以下のURLから年度ごとの科学技術白書のメインタイトル(もちろん内容も)を追うことができます。今世紀に入ってからのメインタイトルを下記のように整理してみました。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/kagaku.htm
当方の視点からすれば、平成29年度科学技術白書において遂に「オープンイノベーション」に到達したといえます。20世紀の最後の10年のオープンソース運動にみられた国際的な激しい動きに巨人IBM同様に日本が取り残されたことが、当方は21世紀の日本の科学技術の全般的な低落を招いてきたと思います。
これからわが国がどこまで巻き返せるかどうかは不明ですが、日本人が不得意なオープンイノベーション、「伽藍とバザール」でいうバザール型イノベーションの加速に、初心に立ち戻って本気で取り組めるかどうかに、我が国の科学技術の振興はかかっていると思います。
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平成29年度科学技術白書 オープンイノベーションの加速
~産学官共創によるイノベーションの持続的な創出に向けて~
平成28年度科学技術白書 IoT/ビッグデータ(BD)/人工知能(AI)等がもたらす「超スマート社会」への挑戦
~我が国が世界のフロントランナーであるために~
平成27年度科学技術白書 科学技術により社会経済にイノベーションを起こす国へ
~科学技術基本法20年の成果とこれからの科学技術イノベーション~
平成26年度科学技術白書 可能性を最大限に引き出す人材システムの構築
~「世界で最もイノベーションに適した国」へ~
平成25年度科学技術白書 第1部 イノベーションの基盤となる科学技術
(白書タイトルフレーズ不明確<政権交代のためか?)
平成24年度科学技術白書 強くたくましい社会の構築に向けて
~東日本大震災の教訓を踏まえて~
平成23年度科学技術白書 第1部 「社会とともに創り進める科学技術」
平成22年度科学技術白書 第1部 価値創造人材が拓らく新たなフロンティア
~日本再出発のための科学・技術の在り方~
平成21年度科学技術白書 第1部 世界の大転換期を乗り越える日本発の革新的科学技術を目指して
平成20年度科学技術白書 第1部 国際的大競争の嵐を越える科学技術の在り方
平成19年度科学技術白書 第1部 科学技術の振興の成果-知の創造・活用・継承-
平成18年度科学技術白書 第1部 未来社会に向けた挑戦-少子高齢社会における科学技術の役割-
平成17年度科学技術白書 第1部 我が国の科学技術の力 −科学技術基本法10年とこれからの日本−
平成16年度科学技術白書 第1部 これからの科学技術と社会
平成15年度科学技術白書 第1部 これからの日本に求められる科学技術人材
平成14年度科学技術白書 第1部 知による新時代の社会経済の創造に向けて
平成13年度科学技術白書 第1部 我が国の科学技術の創造力
平成12年度科学技術白書 第1部 21世紀を迎えるに当たって
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メインタイトルからは文部科学省の白書担当部門の危機意識の高まりは読み取ることができます。
今世紀初頭数年の白書メインタイトルの戦略性や危機意識の無さ、「のどかな」ことに改めて驚きます!
バザ~ルは既に数十億台というアンドロイドやGoogleアース・ユニバースに発展・到達し、クローズドにみえるアップル製品・iPhoneなどもFreeBSDバザールを基盤にしているのです。
そしてわが国の駅前や郊外の大型電気店で、一番の大事な売り場である1階のメインフロアは、こうした製品で埋め尽くされているのを、どなたでも目撃できるのです。
駅前や郊外の大型電気店で日本企業の先端製品を探すのは既に困難になっているのです。ネットマーケットではもっと端的で刺激的過ぎます。白書担当部所の方々は伽藍の上に居すぎて大型電気店の様子をよく見ていませんでしたね。
科学技術白書のメインタイトルがやっと伽藍の上から普通の市民の目線にまで降りてこられたともいえるでしょう。
http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/html/kagaku.htm
当方の視点からすれば、平成29年度科学技術白書において遂に「オープンイノベーション」に到達したといえます。20世紀の最後の10年のオープンソース運動にみられた国際的な激しい動きに巨人IBM同様に日本が取り残されたことが、当方は21世紀の日本の科学技術の全般的な低落を招いてきたと思います。
これからわが国がどこまで巻き返せるかどうかは不明ですが、日本人が不得意なオープンイノベーション、「伽藍とバザール」でいうバザール型イノベーションの加速に、初心に立ち戻って本気で取り組めるかどうかに、我が国の科学技術の振興はかかっていると思います。
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平成29年度科学技術白書 オープンイノベーションの加速
~産学官共創によるイノベーションの持続的な創出に向けて~
平成28年度科学技術白書 IoT/ビッグデータ(BD)/人工知能(AI)等がもたらす「超スマート社会」への挑戦
~我が国が世界のフロントランナーであるために~
平成27年度科学技術白書 科学技術により社会経済にイノベーションを起こす国へ
~科学技術基本法20年の成果とこれからの科学技術イノベーション~
平成26年度科学技術白書 可能性を最大限に引き出す人材システムの構築
~「世界で最もイノベーションに適した国」へ~
平成25年度科学技術白書 第1部 イノベーションの基盤となる科学技術
(白書タイトルフレーズ不明確<政権交代のためか?)
平成24年度科学技術白書 強くたくましい社会の構築に向けて
~東日本大震災の教訓を踏まえて~
平成23年度科学技術白書 第1部 「社会とともに創り進める科学技術」
平成22年度科学技術白書 第1部 価値創造人材が拓らく新たなフロンティア
~日本再出発のための科学・技術の在り方~
平成21年度科学技術白書 第1部 世界の大転換期を乗り越える日本発の革新的科学技術を目指して
平成20年度科学技術白書 第1部 国際的大競争の嵐を越える科学技術の在り方
平成19年度科学技術白書 第1部 科学技術の振興の成果-知の創造・活用・継承-
平成18年度科学技術白書 第1部 未来社会に向けた挑戦-少子高齢社会における科学技術の役割-
平成17年度科学技術白書 第1部 我が国の科学技術の力 −科学技術基本法10年とこれからの日本−
平成16年度科学技術白書 第1部 これからの科学技術と社会
平成15年度科学技術白書 第1部 これからの日本に求められる科学技術人材
平成14年度科学技術白書 第1部 知による新時代の社会経済の創造に向けて
平成13年度科学技術白書 第1部 我が国の科学技術の創造力
平成12年度科学技術白書 第1部 21世紀を迎えるに当たって
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メインタイトルからは文部科学省の白書担当部門の危機意識の高まりは読み取ることができます。
今世紀初頭数年の白書メインタイトルの戦略性や危機意識の無さ、「のどかな」ことに改めて驚きます!
バザ~ルは既に数十億台というアンドロイドやGoogleアース・ユニバースに発展・到達し、クローズドにみえるアップル製品・iPhoneなどもFreeBSDバザールを基盤にしているのです。
そしてわが国の駅前や郊外の大型電気店で、一番の大事な売り場である1階のメインフロアは、こうした製品で埋め尽くされているのを、どなたでも目撃できるのです。
駅前や郊外の大型電気店で日本企業の先端製品を探すのは既に困難になっているのです。ネットマーケットではもっと端的で刺激的過ぎます。白書担当部所の方々は伽藍の上に居すぎて大型電気店の様子をよく見ていませんでしたね。
科学技術白書のメインタイトルがやっと伽藍の上から普通の市民の目線にまで降りてこられたともいえるでしょう。