目覚めの儀式

お昼寝から目覚めたときの
Cocoさんの一連の動きは
人間に似ています。

上の写真のように
まずは手足を伸ばしてストレッチ。

それでもまだぼんやりしているときは

目をこすります。

反対の目もこすって
今にも再び閉じてしまいそうなまぶたを、こじあけます。

それから、大あくび。
このあたりも、我々人間と同じ。

「もしかしたら、もう少し
寝ていてもいいんじゃなかろうか・・・」

わずかな期待を持って考えます。

「いや、残念だが、
やはりもう起きなくてはならない時間のよう・・・」

仕方がないので
しっかり目が覚めるように、ほふく前進。

「こんな動きは、人間はやりませんよ」
というご意見もあるかもしれませんが
少し離れた場所に置いた、目覚まし時計の
ベルの音を止めようとするとき

だれもが知らず知らずのうちに
ほふく前進をしているものです。

どっこらしょ、と、やっと起き上がりました。

髪の毛が、ひどく乱れています。

人間もわんこも、起きぬけの頭は
こんなものです。

目覚めたばかりのときは、
喉が渇いています。

体内の水分量も減っているので
水を飲みましょう。

ちゃんと目が覚めたら、
お腹がすいてきました。

健康的なCocoさんです。

ついでに勢いよく

ぶるぶるりんっ。

・・・人間とわんこ。

目覚めたときの動作や
感じ方の共通点を、ここまで挙げてきましたが

体をふるうこの動きだけは
人間には真似ができません。

でもその代り、
あなたからの遊びのお誘いには

「ふるって」参加させてもらいますからね・・・。

 

 

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眉毛が欲しい

Cocoさんが、眉根を寄せて寝ていると思ったら

こんな姿になってしまいました。
体の毛が、すっかり乱れています。

身の毛がよだつような
恐ろしい夢でも見ているのでしょうか。

可哀想なので、少しなだめてあげましょう。

ほら、こうすれば

目覚めたときに後ろ髪をひかれるような
素敵な夢が見られるかもしれません。

・・・などと、勝手なことをされても
眉一つ動かさない、
大物わんこ・・・と、言いたいところですが

Cocoさんには、残念ながら眉毛はありません。

Cocoさんの鼻の下の毛は
普段はこんなふうに、
真っ直ぐに揃っていますが

フリースの布に顔を押しつけて
ころころしながら眠った後は
こんな狭い部分でさえも、
すっかり乱れてしまいます。

ちょび髭が生えたような
顔になってしまいました。

ちょび髭も、場合によってはお洒落なのでしょうが
Cocoさんの場合は、
無精髭にしか見えません。

まばらとはいえ、自前の髭があるのですから
ちょび髭は、いりませんね。
なめて毛並みを整えてしまいましょう。

こんなもんですかね。

髭よりも
Cocoさんが欲しいのは、眉毛です。

眉毛があればさっきのような、飼い主の無礼に対して
釣り上げて怒ることができますからね。

手で顔の毛を上手に寄せて
眉毛を作りましょう。

どうです。

よく見えません。

角度を変えると、
目頭の部分に、少々逆立っている毛の束が見えます。

あれが、新しくできた
Cocoさんの眉毛でしょうか。

正面から見ると

丸いものが見えます。
眉毛というよりは
不思議な円形。

まるでミステリーサークルのようにも見えるだけに

これが眉とは

眉唾物、です。

 

 

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勝手気ままに生きてます

Cocoさんは、自分勝手です。

投げたボールを喜んで取りにいったので
持って帰ってくると思っていたのに

いつまで待っても戻ってきません。

見に行ったらリビンクで
一人で別の遊びをしていました。

片づけ物が残っているのに
寄りかかって寝込んだまま

全然動いてくれないことも多いし

用もないのにつきまとってくるかと思えば

外出していた家族が帰宅しても
出迎えをパスすることもあります。

まったく無視しています。

往々にして
勝手に決めようとする散歩コース。

名前に反して
勝手に入れないのはお勝手。

おもちゃを持ってきて
「遊ぼう遊ぼう」と言うので

「よーし。遊ぼう！」と誘いに乗ると

「やっぱり遊ばない」と
急に気が変わってしまいます。

「では勝手にしてください」と言っても
本当に勝手に遊ばれると
腹が立ちます。

勝手にしてほしくないのに
「勝手にしろ」と逆のことを言うなんて
日本語は
使い勝手が悪いです。

けれど

Cocoさんから今の勝手さが消えてしまって

聞き分けの良い
お行儀に良いCocoさんに、
もしもなったらそれこそ

勝手がちがって

しまうでしょうね。

 

 

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なりきり遊び

まるくて可愛い石があったので近づいてみたら
こんなにゃんこの顔が描いてありました。

にゃんこになりきっている、石です。

ここにも、ノラアザラシになりきっている石が！

と思って近づいてみましたが

それは考えすぎ。

ただの細長い石でした。

ここに立っている木は
近寄ってよく見ると

実は木目模様を刻まれた石。

木になりきって
遊歩道を彩っている石たちです。

こちらは

先月の雪の日に見かけたにゃんこ。

竹林の中、白黒の体を置いて
もしかしたらパンダになりきっているつもりなのかもしれません。

Cocoさんも負けずに
何かになりきりましょう。

緑色のカメを救助して
うらしま太郎になりきってみます。

でも、竜宮城へは連れて行ってもらえませんでした。

防寒具に身を包んだお地蔵さん。

Cocoさんもセーターを着込んで街角に立ち
お地蔵様になりきりましょう。

駐車場にうずくまり

高級外車になりきり～。

家に帰ってからは

「あらいやだ～。お～ほほほ」と
お上品なマダム。

これは・・・なにになりきっているのでしょう。

カラオケマイク？

「わんこ－ラス」だけね。

 

 

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ともあれ、とまれ

散歩中に目につく道路標示の中で
一番多いのは「止まれ」

文字の形は地域によって特徴があるようですが
Cocoさん地方で一般的な物は
上の写真の文字です。

こちらは、ちょっと珍しいタイプ。
これから、文字が太くされるのでしょうか。

消えかかっていますが
平仮名表記の「とまれ」

この表記は古いものだそうで
平仮名の「とまれ」は

実際に世の中から
消えかかっているそうです。

横書きの「とまれ」
マンションの駐車場の出口でみつけました。

こちらは
歩行者向け。

自転車に注意を促す「とまれ」

町の中にはこのように
いろいろな「止まれ」が、ありました。

家の中で
夢中で遊んでいるCocoさんは

「時間よ、とまれ」
と、思っているかもしれません。

いっしょに遊ぼう、と呼びかける時には
「この指と～まれ」という言葉が、ありましたっけね。

Cocoさんを、誘ってみましょう。

「いっしょに遊ぶ子、この指と～まれ」

ところが、私の人差し指を見たCocoさん、
撃たれたものと勘違いして
「やられた～」と、倒れてしまいました。

「違う違う。この指とまれ、だってば」

といくら言っても、
急には止まれないCocoさんです。

やり直しです。

「この指、と～まれ」

とまった！

けれど、指というより
てのひらに止まってしまっています。

せっかくだから指に止まってほしいので
手を少しずつ下に下げてみましたが・・・

Cocoさんの目が寄るばかりで
指に止まることは難しいようです。

下の方で、再挑戦。

「この指、とーまれ」

とまった！

調子が出てきましたよ。

今度はCocoさんが
左手をあげて

「いっしょに遊ぶ子、この指とーまれ！」

とまった！
とまった！

やっといっしょに

遊べそうです。

 

 

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