルは1、2番目の人が持っておくことでしょうか。ザイルをかけるが少々遅れました。
10:00過ぎにクライミングが開始されました。最初は2年のY、A、Tがそれぞれ大ハングの下、2段ハングの上、ルンゼの上にリードでザイルを掛けました。途中で帯状ハングの上にもザイルを掛けました。次に各部員の挑戦した主なルートを解説します。
3年のKは主に下級生の指導にあたっていましたが、途中でルンぜ右側壁(5.10a)をクリアしていました。Mが小ハング横クラックに苦戦していた時は近くまで登って教えたり、実際に登って見せたりしていました。来年指導する側に立つ私にとっては参考になりました。最終的にMはクライミングに成功。双方ともお見事です。
2年のAは主に2段ハング(5.10a)に挑戦していました。すでにクリア済みでは?と思っていましたが、将来リードをするため分析していたようです。それからMにクライミングを教えてもいました。
同年のYは2段ハングや帯状ハングダイレクト(5.10b)に挑戦していました。帯状ハングという名を私は初めて知ったのでもしかしたら違うのかもしれません。結果の成否は私が確認していないだけでわかりません。
同年のSは左の凹角(おうかく)(5.8)と小ハング横クラック(5.7)に挑戦し、クリアしていました。先々週に油山川の岩場のワイドクラックと銀河鉄道をクリアしていることも含め、着々と実力をつけているように思えます。ほぼ同時期に入部した私としてはうかうかしてられないです。
1年のAは2段ハング(5.10a)、帯状ハングダイレクト(5.10b)に挑戦していました。Aは私と共に2段ハングの攻略に徹底していたのですが、Aは1つ目のハング上部に手を置くことはできているのですが足がうまくかからず乗り越せないという具合です。ちなみに2段ハングの進捗は私より彼のほうが上です。くやしい。
1年のMはルンゼ(5.6)、2段ハング右横クラック(5.8)、小ハング横クラック(5.7)に挑戦しました。ルンゼは一回目で、小ハング横クラックは2回目にクリアしていました。残りの成否は未確認。
私はルンゼのリード、左の凹角、小ハング(5.10a)、2段ハング(複数回)に挑戦しました。ルンゼと左の凹角は難なくクリアしましたが、小ハングは複数回のトライでのクリア、2段ハングに至っては一つ目のハングすら乗り越えていないざまです。ただ、今回のトレーニングで左の凹角のリードへの挑戦も見えてきたし、2段ハングも一つ目のハングの上部に存在すると言われ続けていたガバをようやく確認することができたので、まずまずの成果を収めることができたのではないかと思っています。
※ほかにも私が確認していないだけであるかもしれません。どうかご容赦を。
その他のイベントとしましては、トレーニングの途中で別パーティと出会いました。その方々からは懸垂下降ポイントの付近で大きなスズメバチの巣を確認したから注意するようにと教えていただきました。さらには確認のためにか(その方々は懸垂下降ポイントにいて少し声が聞き取りづらかった)わざわざ懸垂下降で降りて伝えてくださりました。ちなみに教えてくださったスズメバチの巣の場所は我々が通らないところにあるので本ブログを読んでくださっています愛読者の皆様、ご安心ください。教えてくださった方々、本当にありがとうございました。
それから海で潜り漁業を行っている人たちも見かけました。野北の岩場では船を見ることはままありますが、実際に人が泳いでいるのを見るのは初めてでした。
トレーニングを終え、撤収は16:00に行われました。登り返しの順番はY(2年)→M(1年)→S(2年)→A(2年)→T(2年)→A(1年)→K(3年)です。1年のMにとってはビレイ無しかつ荷物を背負ってのクライミングは、フリクションノット(巻き結び)で安全確保をしていたとしても恐怖でしかなかったでしょう。しかし前半の2年3人のフォローもあって無事登り返すことができました。そのころ私はというと、途中でクラックに登山靴が挟まって、なかなか抜けず情けない悲鳴をあげていました。結局は後ろのA(1年)の助けもあって抜け出すことに成功しました。
新入生を伴っての野北クライミングはその内容の性質上、ほぼ毎回阿鼻叫喚になることが多いのですが、今回は特に大きな騒ぎが起こることなくトレーニングを終えることができました。来週は背振全山縦走。1年のMは参加しないものの、上級生でも難易度が高く、さらには負傷を負わせる魔境の山域と伝え聞いております。しかし来たる冬合宿を成功に収めるべく、果敢に邁進してきたいと思います。以上をもって本ブログを占めくくらせていただきます。
p.s.ブログ書くのに2時間かかるってマジ?明々後日危険物の試験なんだが。
2年の竹田です。
昨日10月30日、野北の岩場に行きました。1年のMにとっては初の野北。彼にとって初の野北は山岳部での思い出の中でも最も衝撃性の高いものとなることでしょう。ちなみに私はそうです。前置きなんぞない。ささっと内容に入ります。
