おもちゃで遊んでいるときに
うっかり手を伸ばすと
とても緊張した顔をします。
まるでおもちゃを横取りに来た
極悪人を見るような目つきです。
一度あげたおもちゃを取り返すつもりはありませんし、
第一、そのようなおもちゃで熱心に遊ぶのは
あなただけ。
ほかの誰もほしがりませんよ。
何度そう言っても
疑いのまなざしで
みつめてきます。
今までに一度でも私が、
あなたのおもちゃを取り上げたことがありましたか。
ええ、ありましたか!!
それに、
いつもあなたに
ご飯をあげたり
遊んであげたり
散歩に連れて行ってあげたりしている
私なのに、
どうしてそんなに
信用がないのでしょう?
しかし、ここで胸に手を当てて、
しかと考えてみたのです。
おもちゃを取り上げたことはなかったかもしれませんが
小走りに走っていく後姿や
かばんの中を覗き込んでから
弾む足取りで立ち去っていくCocoさんを
「今、何か持っていったでしょう」と
疑いのまなざしで見たことは
何度かありましたっけ。
現行犯を取り押さえたこともありますが
ぬれぎぬだったこともあります。
そうですか。
私があなたを、なにかと疑うから
あなたも私のことを
心から信じることができないと言うわけですね。
仲良く暮らしているように見えても
お互い相手のことを
心底信頼しているというわけではなかったのです。
渡る世間というものは
厳しいものですね・・・・・・。
ランキングに参加しています
クリックよろしくお願いします
↓ ↓ ↓