右脚の付け根が、痒いようです。
前脚や後脚が届かない部分は
こうして口を使って掻くしかないわけですが
それにしても、その体の柔らかさには
いつも感心してしまいます。
体はほぼ正面を向いたまま
顔だけ真後ろを見られるなんて
人間では考えられません。
こんな生き物も、
首が左右に回る角度はかなり大きいですが
鳥類は頚椎の骨の数が多いから
それが可能だとのこと。
犬は人間と同じ哺乳類なので
首の骨の数も同じ。
けれど犬には鎖骨がないので
肩甲骨が横には広がらず
縦方向についているのだそうです。
だから、犬にはヒトのような肩が無く
そのため、こんなふうに
後ろを振り返ることができるのかもしれません。
「肩が無くて、肩身が狭くはないですか」
「そんなことは、ありません。
肩が無いおかげで
肩凝りに悩まされることもありませんし
肩たたきにあうこともありません。
不意に襲ってくる敵に
肩透かしをくらわせてやることもできます」
なるほど。
それではその便利な体の構造を利用して
時には過去を振り返ったり
わが身を振り返ってみたりしてはどうでしょう。
「おや。また顔にゴミがついている写真なんぞを
撮りましたね。こんなことをされたんじゃ
せっかくの美人もカタナシ・・・」
おっと残念。「カタナシ」は「形無し」です。
「肩無し」てはありませんよ。
見事にオチがつきました。
「やれやれ。ブログの更新は
私の肩にかかっています。
うまくオチがついて、
肩の荷がおりました」
・・・・・・いつもありがとう。
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