参加者は部員7人全員。トレーニングは私の5分ほどの遅刻と(参加した皆さんごめんなさい)松林の懸垂下降のレクチャーと合わせて9:15に開始しました。懸垂下降のとりつきに着いたのは9:35、2年のAが懸垂下降の準備に入ります。A(2年)→M(1年)→T(2年)→S(2年)→Y(2年)→A(1年)→K(3年)の順に岩場を降りました。初めて本格的な懸垂下降をした1年のMの感想は「怖かった」でしたが、1~2分ほどで降りきったことから問題ないと思います。新入部員の難関の1つはクリアです。先輩としてはうれしい限りですが私の感情は複雑です。詳しくはちょうど1年前の野北クライミングの記事参照のこと。ここでの反省点はシングルのザイルは1、2番目の人が持っておくことでしょうか。ザイルをかけるが少々遅れました。
10:00過ぎにクライミングが開始されました。最初は2年のY、A、Tがそれぞれ大ハングの下、2段ハングの上、ルンゼの上にリードでザイルを掛けました。途中で帯状ハングの上にもザイルを掛けました。次に各部員の挑戦した主なルートを解説します。
3年のKは主に下級生の指導にあたっていましたが、途中でルンぜ右側壁(5.10a)をクリアしていました。Mが小ハング横クラックに苦戦していた時は近くまで登って教えたり、実際に登って見せたりしていました。来年指導する側に立つ私にとっては参考になりました。最終的にMはクライミングに成功。双方ともお見事です。
2年のAは主に2段ハング(5.10a)に挑戦していました。すでにクリア済みでは?と思っていましたが、将来リードをするため分析していたようです。それからMにクライミングを教えてもいました。
同年のYは2段ハングや帯状ハングダイレクト(5.10b)に挑戦していました。帯状ハングという名を私は初めて知ったのでもしかしたら違うのかもしれません。結果の成否は私が確認していないだけでわかりません。
同年のSは左の凹角(おうかく)(5.8)と小ハング横クラック(5.7)に挑戦し、クリアしていました。先々週に油山川の岩場のワイドクラックと銀河鉄道をクリアしていることも含め、着々と実力をつけているように思えます。ほぼ同時期に入部した私としてはうかうかしてられないです。
1年のAは2段ハング(5.10a)、帯状ハングダイレクト(5.10b)に挑戦していました。Aは私と共に2段ハングの攻略に徹底していたのですが、Aは1つ目のハング上部に手を置くことはできているのですが足がうまくかからず乗り越せないという具合です。ちなみに2段ハングの進捗は私より彼のほうが上です。くやしい。
1年のMはルンゼ(5.6)、2段ハング右横クラック(5.8)、小ハング横クラック(5.7)に挑戦しました。ルンゼは一回目で、小ハング横クラックは2回目にクリアしていました。残りの成否は未確認。
私はルンゼのリード、左の凹角、小ハング(5.10a)、2段ハング(複数回)に挑戦しました。ルンゼと左の凹角は難なくクリアしましたが、小ハングは複数回のトライでのクリア、2段ハングに至っては一つ目のハングすら乗り越えていないざまです。ただ、今回のトレーニングで左の凹角のリードへの挑戦も見えてきたし、2段ハングも一つ目のハングの上部に存在すると言われ続けていたガバをようやく確認することができたので、まずまずの成果を収めることができたのではないかと思っています。
※ほかにも私が確認していないだけであるかもしれません。どうかご容赦を。
その他のイベントとしましては、トレーニングの途中で別パーティと出会いました。その方々からは懸垂下降ポイントの付近で大きなスズメバチの巣を確認したから注意するようにと教えていただきました。さらには確認のためにか(その方々は懸垂下降ポイントにいて少し声が聞き取りづらかった)わざわざ懸垂下降で降りて伝えてくださりました。ちなみに教えてくださったスズメバチの巣の場所は我々が通らないところにあるので本ブログを読んでくださっています愛読者の皆様、ご安心ください。教えてくださった方々、本当にありがとうございました。
それから海で潜り漁業を行っている人たちも見かけました。野北の岩場では船を見ることはままありますが、実際に人が泳いでいるのを見るのは初めてでした。
トレーニングを終え、撤収は16:00に行われました。登り返しの順番はY(2年)→M(1年)→S(2年)→A(2年)→T(2年)→A(1年)→K(3年)です。1年のMにとってはビレイ無しかつ荷物を背負ってのクライミングは、フリクションノット(巻き結び)で安全確保をしていたとしても恐怖でしかなかったでしょう。しかし前半の2年3人のフォローもあって無事登り返すことができました。そのころ私はというと、途中でクラックに登山靴が挟まって、なかなか抜けず情けない悲鳴をあげていました。結局は後ろのA(1年)の助けもあって抜け出すことに成功しました。
新入生を伴っての野北クライミングはその内容の性質上、ほぼ毎回阿鼻叫喚になることが多いのですが、今回は特に大きな騒ぎが起こることなくトレーニングを終えることができました。来週は背振全山縦走。1年のMは参加しないものの、上級生でも難易度が高く、さらには負傷を負わせる魔境の山域と伝え聞いております。しかし来たる冬合宿を成功に収めるべく、果敢に邁進してきたいと思います。以上をもって本ブログを占めくくらせていただきます。
p.s.ブログ書くのに2時間かかるってマジ?明々後日危険物の試験なんだが。