今日から再開します。
休んでいる間も、のぞいてくださった皆様、
応援してくださった皆様、
ありがとうございました。
またよろしくお願いします。
散歩の途中、遊歩道を通り抜けようとしたら
出口のところに、にゃんこがいます。
丁度ゴミの日。
通りにはみ出したゴミと
猫の間を通り抜けなければ
向こうの道路に出ることができません。
猫を苦手としているCocoさん。
「通ってもいいですか」と
猫なで声で聞いてみますが
さあ、どうですかね、とばかりに
にゃんこは冷たい態度です。
横を通る勇気が出ずに
Cocoさんはとうとう
その場にすわりこんでしまいました。
Cocoさんの方が
まるで
借りてきた猫のようです。
常日頃
家族が猫かわいがりするから
こんなへたれになってしまったのですね。
あんな小さなにゃんこ。どうということはないでしょうに。
しかしCocoさんは納得しません。
「大きさは関係ないでしょう。
あの生き物が、実は猛毒を持つサソリかなにかで
ただ猫をかぶっているだけだったとしても
小さいから平気だと、言えますか？」
なるほど。
一理ありますね。
Cocoさんは立ち上がると向きを変え
今来た道をさっさと引き返し始めたのでした。
にゃんこの横を通る、などという
危険を冒すくらいなら
遠回りして帰ります。
振り返るとさっきの猫は一歩も動かず
あきれたように
Cocoさんを見送ってくれました。
ああやれやれ。
大きな通りに出て、ほっと一安心。
緊張をほぐします。
私はやはりこのように
猫の子一匹いない道を
歩くのが好きですよ。
そう言ってにっこり。
表情が
猫の目のように
くるくる変わるCocoさんです。
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