窓の外が急ににぎやかになって
Cocoさんが駆けつけてきました。
ベランダの向こうには公園がありますが
そこに、小学生の親子連れが何組か、集まっている様子です。
いつにないにぎやかさに不安を感じたのか
Cocoさんはいきなり
私の膝の上。
しかし、外の様子は気になります。
身を乗り出すくらいなら
膝から降りたらどうでしょう。
膝の上にとどまったまま
めいっぱい首を伸ばします。
やがて・・・・・・
そろそろと前脚を伸ばしたので
降りるのかなと思いきや・・・
両手を窓の桟にかけ
図々しいことに
後ろ脚は私の膝に乗せたまま
引き続き、外の様子を探っています。
外のにぎやかさは度を越していますね、という顔をしていますが
あなたのあつかましさは
わんことしての常識を越えていますよ。
しかも、フローリングの床を越えたその体勢に
どんな意味があるというのでしょう。
いたたた。
ピンポイントで体重をかけてくるとは
あなたの行動は想像を越えています。
足場が悪いからと言って
踏み固めようとするのはやめてください。
わんこと人の、立場の違いを越えて
力を合わせて、この難局を乗り越えたいところですが
ちょっと無理よ・・・。
と思ったとき、とうとう脚をすべらせて
Cocoさんは私の膝からずり落ちてしまいました。
外の騒ぎも峠を越えたようですが
ベランダに出て、
ちょっと様子を見てみましょうか。
あなたは中に、いてくださいね。
そんなに顔を押し付けるから
鼻の湿り気だけが
網戸越しに外に出てきていますよ。
網戸の跡が鼻についたり
網戸の汚れを吸いこんだりしないように
気をつけてくださいね。
取り越し苦労なら
いいのですがね。
ランキングに参加しています
